登録販売者 新潟県 過去問+解説 令和6年度(2024年度)第57問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「呼吸器系に現れる副作用」についての問題です。基本的なことの出題なので、難しいことはありません。確実に1点としましょう。

新潟県 第57問‐呼吸器系に現れる副作用

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「間質性肺炎は、医薬品の使用開始から短時間(1時間以内)で起きることが多い。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「間質性肺炎」のところです。

 正しくは、「喘息」です。

 数字の「短時間(1時間以内)」で判断してください。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 なお、「間質性肺炎」は、医薬品の使用開始から1~2週間程度です。

選択肢b

 選択肢bの「間質性肺炎を発症すると、肺胞と毛細血管の間のガス交換効率が低下して血液に 酸素を十分取り込むことができず、体内は低酸素状態になる。」ですが、正しい記述です。

 「間質性肺炎」の正しい記述です。テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「これまでに医薬品で喘息発作を起こしたことがある人は重症化しやすいので、同 種の医薬品の使用を避ける必要がある」ですが、正しい記述です。

 手引きには…、

 「通年性(非アレルギー性)の鼻炎や慢性副鼻腔炎(蓄膿症)、鼻茸(鼻ポリープ)、嗅覚異常等、鼻の疾患を合併している人や、成人になってから喘 息を発症した人、季節に関係なく喘息発作が起こる人等で発症しやすい。」

 「特に、これまでに医薬品(内服薬に限らない)で喘 息 発作を起こしたことがある人は重症化しやすいので、同種の医薬品の使用を避ける必要があ る。」

 …とあります。

 重要な禁忌なので、ガチで押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「喘息の原因となる医薬品には、アスピリンなどの非ステロイド性抗炎症成分を含 む解熱鎮痛薬がある。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 手引きには…、

 「原因となる医薬品(アスピリンなどの非ステロイド性抗炎症成分を含む解熱鎮痛薬など) の使用後、短時間(1時間以内)のうちに鼻水・鼻づまりが現れ、続いて咳、喘鳴(息をする とき喉がゼーゼー又はヒューヒュー鳴る)及び呼吸困難を生じる。」

 …とあります。

 太文字部分は、多々の出題実勢があります。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:2

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人体

 41問:消化器系

 42問:膵臓

 43問:肝臓

 44問:消化器系

 45問:呼吸器系

 46問:血液

 47問:脾臓・リンパ系

 48問:耳鼻

 49問:眼球

 50問:外皮系

 51問:筋組織

 52問:脳及び神経系

 53問:交感神経系

 54問:剤形

 55問:医薬品の代謝及び排泄

 56問:医薬品の体内での働き

 57問:呼吸器系に現れる副作用

 58問:偽アルドステロン症

 59問:黄疸

 60問:精神神経系に現れる副作用

令和6年度 新潟県 科目別

 ・インデックス

 ・薬事に関する法規と制度(第1~第20問)

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第21~第40問)

 ・人体の働きと医薬品(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

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