本問は、「適正使用」の「添付文書情報」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「医療用医薬品の最新の添付文書は、(独)医薬品医療機器総合機構 のホームページ で公表されている。」ですが、正しい記述です。
少々、頭を使う問題です。
まずもって、総合機構のホームページでは…、
「○ 厚生労働省が製造販売業者等に指示した緊急安全性情報、「使用上の注意」の改訂情報」
「○ 製造販売業者等や医療機関等から報告された、医薬品による副作用が疑われる症例情報」
「○ 医薬品の承認情報」
「○ 医薬品等の製品回収に関する情報」
「○ 一般用医薬品・要指導医薬品の添付文書情報」
「○ 患者向医薬品ガイド・くすりのしおり」
「○ その他、厚生労働省が医薬品等の安全性について発表した資料」
…などが、記載されています。
このリストには、「医療用医薬品の最新の添付文書」が「ない」ので、一見すると、誤りに思えます。
しかし、なのです。
手引きには…、
「令和3年8月1日から、医療用医薬品への紙の添付文書の同梱を廃止し、注意事項等情報は 電子的な方法により提供されることとなった。具体的には医薬品の容器又被包に当該情報を入 手するために必要な符号(バーコード又は二次元コード)を記載することが求められている。」
「この符号をスマートフォン等のアプリケーションで読み取ることで、総合機構のホームページ で公表されている最新の添付文書等の情報にアクセスすることが可能である。」
…とあります。
よって、「医療用医薬品の最新の添付文書」は、総合機構のホームページに掲載されていることがわかります。
よって、選択肢は、「正」となります。
ちなみに、個人的には、悪問だと思います。あるところには載っていて、あるところには載ってない事柄を、問題のメインテーマに採用するのは、どうかな?と思いました。
選択肢bの「一般用医薬品の添付文書に「使用上の注意」として記載される内容は、配合成分 等の記載からある程度読み取ることが可能である。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
一読して、そうだろうなーと思えるはずです。難しく考えないで、解答してください。
なお、手引きには…、
「添付文書に「使用上の注意」として記載される内容は、その医薬品に配合されている 成分等に由来することも多く、使用上の注意の内容について、配合成分等の記載からある程度 読み取ることも可能である。」
…とあります。
念のため、テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「令和3年8月1日から、医療用医薬品への紙の添付文書の同梱は廃止されたが、 一般用医薬品には引き続き紙の添付文書が同梱されている。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
医療用医薬品への紙の添付文書はなくなりましたが、一般用医薬品の紙の添付文書は、残っています。
よって、選択肢は、「正」となります。
なお、年号・年月日は、問われたことがないので、「令和3年8月1日」に神経質になる必要はありません。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
「正しいものの組み合わせ」は、
正解:5
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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