本問は、「人体」の「精神神経系副作用」についての問題です。基礎・基本事項ばかりです。難しいところはありません。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「医薬品の副作用によって中枢神経系が影響を受け、物事に集中できない、落ち着きが なくなる等のほか、うつ等の精神神経症状を生じることがある。」ですが、正しい記述です。
「精神神経系」の副作用の正しい記述です。
全国的に、副作用は、そのすべてが出題されています。遺漏なく、精読してください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「精神神経症状は、医薬品の大量服用や長期連用、乳幼児への適用外の使用等の不適正 な使用がなされた場合に限って発生する」ですが、誤った記述です。
通常の用法・用量でも発生することがあります。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「医薬品の副作用を原因とする無菌性髄膜炎を過去に経験した人であっても、その症状 が軽度であった場合には、再度、同じ医薬品を使用しても再発するおそれはない」ですが、誤った記述です。
手引きには…、
「過去に軽度の症状を経験した人の場合、再度、同じ医薬品を使用することにより再発し、急激に症状が進行する場合がある」
…とあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「無菌性髄膜炎は、医薬品の副作用が原因の場合、全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、関節リウマチ等の基礎疾患がある人で発症リスクが高い。」ですが、正しい記述です。
無菌性髄膜炎のキーワードの「全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、関節リウマチ」は、チェックしておきましょう。
なお、「全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病」は、「イブプロフェン」のところにも出てきます。
手引きには…、
「イブプロフェンは、全身性エリテマトーデス又は混合性結合組織病のある人において無菌 性髄膜炎を生じやすいため、」
「使用する前にその適否につき、治療を行っている医師又は処 方薬の調剤を行った薬剤師に相談するなどの対応が必要である。」
…とあります。
憶えておいて損のないキーワードです。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:1
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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