第2種電気工事士(2電工)の技能試験に落ちたら‐再受験への試験勉強と教材買い替え

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 2電工の技能試験は、合格率が7割と高合格率であるが、3割は落ちている。技能に不合格になった人を対象に、教材の買い替えの適否と、再受験に向けた試験勉強について述べる。教材は、おおむね再利用可能。試験勉強は「練習」+「ミスの意識化」。

教材の再利用について‐テキスト

 結論から言うと、技能のテキストは「買い替え」です。

 というのも、候補問題は、毎年“絶妙に”変わるからで、古いテキストを無理から使うと、眩暈を覚えるほど混乱します。

 買い替えに推奨する技能のテキストは、「第二種電気工事士技能試験イラストAtoZ」です。

 当該テキストは、各候補問題のすべての手順が、写真で解説されているので、十分にお手本となります。

 後述しますが、素材や工具は再利用可能なのですが、作り方が採録されたDVD等は、年度が古くなるので使えません。DVDの代用として、当該テキストを使う、という手合いです。

 なお、輪作りやらケーブルの皮膜剥ぎなどの細かな作業は、『要領は一緒』なので、過年度のテキストでOKです。

教材の再利用について‐教材・工具

 技能試験の再受験においては、新たに教材を買う必要は、ほとんどありません。

 連用枠とか端子台とかスイッチ類は、ぜんぜん「再利用」が可能です。

 ケーブル類も、元が多めに売られているので、再受験でも間尺に合うように思われます。

 ただ、ケーブル類は消耗品なので、不足することもあります。足りなさそうなら、追加します。

 通販は、ケーブルのみの販売も行なっているので、それを購入すればいいでしょう。

 値段が一桁違うので、すぐわかるかと思います。

 参考:準備万端 第二種電気工事士 電線セット

 なお、ケーブル類は、ホームセンターでも取り扱っているので、不足しているものだけ、買いにいくのも手です。

 また、あまりないのですが、新しい器具や部品が、次年度の候補問題で採用されることもあります。この場合も、ホームセンターで買うか、通販で購えば、それで事が足りるでしょう。

万全を期すための追加教材

 技能試験は、ケーブル等の教材と工具、そして、テキストがあれば間に合います。

 とはいえ、試験向けに「あると便利」なものが多々あります。

 「ホーザン 合格クリップ」や…、

 「ホーザン 合格ゲージ P-925」や…、

 「ホーザン 合格配線チェッカー Z-22」です。

 絶対に必要かというとそうではありませんが、「手助け」にはなるので、万全を尽くしたい方は参考にしてみてください。

試験勉強対策1-未完成で落ちた

 正直、未完成で落ちたのは、『練習不足』でしかありません。

 第2種電気工事士は、下は高校生から上は50~60代と、受験生の層が広いので、多数の意見があります。

 候補問題なんて1回やっときゃ十分、という人もいます。そら、電気工事に熟練した人なら、そうなのでしょう。

 「なんたらを何回」というのは、個々人の背景が違う以上、『鵜呑み』にしてはいけません。

 練習回数の基準は、自分ができるかどうか、のみです。

 できないのなら、2回3回当たり前で、それでもダメなら、10回20回と回数をこなさなくてはいけません。

 耳に優しい甘言は、塩水を飲むようなもの。次回は、試験を甘くみないで、「できるまで」練習を繰り返してください。

 どんなぶきっちょでも、何回も練習すれば、間違いなくできます。練習だけがモノを言うので、できるまでがんばってください。

 ところで、いないとは思うのですが、時折、教材を買うのがもったいないという人もいて、徒手空拳で試験に臨む人もいます。

 何回も試験を受けるより、必要な教材を購って1回で受かる方が、経済的に得なんじゃ?と思わざるを得ません。

 2電工の受験料は1万近いので、再受験が一番の浪費です。必要なコストは、適正に負担するのが一番です。

試験勉強対策2-受かってるはずなのに…

 先の「未完成」落ちは、問題の根は浅いです。「練習すればいい」だけだからです。

 厄介なのは、「ミスした記憶がない。受かっているはずなのに…」という方です。

 こういう方は、まず3日ほどワンワン泣いて、臓腑と心をアルコールで洗い直します。

 んで、諦めが付いたら、技能のテキストを開いて、『重大欠陥』がどこなのかをおさらいするとともに、見落としていた『重大欠陥』の有無を、今一度、確かめます。

 事実として落ちているのですから、どこぞで『重大欠陥』をやらかしているはずだからです。

 もし、見落とした重大欠陥があったら、それが原因である可能性が大です。

 次回の試験勉強では、後述しますが、ケーブルだけ購入して、当該重大欠陥を常に意識しながら、練習に取り組んでみてください。

 ま、原因が明らかになったので、油断さえしなければ、おおむね合格できるはずです。

 ところで、『重大欠陥』を再チェックしたが、すべて既知であった場合、「ケアレスミス」で落ちた公算が大です。

試験勉強対策3-ケアレスミスで落ちる

 テキストを改めてみたが、『重大欠陥』なんてしていない、という方もおられるでしょう。

 ミスした記憶がないのに落ちたという人は、試験中、気づかないところで、ケアレスミスを犯している可能性が大です。

 第2種電気工事士の技能試験は、数ある資格試験の中でも、かなり“特殊”な部類に入る試験です。試験開始後、即、ケーブルの切断音がバッチンバッチン充満する『空間』なんて、ほかにないです。

 んなもんで、何気に、試験会場の雰囲気に呑まれてしまい、ケアレスミスをして気づかないままだった、という事態が考えられるのです。

 あの独特の『空間』では、普段、考えもしないようなミスをしてしまいます。

 かくいうわたしもそうで、練習時には一度もしなかった「リングスリーブの種類の間違え(重大欠陥)」を、全く気づかないうちにやらかしていました。

 ホント、無意識に“ばちん”と圧着したのです。当該ミスは、見直し時に運よく発見できたので修正できましたが、今から振り返ると、首の皮一枚で受かったようなものでした。

 こんな次第で、「何もミスしていないつもり」でも、どこぞでやらかしているのです。

 対策としては、先の述べたように、「重大欠陥」を徹底して頭に叩き込んで、日々の練習時から、重大欠陥にかかるところは、“意識的に”施工します。

 精神的に余裕を持たせるといいますか、「ちょっと待て、ここは重大(欠陥が取られる作業)」的なフレーズで、目の前の作業に一息入れるだけで、格段にケアレスミスをしなくなります。

 加えて、やっているとは思いますが、「必ず、ストップウオッチで時間を計測」してください。

 技能試験は、見直し時間を含めると、試験時間はギリギリです。

 普段の練習時から「時間」を意識していないと、本試験のときに、格段に焦ります。

 常に、時間を意識して、身体を「手早く、かつ、正確に」に慣らせておきます。

 いくら正しくても、「時間内」にできない限り、落ちるのが技能試験です。

 技能試験の独特の『時空(時間と空間)』は、ケアレスミスの温床。再勉強では、「ケアレスミスを前提」に練習していってください。

 参考:2電工技能ブログ記事

 なお、軽欠陥は「3つ」やらかしもていいので、そう気にする必要はありません。

 重大欠陥を、意識的になくそうと勤めれば、自然と軽欠陥もなくなります。

第2種電気工事士のこまごましたもの

 なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、

 独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。

 第2種電気工事士に関するこまごましたことは、ブログにも投稿しています。興味のある方は、「第2種電気工事士:ブログ記事」をばご参考ください。

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