本問は、「ヨウ素系殺菌消毒成分」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢1の「ポビドンヨードは、アナフィラキシーのような全身性の重篤な副作用を生じること はない。」ですが、ですが、誤った記述です。
「ポビドンヨード」ですが、これは、「ヨウ素系」の消毒薬なので、選択肢の言う「アナフィラキシーのような全身性の重篤な副作用」が生じます。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢2の「口腔内に使用される場合は、甲状腺におけるホルモン産生に影響しない。」ですが、誤った記述です。
重要なところです。
手引きには…、
『ヨウ素系殺菌消毒成分が口腔内に使用される場合、結果的にヨウ素の摂取につながり、』
『甲状腺におけるホルモン産生に影響を及ぼす可能性がある。』
『バセドウ病や橋本病などの甲状腺疾患の診断を受けた人では、その治療に悪影響(治療薬の効果減弱など)を生じるおそれがあるため、』
『使用する前にその適否につき、治療を行っている医師又は処方薬の調剤を行った薬剤師に相談がなされるべきである』
…とあります。
当該「ヨウ素系…甲状腺疾患…相談すること」は、しばしば問われるので、押えておきましょう。
んで、昨今の難化傾向では、具体的な病名の「バセドウ病や橋本病」で問われることがあります。ここも、チェックしておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢3の「妊娠中に摂取されたヨウ素は、胎児に移行しない。」ですが、誤った記述です。
ヨウ素は、胎児に移行します。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢4の「ヨウ素は、レモン汁やお茶に含まれるビタミンCと反応すると脱色が生じ、殺菌作 用が失われる。」ですが、ですが、正しい記述です。
「使用上の注意」は、頻出論点なので、必ず、テキストを精読しておきましょう。
また、「ひっかけ」で、「ビタミンC」が「ビタミン“A”」などに変えられるので、注意です。
よって、選択肢は、「正」となります。
「1」は「誤」です。
「2」は「誤」です。
「3」は「誤」です。
「4」は「正」です。
「正しいもの」は…、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
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