第7問‐愛媛県 令和5年度(2023年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基本知識」の「高齢者」の問題です。テキストを精読し、過去問演習を繰り返していれば、まず、解ける問題です。貴重な1点を確保です。

第7問‐高齢者

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 テキストをきっちり読み込んでおけば大丈夫なはずです。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢1

 選択肢1の「年齢のみから、副作用を生じるリスクがどの程度増大しているかを容易に判断できる」ですが、誤った記述です。

 個人差があるので、年齢のみで副作用のリスクを計れません。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢2

 選択肢2の「一般に高齢者は生理機能が衰えつつあり、特に、肝臓や腎臓の機能が低下していると 医薬品の作用が現れにくくなる。」ですが、誤った記述です。

 「肝臓や腎臓の機能が低下」しているのですから、代謝が下がって、医薬品の作用が“現れやすく”なります。

 テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢3

 選択肢3の「一般用医薬品は作用が比較的穏やかであり、高齢者が複数の医薬品を長期間使用して も副作用を生じるリスクは低い。」ですが、誤った記述です。

 配偶者並みに全部違いますね。

 まずもって、「一般用医薬品は作用が比較的穏やか」という記述は、手引きにありません。

 テキストを精読しておけば、こんなんあったけ?と判断できたかと思います。

 次に、選択肢の後半部分ですが、手引きには…、

 「高齢者は、持病(基礎疾患)を抱えていることが多く、一般用医薬品の使用によ って基礎疾患の症状が悪化したり、治療の妨げとなる場合があるほか、複数の医薬品が長期 間にわたって使用される場合には、副作用を生じるリスクも高い。」

 …とあります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢4

 選択肢4の「「医療用医薬品の添付文書等の記載要領の留意事項(平成 29 年6月8日付け薬生安発 0608 第1号厚生労働省医薬・生活衛生局安全対策課長通知別添)」において、おおよその 目安として 65 歳以上を「高齢者」としている。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 「高齢者と乳児・幼児・小児の年齢の憶え方」も、参考にしてください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

 なお、年号・年月日は、問われたことがないので、(平成 29 年6月8日付け)とかに、神経質になる必要はありません。

答え

 「1」は「誤」です。

 「2」は「誤」です。

 「3」は「誤」です。

 「4」は「正」です。

 「正しいもの」は…、

 正解:4

 もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が上がります。

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基本知識

 1問:医薬品の副作用

 2問:健康食品

 3問:相互作用

 4問:医薬品のリスク評価

 5問:医薬品の本質

 6問:小児

 7問:高齢者

 8問:妊婦等

 9問:プラセボ効果

 10問:セルフメディケーション

 11問:アレルギー(過敏反応)

 12問:医薬品の品質

 13問:一般用医薬品の役割

 14問:一般用医薬品の定義

 15問:医療機関で治療を受けている人

 16問:適正使用と副作用

 17問:サリドマイド及びサリドマイド訴訟

 18問:HIV訴訟

 19問:CJD訴訟

 20問:亜急性脊髄視神経症(スモン)

令和5年度 愛媛県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後第1~40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後第41問~60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

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 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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