登録販売者鹿児島県過去問＋解説令和5年度（2023年度）第34問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

　本問は、「人体」の「皮膚粘膜眼症候群」についての問題です。どれも代表的な論点なので、きちんと勉強していれば、１００％、取れる問題です。取らないといけません。

鹿児島県第34問‐皮膚粘膜眼症候群

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難易度コメント＋こたえ

　本問の難易度は、「ふつう」です。

　なお、本問の解答は、こちら（数字のみ）です。

選択肢ア

　選択肢アの「３８℃以上の高熱を伴って、発疹・発赤、火傷様の水疱等の激しい症状が比較的短時間のうちに全身の皮膚、口、眼等の粘膜に現れる病態である。」ですが、正しい記述です。

　「皮膚粘膜眼症候群（スティーブンス・ジョンソン症候群）」の正しい記述です。

　ガチで出るので、テキストを精読しておきましょう。

　よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢イ

　選択肢イの「発症の可能性がある医薬品の種類は限定的であるため、発症の予測は極めて容易である。」ですが、誤った記述です。

　全体的に間違っています。

　手引きには…、

　「発症の可能性がある医薬品の種類も多いため、発症の予測は極めて困難である」

　…とあります。

　だからこそ、注意しないといけない副作用の筆頭にあるわけですね。

　よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢ウ

　選択肢ウの「一旦発症すると、多臓器障害の合併症等により致命的な転帰をたどることがある。」ですが、正しい記述です。

　これも、正しい記述です。

　手引きには…、

　「皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症のいずれもが発生は非常にまれであるとはいえ、一旦発症すると多臓器障害の合併症等により致命的な転帰をたどることがあり、」

　「また、皮膚症状が軽快した後も眼や呼吸器等に障害が残ったりする重篤な疾患である」

　…とあります。

　よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢エ

　選択肢エの「原因医薬品の使用開始後２週間以内に発症することがほとんどで、１ヶ月以上経過した後に発症することはない」ですが、誤った記述です。

　間違っているのは、「１ヶ月以上経過した後に発症することはない」のところです。

　手引きには…、

　「皮膚粘膜眼症候群と中毒性表皮壊死融解症は、いずれも原因医薬品の使用開始後２週間以内に発症することが多いが、」

　「１ヶ月以上経ってから起こることもある。」

　…とあります。

　数字の「使用開始後２週間以内」と「１ヶ月以上経って」は、押えておきましょう。

　よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

　「ア」は「正」です。

　「イ」は「誤」です。

　「ウ」は「正」です。

　「エ」は「誤」です。

　「正しい組み合わせ」は、

　正解：2

　さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は２回念押し‐最終得点は２～３点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

　>>> 次の問題へ。

登録販売者鹿児島県過去問＋解説令和5年度（2023年度）人体

　23問：肺

登録販売者鹿児島県過去問＋解説令和5年度（2023年度）科目別

　・登録販売者鹿児島県令和5年度インデックス

　・医薬品に共通する特性と基本的な知識（第1～第20問）

　・人体の働きと医薬品（第21～第40問）

　・医薬品の適正使用と安全対策（第41～第60問）

　・主な医薬品とその作用（第61～第100問）

　・薬事に関する法規と制度（第101問～第120問）

独学向け教材

　使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

　テキストは、初心者向けでオマケ付きの「らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集第4版」で…、

　過去問は、掲載問題数が一番多い「超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

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　そのほか、「登録販売者：医薬品」や「登録販売者：生薬」、「登録販売者：漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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