月別・独学資格ガイド-6月編

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 「6月」に重要イベントのある資格をピックアップ。簿記は6月試験に向かって全力を。宅建・通関士は「6月」開始はやや遅め、即本腰を。管理業務主任者は「6月」スタートでOK。危険物取扱者の申し込みは数が少ない。消防設備士は多い。

「6月」の資格動行のまとめ

 かいつまんで言うと…、

 簿記受験の方は、6月試験に向けて、追い込みを掛けます。

 設備・ビルメン資格では、2電工の6月の筆記試験の追い込みです

 宅建や通関士は、6月開始は遅めです。管理業務主任者は「6月」スタートで大丈夫です。

 危険物取扱者(乙4)は申し込みがあまりない反面、消防設備士(乙6)は、ほぼ日本全国で申し込み開始です。

簿記・会計系資格の6月

 日商簿記の6月試験は『6月10日(日)』です。

 2級受験の方に注意です。今年も、改定事項があります。

 昨今の傾向によれば、新論点は、基礎・基本的な問題が多く、点数源となるところです。テキストの該当箇所は、しっかり消化しておきましょう。

 6月になっても“まだ10日も”あります。苦手論点・苦手科目の徹底攻略して、少しでも、点数の可能性をアップしてください。

 また、2級は、過去問だけでなく、模試問題集や予想問題集まで解いておくほうが無難です。

 「簿記2級の教材レビュー」を参考に、新手の問題集を追加しておきましょう。

 次に、3級の受験生の方は、6月は追い込みの時期です。

 2級と違って3級は、新論点の追加はほとんどないので、これまでどおり、「復習中心」の勉強で、合格点を確保しましょう。

 なお、3級でも、『実務重視路線』が顕著になっているので、テキストの読み込みをしておきます。

 なお、せっかくお金を払ったのですから、「受験の放棄」は止めましょう。

 皆目わからなくても、1回でも受ければ、「腹」が据わります。

 次の受験のときは、倍以上落ち着いて本試験に臨めます。「自信」を買うつもりで行きましょう。経験の力は偉大です。

 なお、簿記2級の勉強方法等は「簿記2級の独学」を、独学向け教材については、「簿記2級の教材レビュー」を一読ください。

 簿記3級の勉強方法は「独学の簿記3級:商業簿記」を、使用教材は「簿記3級の教材レビュー」を一読ください。

6月は、建設業経理士の申込

 6月には、建設業経理士の上期試験の申し込みがあります。

 受験申込期間は、「平成30年5月18日(金)~6月19日(火)」となっています。

 建設業経理士は、簿記と相性がいいです。簿記3級からレベルアップを狙ったり、簿記2級から挑戦して守備範囲を広げたりできます。

 建設業経理士は、1級と2級のみですが、簿記系資格の中で、唯一、“法的特権”が付与される資格なので、余裕のある方は挑戦してみてください。

 建設業経理士は、年に2回しか試験がないので、迷っているなら受けましょう。逃すと次が長いのです。

 参考:建設業経理士2級の独学

 参考:建設業経理士:独学資格ガイド

ビルメン・設備系の6月

 最重要資格の第2種電気工事士の6月は、重要イベントが2つあります。

 まず、上期試験ですが、『6月3日』に実施される、筆記試験の追い込みをかけます。

 テキスト等が全然進んでいない方は、とにもかくにも、過去問だけを、機械的に、解いていきましょう。答えを憶えるくらいでいいです。

 2~3日なら、頭を万力で締め上げるような作業を続けても我慢できるはずです。

 過去問を2~3回解いておけば、合格点の6割は、ギリギリで“拾える”可能性があります。

 対して、テキストや過去問を順調に消化してきた方は、間違った問題やよくわからない問題に時間を割いてください。

 できる問題は、本試験でもできます。苦手箇所を潰せば、合格ラインをまず確保できるはずです。

 なお、法令が苦手という方は、当サイトのなさけない記事群‐「2電工筆記・法令」をお目汚しください。

 勉強方法や独学向け教材は、「第2種電気工事士の独学」と「筆記試験の教材」、「技能試験の教材」で、確認ください。

6月の危険物取扱者(乙4)と消防設備士(乙6)

 定番系の危険物取扱者(乙4)と消防設備士(乙6)は、相変わらずです。

 時間が空いていて、身近で試験が行われるようなら、申し込むなり受験するなりしましょう。

 危険物取扱者の乙4の独学については、「乙種4類の独学」と、「乙4のテキスト・問題集を参考にしてください。

 消防設備士の乙6(消火器)の独学については、「消防設備士:乙6の独学」と、「消防設備士:乙6の教材レビュー」をば、ご参考ください。

法律系の6月-宅建・管理業務主任者・通関士

 宅建と通関士を受験予定の方は、6月開始は絶妙に遅れています。

 両試験とも難化傾向にあるので、受験するのなら、最初から本腰を入れてください。

 なお、受験の申込みは、両試験とも「7月」です。カレンダーやスケジュール表にメモしておきましょう。

 宅建は、「宅建の独学」、「宅建教材レビュー」をお目汚しください。

 通関士は、「通関士の独学」と、「通関士の教材レビュー」で、確認ください。

6月の管理業務主任者

 宅建よりもやや難易度の低い「管理業務主任者」は、「6月」から試験勉強を開始します。

 難易度はやや低いとはいえ、管理業務主任者には、「民法」という受験生泣かせの試験科目があります。

 他の科目は追い込みで何とでもなるのですが、事が民法となると、短兵急では歯が立ちません。

 6月スタートなら、民法制覇に十分な時間が残されています。

 独学でも十分対策はできるので、しっかりやっていってください。6月開始ならまず大丈夫です。

 なお、管理業務主任者の試験申込は、「8月」です。

 勉強方法等は「管理業務主任者の独学」を、使用教材については「教材レビュー」を参考ください。

定番系の危険物取扱者・乙4と消防設備士・乙6の6月

 両資格とも、安定した求人があるので、世代や性別に関わりなく、取っておいて損のない資格で、知名度の低い無用な資格を取るくらいなら、絶対に「危険物取扱者」と「消防設備士」です。

 双方とも、難易度は高くなく、「6月」からの試験勉強でも、十分に間に合います。

 教材も1~2冊とリーズナブルなのも、推薦する理由です。

 そして、何気に「総務系資格」なので、女性の方にもオススメ、といった次第です。

 両試験の最大の特徴は、「受験の機会が多い」ことで、受験者の居住区以外の受験が認められている「越境受験」が可能です。

 極端な例を言うと、「東京都」では、ほぼ毎月試験が行われているので、地方在住の方は、東京まで、観光のついでに受けに行けばいいわけです。

 東京都は一例ですが、探せば近県で受験の申込をしているはずなので、近県の試験に申し込めばいいでしょう。

はじめての受験は、「危険物取扱者:乙4」か「消防設備士:乙6」

 当該2資格は、類別・種別でたくさんの種類がありますが、最初に受けるのは、危険物取扱者は「乙種4類(通称:乙4。可燃性液体)」を、消防設備士は「乙種6類(消火器)」を推薦します。

 理由は一番求人のある類・種だからで、応じて、受験者数も一番なのが、危険物取扱者は乙4で、消防設備士は乙6となっています。

 基本的に、危険物取扱者は「乙4」だけ取っておけばいいです。消防設備士は「乙6」を取ってからその他(甲1、甲4、乙7)を考えたらいいです。

 当該2資格の負担は大きくないので、申し込んだときから試験勉強を開始しても、十分に間に合います。

 危険物取扱者の乙4の独学については、「乙種4類の独学」と、「乙4のテキスト・問題集を参考にしてください。

 消防設備士の乙6(消火器)の独学については、「消防設備士:乙6の独学」と、「消防設備士:乙6の教材レビュー」をば、ご参考ください。

危険物取扱者・6月申込の都道府県

 結論から言うと、危険物取扱者試験の6月申し込みは、少ないです。

 というのも、5月にドカンと申し込みを受け付けたからです。

 6月は、一部地域では、申込が行われないので、注意が必要です。他の試験を考えるのがよいでしょう。

 「6月」に危険物取扱者試験の申込を受け付ける都道府県は…、

 北海道、宮城、秋田、山形、

 埼玉、東京、

 愛知、

 滋賀、

 和歌山、

 …となっています。

 なお、申込期間は、各都道府県によって“絶妙に違う”ので注意が必要です。

 あちらの県では1週間ちょいしかないのに、こちらの県では2週間を過ぎても受け付けていたりします。

 また、「6月申込可」といっても、「6月3日くらい」に締め切るところもあるので、注意です。(実質5月締切ってことです。)

 早め早めに公式を確認をして、申込手続きを済ませることを推奨します。

 ちなみに、電子申請も可能で、スグに申し込めます。(凄く便利!)

 難易度的に、躊躇するものではないので、さっさと申し込んで、自分を追い込んでください。

 なお、紙の願書は近くの消防署で配布されています。PDF版の願書は公式からダウンロードできます。

 なお、本試験は、おおむね申込月を含む「2ヵ月後」です。

 危険物取扱者について、適当かつ曖昧なことをブログにまとめています。「危険物取扱者:ブログ記事」をばお目汚しください。

 勉強方法等、その他注意事項:乙種4類の独学

 独学向け教材:乙4のテキスト・問題集

消防設備士・6月申込の都道府県

 結論から言うと、消防設備士試験は、6月申し込みはかなり多いので、申し込みやすくなっています。

 消防設備士は、実施試験数が少ないので、申し込みの多い月は、忘れずに申し込みましょう。

 「6月」に消防設備士試験の申込を受け付ける都道府県は…、

 岩手、宮城(ギリギリ)、秋田、

 茨城、群馬、千葉、東京、神奈川、

 富山、長野、

 岐阜、静岡、三重、

 京都、大阪、兵庫、和歌山、

 鳥取(ギリギリ)、島根、岡山、広島、山口、

 香川、愛媛、高知、

 佐賀、長崎、大分、宮崎、鹿児島、

 …となっています。

 申込期間は、各都道府県とも、おおむね「10日前後」しかありません。

 ギリギリのところがあるので、前もって、該当する県のページは見ておきましょう。。

 消防設備士は、試験実施数が少ないので、申込み損ねると、結構、待つことになります。

 難易度的に、躊躇するものではないので、さっさと申し込んで、自分を追い込んでください。(なお、甲種は製図があるので、時間を見ておきましょう。

 公式から、電子申請で申し込みが可能です。また、紙の願書は近くの消防署で配布されています。PDF版は公式からダウンロードできます。

 なお、本試験は、おおむね申込月を含む「2ヵ月後」です。

 なお、乙6の勉強方法等は、「消防設備士:乙6の独学」を…、

 独学向け教材については、「消防設備士:乙6の教材レビュー」をば、ご参考ください。

 また、消防設備士について、適当かつ曖昧なことをブログにまとめています。「消防設備士:ブログ記事」をばお目汚しください。

こまごましたもの

 資格のこまごましたことは、たとえば、「難化した試験は、元に戻らないどころか、さらに難化する」とかの記事を、ブログにも投稿しています。

 興味のある方は、「資格の就職・転職事情」や「資格こもごも」で、ヒマな時間を潰してください。

みんなとシェアする