午後第15問‐福島県 令和5年度(2023年度)過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 令和5年度(2023年度)福島県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「人体」の「肝機能障害」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

午後第15問‐肝機能障害

 

 (クリックして拡大。)

難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「軽度の肝機能障害の場合は自覚症状がなく、健康診断等の血液検査で初めて判明す ることが多い。」ですが、正しい記述です。

 「軽度の肝機能障害」は、自覚症状に乏しいことがあります。

 そのほか、「消化性潰瘍」も、自覚症状に乏しいことがあります。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「黄疸 は、ビリルビンが血液中へ排出されず、胆汁中に滞留することにより生じる」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「胆汁中に滞留」のところです。

 正しくは、「血液中に滞留」です。

 手引きには…、

 「黄疸とは、ビリルビン(黄色色素)が胆汁中へ排出されず血液中に滞留す ることにより生じる、皮膚や白眼が黄色くなる病態である。

 「また、過剰となった血液中のビリル ビンが尿中に排出されることにより、尿の色が濃くなることもある

 …とあります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「医薬品により生じる肝機能障害は、中毒性のものと、アレルギー性のものに大別さ れる。」ですが、正しい記述です。

 その通りの記述です。

 「肝機能障害」ですが、選択肢の言うように、中毒性のものと、アレルギー性のものに大別されます

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢d

 選択肢dの「原因と考えられる薬物を漫然と使 用し続けると、不可逆的な病変(肝不全)を生じ、 死に至ることがある。」ですが、正しい記述です。

 その通りの記述です。

 副作用は、その全てが出るようになっています。テキストを確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「d」は「正」です。

 「正しいものの組み合わせ」は、

 正解:2

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

 >>> 次の問題へ。

人体

 午後1問:消化器系1

 午後2問:消化器系2

 午後3問:呼吸器系

 午後4問:循環器系

 午後5問:胆嚢及び肝臓

 午後6問:泌尿器系

 午後7問:目

 午後8問:鼻・耳

 午後9問:外皮系

 午後10問:骨格系及び筋組織

 午後11問:中枢神経系

 午後12問:自律神経系

 午後13問:有効成分の吸収

 午後14問:薬の代謝及び排泄

 午後15問:肝機能障害

 午後16問:剤形

 午後17問:全身的に現れる副作用

 午後18問:精神神経系に現れる副作用

 午後19問:循環器系及び泌尿器系に現れる副作用

 午後20問:呼吸器系に現れる副作用

令和5年度 福島県 科目別

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(第1~第20問)

 ・主な医薬品とその作用(第21~第60問)

 ・人体の働きと医薬品(午後1~第20問)

 ・薬事に関する法規と制度(午後21~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

みんなとシェアする