登録販売者 医薬品 婦人薬 まとめ

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 登録販売者の試験科目「主な医薬品とその作用(通称:医薬品)」の「婦人薬」の総論的なことや、○×問題、頻出事項のまとめ。

インデックス

  1. ひとくち「婦人薬」
  2. 「婦人薬」の傾向と対策
  3. 「婦人薬」の漢方処方製剤
  4. 「婦人薬」の生薬
  5. 婦人薬で出るところ‐病気
  6. 併用注意
  7. 受診勧奨
  8. 婦人薬成分リンク

ひとくち「婦人薬」

 第6節「婦人薬」は、本試験で「1~2問」出るか出ないかの出題率です。

 なんだ1問前後か、と思った方は、誤った認識です。

 テキストの婦人薬のページ数は、おおよそ6ページ前後です。

 当該「6ページ」で「1~2問」出るのですから、「費用対効果」の高いところと言えます

 かぜ薬などと比べると、格段に点が取りやすいので、シッカリやっておきましょう。

婦人薬の傾向と対策

 「婦人薬」ですが、カタカナ成分が、「エストラジオール・エチニルエストラジオール」くらいしかないです。

 そのためか、漢方処方製剤と生薬の出題が“かなり”多いです。

 漢方処方製剤は、「福岡県 R2 第82問」や「大阪府 H30 第44問」といった出題例があります。

 生薬は、「東京都 H29 第83問」や「福岡県 H29 第82問」といった出題です。

 両論点とも、苦手な人が多いと思いますが、当該「婦人薬」に出てくる漢方処方製剤と生薬は、優先して押さえておきましょう。1点にとても近いです。

 そのほか、同趣旨なのですが、カタカナ成分が少ないために、婦人薬の対象とする病気(月経前症候群とか)や使用上の注意などもよくよく問われます。

 テキストを精読しておきましょう。

「婦人薬」の漢方処方製剤

 「婦人薬」の漢方処方製剤は…、

 ・温経湯

 ・温清飲

 ・加味逍遙散

 ・桂枝茯苓丸

 ・五積散

 ・柴胡桂枝乾姜湯

 ・四物湯

 ・桃核承気湯

 ・当帰芍薬散

 …です。

 全部を憶えるのは大変です。

 まずは、虚実(体力規定)を押さえ、次いで、や構成生薬、まれ重篤副作用を押さえていきましょう。

「婦人薬」の生薬

 「婦人薬」の生薬は…、

 ・サフラン

 ・コウブシ

 ・センキュウ

 ・トウキ

 ・ジオウ

 ・シャクヤク

 ・ボタンピ

 ・サンソウニン

 ・カノコソウ

 ・カンゾウ

 ・オウレン

 ・ソウジュツ

 ・ビャクジュツ

 ・ダイオウ

 ・モクツウ

 ・ブクリョウ

 …です。

 生薬は数が多いですが、まだ、解きやすいです。

 少しずつでいいので、見ていってください。

婦人薬で出るところ‐病気

 婦人薬の頻出論点に、「女性ホルモンの変化に関連する病気」があります。試験のポイントだけを抜粋すると…、

 「月経前諸侯群」とは、「月経の約10~3日前に現れ、月経の開始とともに消失する腹部膨満感や腹痛等の身体症状や、感情の不安定等の精神症状」を指しています。

 「血の道症」は、「発症する年齢は、更年期に限らない」です。臓器・組織の形態的異常はありません。

 「更年期障害」は、先の血の道症の症状に加え、冷え症やのぼせ、立ちくらみなどの症状が起きます。

 これらの病気は、細かいところまで出るので、テキストを精読しておきます。

 特に、数時には、注意してください。月経前諸侯群の数字「約10~3日前」は、要チェックです。

ひっかけ注意

 「婦人薬」は、本試験では、「ひっかけ」が多いです。

 たとえば、「月経前諸侯群とは、月経の約10~3日前に現れ、月経の“終了”とともに消失する…」といった感じで出るときがあります。

 言うまでもなく、「×」です。正しくは、「開始とともに消失」です。

 んで、もう1つ、グヌヌとなった「ひっかけ」を挙げると…、

 「月経前諸侯群は、月経の約10~3日“”に現れる」

 …といった感じです。

 「×」です。言うまでもなく「」のところが間違いです。正しくは、「」ですね。

 このあたり、イヤラシイ出題が予想されるので、意識して押えておきましょう。

併用注意

 医師の治療を受けているときは、使用前に、医師等と相談します

 婦人薬は、他の婦人薬や婦人薬系の生薬と併用すると、生薬成分や作用が重複して、効き目が強すぎたり、副作用の可能性が高くなったりします。

 んなもんで、たとえば、「更年期障害の薬と、痔の薬とは、影響し合わない」などは、誤った認識です。

 本試験では…、

 「内服で用いられる婦人薬には、複数の生薬成分が配合されている場合が多いが、比較的作用が穏やかであり、他の生薬成分を含有する医薬品(鎮静薬、胃腸薬、内用痔疾用薬等)が併用された場合でも副作用が起こることはない

 …などと出題されます。

 言うまでもなく、「×」です。併用する場合は、「相談」です。

受診勧奨

 婦人薬を使用して、1ヶ月経過しても症状の改善が見られないときは、医療機関で受診します。

 増幅する月経痛、大量の出血が伴う月経痛の場合は、子宮内膜症などの病気の疑いがあります。

 月経以外の不規則な出血がある場合は、速やかに、専門医の治療を受けるべきです。

 不定愁訴とされる症例の背景に、うつ病や心疾患などがある場合は、そちらの治療を優先します。

 これらは、すべて出ます。押えておきましょう。

 「婦人薬」のポイントは、以上です。

婦人薬成分リンク

 「婦人薬」のカタカナ成分には、「エストラジオール・エチニルエストラジオール」があります。

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '23年版 (2023年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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