第57問‐茨城県 令和5年度(2023年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「消化器系に現れる医薬品」についての問題です。基本的なことの出題なので、難しいことはありません。確実に1点としましょう。

第57問‐消化器系に現れる医薬品

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「消化性潰瘍は、胃のもたれ、食欲低下、胸やけ、吐きけ、胃痛、空腹時にみぞお ちが痛くなる、消化管出血に伴って糞便が黒くなるなどの症状が現れる。」ですが、正しい記述です。

 「消化性潰瘍」の正しい記述です。

 キーワードは、「糞便が黒い」です。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「消化性潰瘍は、自覚症状が乏しい場合もあり、貧血症状(動悸や息切れ等)の検 査時や突然の吐血・下血によって発見されることもある。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 「消化性潰瘍」は、「自覚症状が乏しい」場合もあります。

 比較的、よく出る副作用なので、テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「イレウス様症状は、医薬品の作用によって腸管運動が亢進した状態で、激しい腹痛、嘔吐、軟便や下痢が現れる。」ですが、誤った記述です。

 「イレウス様症状」とは、いわゆる「腸閉塞」です。

 間違っているのは、「腸管運動が亢進した状態」のところです。

 正しくは、「腸管運動が麻痺して腸内容物の通過が妨げられた状態」です。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「イレウス様症状は、小児や高齢者では発症のリスクが低い」ですが、誤った記述です。

 「逆」です。

 間違っているのは、「小児や高齢者では発症のリスクが低い」のところです。

 正しくは、「小児や高齢者のほか、普段から便秘傾向のある人は、発症のリスクが高い」です。

 便秘傾向のある配偶者には、腸閉塞の注意喚起をしてあげてください。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:2

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人体

 41問:胃

 42問:口腔・食道

 43問:肝臓

 44問:赤血球

 45問:脾臓・リンパ

 46問:筋組織

 47問:中枢神経系

 48問:骨格系

 49問:目

 50問:末梢神経系

 51問:医薬品の有効成分の吸収

 52問:医薬品の代謝、排泄

 53問:医薬品の体内での働き

 54問:外用局所に適用する剤形

 55問:皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症

 56問:偽アルドステロン症

 57問:消化器系に現れる医薬品

 58問:皮膚に現れる医薬品

 59問:大腸

 60問:泌尿器系に現れる医薬品

令和5年度 茨城県 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和5年度 インデックス

 ・薬事に関する法規と制度(第1~第20問)

 ・基本的な知識(第21~第40問)

 ・人体の働きと医薬品(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

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