第9問‐岡山県 令和5年度(2023年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「基本知識」の「プラセボ効果」の問題です。難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

第9問‐プラセボ効果

 

 (クリックして拡大。)

難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「プラセボ効果は、不確実であり、それを目的として医薬品が使用されるべきではない。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 プラセボ効果は、あまりに不確実なので、それ狙いの薬の摂取は、不適当となっています。薬の過剰摂取になりかねないからです。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「プラセボ効果とは、医薬品を使用したとき、結果的又は偶発的に薬理作用を生じるこ とをいう。」ですが、誤った記述です。

 ずっこける選択肢です。

 間違っているのは、「薬理作用を生じるこ と」のところです。

 「プラセボ効果」ですが、「薬理作用によらない作用」です。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「プラセボ効果は、主観的な変化だけでなく、客観的に測定可能な変化として現れるこ とがある」ですが、正しい記述です。

 実際に、数値がよくなることもあります。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「プラセボ効果によってもたらされる反応や変化は、望ましいもの(効果)のみである」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「望ましいもの(効果)のみ」のところです。

 当然、好ましくないもの(副作用)も生じます。

 もし、選択肢のようなら、「プラセボ効果」狙いで、ドンドコ薬を飲めばいいことになってしまいますね。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「誤」です。

 「正しい組み合わせ」は…、

 正解:2

 もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が上がります。

 >>> 次の問題へ。

基本知識

 1問:医薬品の副作用

 2問:健康食品

 3問:相互作用

 4問:医薬品のリスク評価

 5問:医薬品の本質

 6問:小児

 7問:高齢者

 8問:妊婦等

 9問:プラセボ効果

 10問:セルフメディケーション

 11問:アレルギー(過敏反応)

 12問:医薬品の品質

 13問:一般用医薬品の役割

 14問:一般用医薬品の定義

 15問:医療機関で治療を受けている人

 16問:適正使用と副作用

 17問:サリドマイド及びサリドマイド訴訟

 18問:HIV訴訟

 19問:CJD訴訟

 20問:亜急性脊髄視神経症(スモン)

令和5年度 岡山県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後第1~40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後第41問~60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

みんなとシェアする