本問は、「基本知識」の「副作用」についての出題です。すべてよく問われる定番の論点なので、全選択肢が解けるようになっておきましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「世界保健機関(WHO)の定義によれば、医薬品の副作用とは、「疾病の予防、診 断、治療のため、又は身体の機能を正常化するために、人に通常用いられる量で発 現する医薬品の有害かつ意図しない反応」とされている。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
当該副作用の定義は、実によく出ます。
選択肢の太文字部分は、ガチで押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「医薬品を使用した場合、期待される有益な反応(主作用)以外の反応であっても、 不都合を生じないものは全て、副作用として扱われない。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「不都合を生じないものは全て、副作用として扱われない。」のところです。
正しくは、「特段の不都合を生じないものであれば、通常、副作用として扱われることはないが、好ましくないものについては一般に副作用という。」です。
配偶者のように、特段の不都合を生じなくても、好ましくないものは、「副作用」として扱われます。
まあ、本問は、「全て」という大きな語句があるので、この点で、判断できるかと思います。
参考:「すべて」と「のみ」のある選択肢に注意する‐登録販売者
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「一般用医薬品は、通常その使用を中断することによる不利益よりも、重大な副作用を回避することが優先され、副作用の兆候が現れたときには基本的に使用を中止 することとされており、必要に応じて医師、薬剤師などに相談がなされるべきであ る。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
「重大な副作用を回避することが優先」です。
よく出る規定なので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「副作用は、容易に異変を自覚できるものばかりでなく、血液や内臓機能への影響 等のように、明確な自覚症状として現れないこともある」ですが、正しい記述です。
たとえば、「消化性潰瘍」や「軽度の肝機能障害」は、自覚症状に乏しい場合があります。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:3
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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