令和5年度(2023年度)福島県 登録販売者試験の過去問と解説。本問は、「基本知識」の「医療機関で治療を受けている人」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「登録販売者には、医療機関・薬局で交付された薬剤を使用している人について、一 般用医薬品との併用の可否を判断することが義務付けられている。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「義務付けられている」のところです。
選択肢のような、義務はありません。
登録販売者は、医師等への相談を促すくらいまでです。
手引きには…、
「登録販売者において一般用医薬品との併用の可否を判断することは困難なことが多く、」
「 その薬剤を処方した医師若しくは歯科医師又は調剤を行った薬剤師に相談するよう説明する 必要がある」
…とあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「一般用医薬品を使用しても、生活習慣病等の慢性疾患が悪化 することはない。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「生活習慣病等の慢性疾患が悪化 することはない。」のところです。
慢性疾患が悪化することもあります。
手引きには…、
「生活習慣病等の慢性疾患を持ちながら日常生活を送る生活者が多くなっている。」
「疾 患の種類や程度によっては、一般用医薬品を使用することでその症状が悪化したり、治療が 妨げられることもある。」
…とあります。
まあ、こういう“断定調”のものは、大概、間違いですね。参考までに。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「疾患の程度や購入しようとする一般用医薬品の種類等に応じて、問題を生じるおそ れがあれば使用を避けることができるよう情報提供がなされることが重要である」ですが、正しい記述です。
「適正使用」で学んだたくさんの「使用しない」の論点を思い出してください。
選択肢のように、「使用しない」の情報提供をしないといけないので、憶えないといけないわけです。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「医療機関で治療を受ける際には、使用している一般用医薬品の情報を医療機関の医 師や薬局の薬剤師等に伝えるよう購入者等に説明することが重要である」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「医療機関で治療を受ける際には、」
「使用している一般用医薬品の情報を医療機関の医 師や薬局の薬剤師等に伝えるよう購入者等に説明することも重要である。」
…とあります。
医療機関の受診の際は、問診票を書くのも、この一環かと思われます。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は…、
正解:2
もし、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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