第34問‐山口県 令和5年度(2023年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「全身的に現れる副作用」についての問題です。どれも代表的な論点なので、きちんと勉強していれば、100%、取れる問題です。取らないといけません。

第34問‐全身的に現れる副作用

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「ショック(アナフィラキシー)は、生体異物に対する遅発型のアレルギー反応の一種である。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「遅発型」のところです。

 正しくは、「即時型」です。

 テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢b

 選択肢bの「肝機能障害が疑われても漫然と原因と考えられる医薬品を使用し続けた場合、不可逆 的な病変(肝不全)を生じ、死に至ることもある」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 副作用は、どんなものでも出るようになっています。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「偽アルドステロン症では、低カリウム血症を伴う高血圧症を示すことから、低カリウ ム血性ミオパチーによると思われる四肢の脱力と、血圧上昇に伴う頭重感などが主な症 状となる。」ですが、正しい記述です。

 小難しい選択肢です。

 「注記」からの出題で、手引きには…、

 「低カリウム血症を伴う高血圧症を示すことから、低カリウム血性ミオパチーによると思われる四肢の脱力と、血圧上昇に 伴う頭重感などが主な症状となる。」

 …とあります。

 過去問に出たことは、甘く見てはいけないです。

 このページを「お気に入り」に入れておいて、試験直前で、チェックしておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「ステロイド性抗炎症薬の使用により、突然の高熱、悪寒、喉の痛みなどの症状を呈す ることがあるが、初期においては、かぜ等の症状と見分けやすい。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「初期においては、かぜ等の症状と見分けやすい。」のところです。

 正しくは、「初期においては、かぜ等の症状 と見分けることが難しいため、原因医薬品の使用を漫然と継続して悪化させる場合がある。」です。

 こういう記述まで、出題されるようになっています。

 副作用のところは、どんなものでも、精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「誤」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:3

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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人体

 21問:肝臓

 22問:大腸

 23問:呼吸器系

 24問:血液

 25問:泌尿器系

 26問:目

 27問:鼻・耳

 28問:外皮系

 29問:骨格系及び筋組織

 30問:脳・神経系

 31問:医薬品の吸収

 32問:医薬品の代謝、排泄

 33問:剤形

 34問:全身的に現れる副作用

 35問:皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症

 36問:精神神経系に現れる副作用

 37問:消化器系に現れる副作用

 38問:循環器系に現れる副作用

 39問:感覚器に現れる副作用

 40問:皮膚に現れる副作用

令和5年度 山口県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後第1~40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後第41問~60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

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こまごましたもの

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