登録販売者 新潟県 過去問+解説 令和6年度(2024年度)第56問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「医薬品の体内での働き」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

新潟県 第56問‐医薬品の体内での働き

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「一度に大量の医薬品を摂取しても、ある血中濃度以上になるとより強い薬効は得 られなくなり、薬効は頭打ちとなるが、有害な作用(副作用や毒性)は現れやすく なる。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「全身作用を目的とする医薬品の多くは、使用後の一定期間、その有効成分の血中 濃度が有効域に維持されるよう、使用量及び使用間隔が定められている。」ですが、正しい記述です。

 これも、そのとおりの記述です。

 まあ、一読して、違和感を感じないものは、大概、「○」です。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「血中濃度はある時点でピークに達した後に低下するが、これは吸収・分布の速度が代謝・排泄 の速度を上回るためである。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「吸収・分布の速度が代謝・排泄の速度を上回るため」のところです。

 正しくは、「代謝・排泄の速度が吸収・分布の速度を上回るため」です。

 設問は、論理的におかしいですね。

 代謝・排泄の速度の方が早いから、血中濃度が低下するわけです。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「医薬品が効果を発揮するためには、有効成分がその対象である器官や組織中に、 一定以上の濃度で分布する必要がある。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。解説のしようがありません。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:5

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人体

 41問:消化器系

 42問:膵臓

 43問:肝臓

 44問:消化器系

 45問:呼吸器系

 46問:血液

 47問:脾臓・リンパ系

 48問:耳鼻

 49問:眼球

 50問:外皮系

 51問:筋組織

 52問:脳及び神経系

 53問:交感神経系

 54問:剤形

 55問:医薬品の代謝及び排泄

 56問:医薬品の体内での働き

 57問:呼吸器系に現れる副作用

 58問:偽アルドステロン症

 59問:黄疸

 60問:精神神経系に現れる副作用

令和6年度 新潟県 科目別

 ・インデックス

 ・薬事に関する法規と制度(第1~第20問)

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第21~第40問)

 ・人体の働きと医薬品(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

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