本問は、「法規」の「苦情相談窓口」についての問題です。小難しい、ひねくれた選択肢が2つほどありますが、難しく考えないで、解答してください。
(クリックして拡大。)
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢アの「薬事監視員を任命している行政庁の薬務主管課、保健所、薬事監視事務所等では、生活者から寄 せられる一般用医薬品の販売等に関する苦情や相談内容から、薬事に関する法令への違反につなが る情報が見出されることがある。」ですが、正しい記述です。
なんだかよくわからない選択肢です。
手引きには…、
「薬事監視員を任命している行政庁の薬務主管課、保健所、薬事監視事務所等には、薬局や医 薬品の販売業の販売広告、販売方法等の一般用医薬品の販売等に関して、生活者からの苦情や 相談が寄せられている。」
「その苦情等の内容から、薬事に関する法令への違反、不遵守につなが る情報が見出された場合には、」
「立入検査等によって事実関係を確認のうえ、問題とされた薬局 開設者又は医薬品の販売業者等に対して、必要な指導、処分等を行っている」
…とあります。
読んで字のごとく、「苦情等の内容から、薬事に関する法令への違反、不遵守につなが る情報が見出された場合」があると、述べられています。
解説になってないですが、まあ、難しく考えないで、解答してください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢イの「消費生活センターでは、生活用品に関する相談のみ受けつけており、医薬品に関する相談は受け つけていない」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「医薬品に関する相談は受け つけていない」のところです。
薬務主管課等には、「薬局や医 薬品の販売業の販売広告、販売方法等の一般用医薬品の販売等に関して、生活者からの苦情や 相談が寄せられている」とあります。
よって、苦情等には、医薬品に関するものが含まれていることがわかります。
んで、「そのような生活者からの苦情等は、(独)国民生活センター、各地区の消費生活センター又は消費者団体等の民間団体にも寄せられている」とあります。
よって、「生活者からの医薬品への苦情や相談」が、消費生活センターにも、寄せられていることがわかります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
まあ、こんなに小難しく考えても、消費生活センターに、医薬品の苦情等が来ても、おかしくないわなーと判断できるかと思います。
選択肢ウの「独立行政法人国民生活センターは、生活者へのアドバイスを行っているが、行政庁へ通報するこ とはない」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「行政庁へ通報するこ とはない」のところです。
手引きには…、
「機関、団体等(国民生活センター、各地区の消費生活センタ ー又は消費者団体等の民間団体)では、生活者への アドバイスのほか、必要に応じて行政庁への通報や問題提起を行っている。」
…とあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
まあ、これも、こんなに難しく考えなくても、常識的に、通報した方がいいよねー的な判断できるかと思います。
選択肢エの「医薬品の販売関係の業界団体・職能団体においては、一般用医薬品の販売等に関する苦情を含め た様々な相談を購入者等から受けつける窓口を設置し、業界内における自主的なチェックと自浄的 是正を図る取り組みがなされている。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
テキストに丸ごとある記述です。精読しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「ア」は「正」です。
「イ」は「誤」です。
「ウ」は「誤」です。
「エ」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:2
当該年度の過去問は、以上です。お疲れ様でした!!
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。
興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。
そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。
★みんなとシェアする