本問は、「基本知識」の「プラセボ効果(偽薬効果)」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「医薬品を使用したとき、薬理作用が増大されて生じる作用のことをプラセボ効果という。」ですが、誤った記述です。
「プラセボ効果」ですが、その定義は、「医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に薬理作用によらない作用」となっています。
「薬理作用によらない作用」なのですから、選択肢の「薬理作用が増大」ウンヌンのところが大間違いなことがわかります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「プラセボ効果は、主観的な変化だけでなく、客観的に測定可能な変化として現れることも ある。」ですが、正しい記述です。
プラセボ効果は、数字に現れることがあります。テキストを確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「プラセボ効果は、確実であり、この効果を目的として登録販売者が医薬品の使用を勧める べきである」ですが、誤った記述です。
プラセボ効果ですが、あまりに不確実なので、それ目的での医薬品の摂取は、不適切となっています。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「プラセボ効果は、条件付けによる生体反応が関与して生じることがある。」ですが、正しい記述です。
手引きには…、
「プラセボ効果は、医薬品を使用したこと自体による楽観的な結果への期待(暗示効果)や、」
「条件付けによる生体反応、」
「時間経過による自然発生的な変化(自然緩解など)等が関与して生じると考えられている」
…とあります。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、先の太文字部分は、「穴埋め問題」でも出ることがあるので、押さえておきましょう。
「a」は「誤」です。
「b」は「正」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:3
もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする