午後3問‐広島県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「医薬品」の「プロスタグランジン」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

午後3問‐プロスタグランジン

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「プロスタグランジンは、ホルモンに似た働きをする物質で、痛みのシグナルを増幅す ることで痛みの感覚を強めている。」ですが、正しい記述です。

 プロスタグランジンのそのままの説明です。テキストで確認しておきましょう。

 最近、「医薬品」では、成分の内容を問うだけではなくて、設問のように、「用語」を問う出題が目立ちます。

 深追いはしなくていいですが、「プロスタグランジン…痛みを強める」くらいに、テキストをチェックしておいてください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「プロスタグランジンは、体温を通常よりも低く維持するように調節する。」ですが、誤った記述です。

 間違っているのは、「低く維持」のところです。

 正しくは、「高く維持」です。

 まあ、「痛いところ」は、得てして、熱くなるものです。常識的に判断できるかと思います。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「多くの解熱鎮痛薬には、体内におけるプロスタグランジンの産生を抑える成分が配合 されている。」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。

 解熱鎮痛薬は、「プロスタグランジンの産生“抑制”作用」があります。

 なお、ここは、「ひっかけ」多発地帯で、「“促進”」などと変えられるので、注意してください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「正」です。

 「正しい組み合わせ」は、

 正解:3

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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医薬品

 1問:かぜ薬

 2問:かぜとかぜ薬

 3問:プロスタグランジン

 4問:解熱鎮痛薬

 5問:一般用検査薬

 6問:漢方処方製剤(鎮痛)

 7問:眠気薬

 8問:漢方処方製剤(疳)

 9問:鎮咳去痰薬

 10問:生薬(鎮咳去痰薬)

 11問:口腔咽喉薬とうがい薬

 12問:吐き気と嘔吐

 13問:胃の薬

 14問:抗コリン作用

 15問:腸の薬

 16問:瀉下薬

 17問:胃腸鎮痛鎮痙薬の鎮痙成分

 18問:駆虫薬

 19問:生薬(強心作用)

 20問:高コレステロール改善薬

 21問:貧血用薬

 22問:循環器用薬

 23問:痔疾用薬

 24問:痔疾用薬の配合成分

 25問:生薬(泌尿器用薬)

 26問:婦人薬

 27問:漢方処方製剤(婦人薬)

 28問:内服アレルギー用薬

 29問:内服アレルギー用薬の配合成分

 30問:鼻に用いる薬

 31問:眼科用薬

 32問:眼科用薬の配合成分

 33問:皮膚に用いる薬

 34問:皮膚薬の抗炎症成分

 35問:歯・口中薬

 36問:禁煙補助剤

 37問:漢方処方製剤(鼻)

 38問:滋養強壮保健薬

 39問:消毒薬

 40問:殺虫剤・忌避剤

令和2年度 広島県

 ・インデックス

 ・医薬品に共通する特性と基本的な知識(午前:第1~第20問)

 ・人体の働きと医薬品(午前:第21~第40問)

 ・薬事に関する法規と制度(午前:第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(午後:第1~第40問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(午後:第41問~第60問)

独学向け教材

 使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、

 テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、

 過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。

こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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