登録販売者群馬県過去問＋解説令和6年度（2024年度）第55問

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

　本問は、「人体」の「医薬品の代謝及び排泄」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

群馬県第55問‐医薬品の代謝及び排泄

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難易度コメント＋こたえ

　本問の難易度は、「ふつう」です。

　なお、本問の解答は、こちら（数字のみ）です。

選択肢a

　選択肢aの「代謝とは、物質が体内で化学的に変化することであり、有効成分も循環血液中へ移行して体内を循環するうちに徐々に代謝を受ける。」ですが、正しい記述です。

　そのとおりの記述です。

　テキストを精読しておきましょう。

　よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

　選択肢bの「小腸の消化管粘膜には、医薬品の代謝活性がないことが知られている。」ですが、誤った記述です。

　「注記」からの出題で、小難しいです。

　手引きの「注記」には、「小腸などの消化管粘膜や腎臓にも、代謝活性があることが明らかにされている」となっています。

　あーそーという感じですが、過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、チェックだけはしておきましょう。

　よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

　選択肢cの「腎機能が低下した人では、正常な人よりも有効成分の尿中への排泄が遅れ、医薬品の効き目が過剰に現れたり、副作用を生じやすくなることがある。」ですが、正しい記述です。

　そのとおりの記述です。

　「腎機能が低下した人」なのですから、副作用のリスクも高まると言えます。

　よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

　選択肢dの「多くの有効成分は、血液中で血漿タンパク質と結合して複合体を形成しており、その複合体は腎臓で濾過されやすいため、有効成分が循環血液中に留まりにくく、作用が低下する原因となる。」ですが、誤った記述です。

　間違っているのは、「その複合体は腎臓で濾過されやすいため、有効成分が循環血液中に留まりにくく、作用が低下する原因となる」のところです。

　長いですが、手引きには…、

　「また、排泄の過程においても血漿タンパク質との複合体形成は重要な意味を持つ。」

　「複合体は腎臓で濾過されないため、有効成分が長く循環血液中に留まることとなり、作用が持続する原因となる。」

　…とあります。

　よく出るところです。

　小難しい記述ですが、ここは、精読しておきましょう。

　よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

　「a」は「正」です。

　「b」は「誤」です。

　「c」は「正」です。

　「d」は「誤」です。

　「正しいもの」の組み合わせは、

　正解：2

　>>> 次の問題へ。

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