80問‐高知県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「人体」の「循環器系の副作用」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

80問‐循環器系の副作用

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「鬱血性心不全とは、全身が必要とする量の血液を心臓から送り出すことができなくなり、肺に血液が貯留して、種々の症状を示す疾患である。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。よく出る副作用なので、テキストを精読しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「息切れ、疲れやすい、足のむくみ、急な体重の増加、咳とピンク色の痰などを認めた場合は、鬱血性心不全の可能性を疑い、早期に医師の診療を受ける必要がある。」ですが、正しい記述です。

 鬱血性心不全のキーワードの「ピンク色の痰」は、チェックしておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「人体により循環器系に生じる副作用は、有効成分又はその代謝物による直接的毒性が原因のため、腎機能や肝機能の低下による影響は受けない。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「腎機能や肝機能の低下による影響は受けない」のところです。

 代謝機能の低下によって発症リスクが高まります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「人体を適正に使用した場合であっても、動悸(心悸亢進)や一過性の血圧上昇、顔のほてり等の症状が現れたときには、重篤な症状への進行を防止するため、原因と考えられる医薬品の使用を中止し、症状によっては医師の診療を受けるなどの対応が必要である」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 「原因と考えられる医薬品の使用を中止し」のところを確認して、判断を下してください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:4

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人体

 61問:消化器系

 62問:小腸

 63問:大腸

 64問:膵臓

 65問:胆嚢及び肝臓

 66問:呼吸器系

 67問:心臓及び血管系

 68問:血液

 69問:泌尿器系

 70問:骨格系及び筋組織

 71問:目、鼻、耳

 72問:脳や神経系

 73問:薬の生体内運命

 74問:剤形

 75問:ショック(アナフィラキシー)

 76問:皮膚粘膜障害

 77問:肝機能障害

 78問:偽アルドステロン症

 79問:呼吸器系の副作用

 80問:循環器系の副作用

令和2年度 高知県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(第61~第80問)

 ・薬事に関する法規と制度(第81~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

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