本問は、「人体」の「全身的に現れる副作用」の問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢1の「 ショック(アナフィラキシー)は、生体異物に対する即時型のアレルギー反応の一種であ り、一旦発症すると病態は急速に悪化することが多く、適切な対応が遅れるとチアノーゼや 呼吸困難等を生じ、死に至ることがある。」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
太文字部分が重要キーワードなので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「皮膚粘膜眼症候群(スティーブンス・ジョンソン症候群)は、発熱、発疹 ・発赤、火傷様 の水疱 等の症状が全身の皮膚、口、眼等の粘膜に現れる病態であるが、致命的な転帰をたど ることはない。また、皮膚粘膜眼症候群の症例の多くが中毒性表皮壊死融解症(TEN)の 進展型とみられる。」ですが、誤った記述です。
全体的に違います。
まず1つ目は、「致命的な転帰をたど ることはない」が間違いです。
正しくは、「致命的な転帰をたどることがある」です。
手引きには…、
「皮膚粘膜眼症候群及び中毒性表皮壊死融解症のいずれもが発生は非常にまれであるとはい え、一旦発症すると多臓器障害の合併症等により致命的な転帰をたどることがあり、」
「また、 皮膚症状が軽快した後も眼や呼吸器等に障害が残ったりする重篤な疾患である」
…とあります。
次に間違っているのは、「皮膚粘膜眼症候群の症例の多くが中毒性表皮壊死融解症(TEN)の 進展型とみられる。」のところです。
選択肢の記述は、逆になっていますね。
正しくは、「“中毒性表皮壊死融解症”の症例の多 くが“皮膚粘膜眼症候群”の進展型とみられる。」です。
こいつは、ちょいヤヤコシイです。過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢3の「医薬品により生じる肝機能障害が疑われた時点で、原因と考えられる医薬品の使用を中止 し、医師の診療を受けることが重要である。」ですが、正しい記述です。
基本的に、重大な副作用を回避することが優先されます。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4の「偽アルドステロン症は、低身長、低体重など体表面積が小さい者や高齢者で生じやすく、 原因医薬品の長期服用後に初めて発症する場合もある。また、複数の医薬品や、医薬品と食 品との相互作用によって起きることがある。」ですが、正しい記述です。
「偽アルドステロン症」の正しい記述です。
太線部分は、出題実績があるので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「1」は「正」です。
「2」は「誤」です。
「3」は「正」です。
「4」は「正」です
「誤っているもの」は、
正解:2
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '25年版 (2025年版) 」を使えば支障ありません。
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