第37問‐岡山県 令和4年度(2022年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「偽アルドステロン症」についての問題です。1つだけ、これまでにない選択肢があり、判別に苦しみます。当該選択肢が最終解答に影響するため、落としても仕方がないです。復習だけはしておきましょう。

第37問‐偽アルドステロン症

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「やや難」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「体内にカリウムが貯留し、体から塩分(ナトリウム)と水が失われることにより生じ る病態である。」ですが、誤った記述です。

 超絶定番論点です。

 体内に貯留するのが「塩分(ナトリウム)と水」で、失われるのが「カリウム」です。

 昔からよく出るので、ガチ暗記してください。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「副腎皮質からのアルドステロン分泌が増加することにより生じる。」ですが、誤った記述です。

 「副腎皮質からのアルドステロン分泌が“増加していないにもかかわらず”このような状態と なる」ので、“”アルドステロン症と呼ばれるわけです。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、「副腎皮質からのアルドステロン分泌」のところも、実によく出るので、ガチ暗記してください。「副腎“”質」と変えられます。

選択肢c

 選択肢cの「主な症状に、手足の脱力、血圧低下、筋肉痛、こむら返り、倦 怠感、手足のしびれ等が ある。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「血圧低下」のところです。

 「偽アルドステロン症」ですが、その症状は、「血圧上昇」です。

 症状のガチ暗記は、厳しいものがありますが、テキストを精読しておけば、変なところに、鼻が利くようになります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「小柄な人や高齢者で生じやすく、原因医薬品の長期服用後に初めて発症する場合もあ る」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 ここも、よく出ます。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:5

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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人体

 21問:消化器系

 22問:胆嚢・肝臓

 23問:呼吸器系

 24問:循環器系

 25問:血液

 26問:目

 27問:耳

 28問:外皮系

 29問:骨格系

 30問:筋組織

 31問:中枢神経系

 32問:交感神経系

 33問:医薬品の吸収

 34問:医薬品の代謝及び排泄

 35問:剤形

 36問:肝機能障害

 37問:偽アルドステロン症

 38問:呼吸器系副作用

 39問:泌尿器系副作用

 40問:皮膚に現れる医薬品の副作用

令和4年度 岡山県

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(午前:第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(午前:第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後:第1~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後:第41問~第60問)

独学向け教材

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