登録販売者 広島県 過去問＋解説 令和6年度（2024年度）第32問
まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。
本問は、「人体」の「吸収、分布、代謝、排泄２」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
広島県 第32問‐吸収、分布、代謝、排泄２
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難易度コメント＋こたえ
本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢1
選択肢１の「皮膚に適用する医薬品のほとんどが、適用部位に対する局所的な効果を目的としている。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
まあ、虫刺されとか、痒み止めの薬とか、打ち身の薬とかを思い起こせば、即答ですね。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2
選択肢２の「加齢により皮膚のみずみずしさが低下すると、有効成分が浸潤・拡散しにくくなる。 」ですが、正しい記述です。
これも、そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢3
選択肢３の「循環血液中に移行した有効成分と血漿 タンパク質の複合体は、腎臓で濾 過されないため、 有効成分が長く循環血液中に留まることとなり、作用が持続する原因となる。 」ですが、正しい記述です。
これも、そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4
選択肢４の「点鼻薬は鼻腔 粘膜への局所作用を目的として用いられるものであり、循環血液中に移行す る量は比較的少なく、初めに肝臓で代謝を受けるため全身性の副作用を生じることはない。 」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「全身性の副作用を生じることはない」のところです。
正しくは、「全身性の副作用を生じることがある」です。
点鼻薬ですが、確かに、局所作用を目的としています。
しかし、「鼻腔粘膜の下には毛細血管が豊富なため、点鼻薬の成 分は循環血液中に移行しやすく」なっています。
このため、点鼻薬で全身性の副作用を生じることがあります。
意外な薬の意外な副作用なので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢5
選択肢５の「医薬品の有効成分は、未変化体又は代謝物として、腎臓から尿中へ、肝臓から胆汁中へ、 又は肺から呼気中へ排出される。 」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
手引きには…、
「排泄 とは、代謝によって生じた物質（代謝物）が尿等で体外へ排出されることであり、」
「有効成分は未変化体のままで、あるいは代謝物として、腎臓から尿中へ、肝臓から胆汁中へ、又は 肺から呼気中へ排出される。」
…とあります。
他県でも出たところなので、注意してください。おしっこ以外に、呼気でも排出されますよ。
よって、選択肢は、「正」となります。
答え
「1」は「正」です。
「2」は「正」です。
「3」は「正」です。
「4」は「誤」です。
「5」は「正」です。
「誤っているもの」は、
正解：4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は２回念押し‐最終得点は２～３点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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令和6年度 広島県
・医薬品に共通する特性と基本的な知識（午前：第1～第20問）
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