77問‐岩手県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「精神神経系副作用」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

77問‐精神神経系副作用

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「精神神経症状は、人体の大量服用や長期連用、乳幼児への適用外の使用等の不適 正な使用がなされた場合に限り発生する。」ですが、誤った記述です。

 適正な使用でも、副作用が生じます。だからこその、登録販売者制度です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「無菌性髄膜炎は、多くの場合、発症は急性で、首筋のつっぱりを伴った激しい頭痛、 発熱、吐きけ・嘔吐、意識混濁等の症状が現れる。」ですが、正しい記述です。

 「無菌性髄膜炎」のキーワードの「首筋のつっぱりを伴った激しい頭痛」で、判断しましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「無菌性髄膜炎は、人体の副作用が原因の場合、全身性エリテマトーデス、混合性 結合組織病、関節リウマチ等の基礎疾患がある人で発症リスクが高い」ですが、正しい記述です。

 ガチ暗記は無用ですが、「全身性エリテマトーデス、混合性結合組織病、関節リウマチ等」の具体的な症名は、認識できるようになっておきましょう。

 他県にて、「適正使用」的な出題があり、これらの症名で問われたことがあります。

 たとえば、「全身性エリテマトーデスの既往歴のある人で、発症リスクの高い副作用はどれか?」といった問題です。

 答えは、言うまでもなく、「無菌性髄膜炎」です。

 今後の「難化」も、見据えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「無菌性髄膜炎は、大部分は細菌が原因と考えられているが、人体の副作用等によ って生じることもある」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「細菌」のところです。

 正しくは、「ウイルス」です。

 “無菌”性髄膜炎なのですから、細菌ではおかしいですね。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:4

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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人体

 61問:消化器系

 62問:大腸及び肛門

 63問:呼吸器系

 64問:循環器系

 65問:肝臓及び胆嚢

 66問:腎臓及び副腎

 67問:感覚器官

 68問:末梢神経系

 69問:骨格系及び筋組織

 70問:中枢神経系

 71問:副交感神経系

 72問:有効成分の吸収

 73問:医薬品の剤形

 74問:全身的に現れる副作用

 75問:一般用医薬品の副作用

 76問:循環器系副作用

 77問:精神神経系副作用

 78問:薬の代謝、排泄

 79問:薬の体内での働き

 80問:口腔粘膜吸収

令和3年度 岩手県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

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こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

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 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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