5問‐長崎県 R2年度(2020年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 第5問は、「基本知識」の「健康食品」選択肢の「エ」だけが際立って難しいですが、他の選択肢から、最終解答は導けるはずです。「エ」だけは、チェックだけしておきましょう。

5問‐健康食品

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢ア

 選択肢アの「健康補助食品(いわゆるサプリメント)は、カプセル、錠剤等の医薬品と類似した形状で販売されているものも多く、誤った使用法により健康被害を生じた例が報告されている。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 まあ、常識的に考えて判断しましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢イ

 選択肢イの「医薬品の販売に従事する者は、健康食品の安全性や効果を担保する科学的データの質が医薬品のものと同等であることを認識し、消費者に指導・説明を行う必要がある」ですが、誤った記述です。

 健康食品と、医薬品は、「別物」です。

 医薬品には、安全性や効果の裏づけが必要ですが、健康食品では、そう厳密には求められていないです。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢ウ

 選択肢ウの「特定保健用食品であるキシリトールを含む食品は、「虫歯を治す食品です」という表示が許可されている。」ですが、誤った記述です。

 選択肢のように、「虫歯を治す」だと、もはや、医薬品の表示となってしまいます。

 キシリトールの表示は、「虫歯の原因になりにくい食品です」などの表示ができるに過ぎません。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢エ

 選択肢エの「栄養機能食品は、各種ビタミン、アミノ酸に対して「栄養機能の表示」ができる

 間違っているのは、「アミノ酸」のところです。

 正しくは、「ミネラル」です。

 栄養機能食品の「栄養機能の表示」の対象は、各種ビタミン、ミネラルとなっています。

 「アミノ酸」は、対象となっていません。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

 まあ、これは、わからなくても仕方ないと思います。こんなところが出るなんて、ってな塩梅です。

 わたくし、問題を前に、5分ほど、頭を抱えました。

 今後の長崎県の定番論点になりそうなので、チェックはしておいてください。

答え

 「ア」は「正」です。

 「イ」は「誤」です。

 「ウ」は「誤」です。

 「エ」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:3

 もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が上がります。

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基本知識

 1問:医薬品の本質・・・「ふつう」。

 2問:医薬品のリスク評価・・・「ふつう」。

 3問:医薬品毒性試験法ガイドライン・・・「難」。

 4問:医薬品の基準・・・「ふつう」。

 5問:健康食品・・・「ふつう」。

 6問:医薬品の副作用・・・「ふつう」。

 7問:医薬品の副作用2・・・「ふつう」。

 8問:アレルギー(過敏反応)・・・「ふつう」。

 9問:医薬品の適正使用・・・「ふつう」。

 10問:医薬品や食品の相互作用・・・「ふつう」。

 11問:適正使用 事例問題・・・「ふつう」。

 12問:小児等・・・「ふつう」。

 13問:高齢者・・・「ふつう」。

 14問:プラセボ効果・・・「ふつう」。

 15問:医薬品の品質・・・「ふつう」。

 16問:一般用医薬品定義・・・「ふつう」。

 17問:セルフメディケーション・・・「ふつう」。

 18問:販売時コミュニケーション・・・「ふつう」。

 19問:一般用医薬品の役割・・・「ふつう」。

 20問:副作用の訴訟・・・「ふつう」。

R2 長崎県 科目別

 苦手科目の克服等には、以下の科目別リンクを利用してください。

 ・R2 長崎県 インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・薬事に関する法規と制度(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

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こまごましたもの

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