本問は、「法規」の「外箱側面記載事項」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「購入希望者が若年者であったが、15歳以上の用法・用量が定められていることか ら、氏名及び年齢を確認せずに販売した。」ですが、誤った記述です。
問題の資料には、「ブロモバレリル尿素」があります。
これは、「濫用等のおそれのあるもの」に指定されている成分です。
手引きには…、
「該医薬品を購入し、又は譲り受けようとする者が若年者である場合にあつては、当該者の氏名及び年齢」
…を、確認するように、規定されています。
本問では、「確認せず」とあるので、ダメです。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「前回購入日から7日間後に、同一人物から再度購入希望があり、そのまま販売した」ですが、誤った記述です。
「前回購入日から7日間後」と、購入までの時間が短すぎます。
手引きには…、
「適正な使用のために必要と認められる数量を超えて当該医薬品を購入し、又は譲り受けようとする場合は、その理由」
…とあり、この規定に引っかかる可能性があります。
よって、「理由」を確かめる必要があります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「当該医薬品の使用について、薬剤師又は登録販売者に相談することを勧める旨を店 舗に見やすく掲示した」ですが、正しい記述です。
資料には、「2に○」とあるので、「指定第二類医薬品」であることがわかります。
手引きには…、
「指定第二類医薬品の販売又は授与する場合には、当該指定第二類医薬品を購入しようとする者等が、禁忌事項を確認すること及び当該医薬品の使用について薬剤師又は登録販売者に相談することを勧める旨を確実に認識できるようにするために必要な措置を講じなければならないとされている」
…とあります。
よって、正しい処置です。テキストを精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「当該医薬品の陳列設備が情報提供を行うための設備から8メートル離れていたため、 陳列設備から1.2メートルの範囲に、医薬品を購入しようとする者が侵入できない よう措置を講じた。」ですが、正しい記述です。
頻出論点です。必ず解けるようになっておきましょう。
手引きには…、
「指定第二類医薬品は、「情報提供を行うための設備」から7メートル以内の範囲に陳列しなければならない。」
…とあります。
選択肢の場合、「8メートル離れて」とあるので、この規定に違反することになります。
しかし、当該規定には、「例外」があり・・・、
・i)かぎをかけた陳列設備に陳列する場合
・ii)指定第二類医薬品を陳列する陳列設備から1.2メートルの範囲に、医薬品を購入しようとする者等が進入することができないよう必要な措置が取られている場合
…があるのです。
選択肢には、「陳列設備から1.2メートルの範囲に、医薬品を購入しようとする者が侵入できないよう措置を講じた」とあるので、当該ii)の規定を満たしており、法には違反しないことになります。
よって、選択肢は、「正」となります。
数字は、常に狙われています。「法規の数字」を一読願います。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しいものの組み合わせ」は、
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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