10問‐愛知県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基本知識」の「小児等 」を問う問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

10問‐小児等

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢1

 選択肢1の「小児は肝臓や腎臓の機能が未発達であるため、医薬品の成分の代謝・排泄に要する時間が短く、作用が弱くなることがある」ですが、誤った記述です。

 ずっこける選択肢です。

 間違っているのは、「代謝・排泄に要する時間が短く、作用が弱くなることがある」のところです。

 正しくは、「代謝・排泄に時間がかかり、作用が強く出過ぎたり、副作用がより強く出ることがある」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢2

 選択肢2の「医薬品によっては、形状等が小児向けに作られていないため、小児に対して使用しないこ となどの注意を促している場合がある」ですが、正しい記述です。

 「適正使用」の「小児等」は、超絶定番論点ですね。

 参考:使用しない 小児

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢3

 選択肢3の「乳幼児は、容態が変化した場合に、自分の体調を適切に伝えることが難しいため、医薬品 を使用した後は、保護者等が乳幼児の状態をよく観察することが重要である」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。解説のしようがありません。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢4

 選択肢4の「アスピリンは、ライ症候群の発生との関連性が示唆されているため、小児に対しては、一 般用医薬品として使用してはならない」ですが、正しい記述です。

 サリチル酸系解熱鎮痛成分の「アスピリン」の正しい記述です。

 サリチル酸系解熱鎮痛成分には、先のアスピリン(別名アセチルサリチル酸)のほか、サザピリン、エテンザミド、サリチルアミド等もあり、同様の禁忌となっています。

 先の「適正使用 使用しない 小児」ともども、押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「1」は「誤」です。

 「2」は「正」です。

 「3」は「正」です。

 「4」は「正」です。

 「誤ったもの」は…、

 正解:1

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基本知識

 1問:医薬品総論

 2問:医薬品のリスク評価

 3問:健康食品

 4問:アレルギー(過敏反応)

 5問:医薬品の副作用

 6問: 医薬品の使用

 7問:相互作用、飲み合わせ

 8問:高齢者

 9問:使用上の注意

 10問:小児等

 11問:妊婦等

 12問:医療機関で治療を受けている人

 13問:プラセボ効果

 14問:コミュニケーション

 15問:一般用医薬品の範囲

 16問:HIV訴訟

 17問:スモン及びスモン訴訟

 18問:CJD訴訟

 19問:サリドマイド

 20問:健康被害の再発防止

令和3年度 愛知県 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和3年度 インデックス

 ・基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(午後 第1~第20問)

 ・薬事に関する法規と制度(午後 第21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後 第41~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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