「5月」に重要イベントのある資格をピックアップ。簿記は6月試験に向かって全力を。2電工は最低でも「5月」から筆記の勉強を始める。宅建・通関士も、最低でも「5月」から。危険物取扱者と消防設備士はいつも通りのアレ。
かいつまんで言うと…、
簿記受験の方は、間近に迫った「6月」試験に追い込みを掛けます。
ビルメン資格では、2電工の筆記に本腰を入れます。本試験は「6月」です。
宅建や通関士などの法律系資格は、最低でも、5月から、試験勉強に手を付けます。
危険物取扱者(乙4)と消防設備士(乙6)は、申し込めるなら試験を申し込みます。
5月には、ゴールデンウィークがあり、ふだん勉強時間の取れない方は、きっちり予定を立てて、最大限に連休を活用しましょう!
GWでは、以下のようなお勉強が有効です。
『総復習』・・・これまで勉強したところをもう一度やります。知識の整理して、記憶の抜け落ちを図ります。
総復習すると、不安は和らぎ、自信が付き、格段に実力がアップします。最も有効な勉強が当該『総復習』です。
『苦手論点・苦手科目の徹底攻略』・・・連休中に、『苦手なところだけ』を、何度も何回もやります。時間のないときだと、配偶者なみに「手」が付きませんが、連休だと、気力を振るうことができるので、“苦手なもの”に手当てをするチャンスです。
普段では、億劫なこと・やる気のないことでも、時間に余裕があれば、何とかなるものです。
『ぜんぶやる』・・・まだ、テキストや問題集のすべてを消化していない人は、そのまんま、「全科目」を、連休中に、無理から、強行軍でやってしまいます。
ぜんぶを完全に、完璧に仕上げる必要はありません。
ぜんぶを済ませると、かなり気が楽になりますし、視野も広がります。時間のあるGWに一気呵成にやりきってください。
連休をうまく使うと、後々の試験勉強は大いに楽になります。全部の全部を勉強には充てられないでしょうが、計画を立てて、上手に過ごしてください。
簿記2級・3級(日商簿記)の試験は、『6月10日(日)』にあります。
大きな改定事項はありませんが、昨年度に追加された『連結会計』は、油断ができません。テキストと過去問だけは、確実に仕上げておきましょう。
対して、3級ですが、最近は合格率が40%近くあり、安定期に入った感がありますが、油断は厳禁です。
かつてのように、10~20%台に落ち込んでも大丈夫なように、しっかり勉強しておきましょう。本当に、簿記試験は、油断ができません。
ところで、2級・3級とも、商業簿記は、穴埋め問題で出る可能性があるので、簿記や経理、会計の基本的な用語は頭に入れておきます。
さて、2級の工業簿記・原価計算ですが、昨今の傾向では、当該科目が“点数源”になりつつあります。ここで点を確保しておかないと、改定で波乱含みの商業簿記が厳しくなります。確実にできるようになっておきましょう。
さて、3級ならば、5月スタートでも、土日を潰して勉強すれば、間に合います。まだまだ大丈夫なのでがんばってください。
一方、2級の5月スタートは、強行軍の少々厳しい試験勉強となります。ゴールデンウィークで遅れを取り戻してください。
なお、せっかくお金を払ったのですから、「受験の放棄」は止めます。間に合わなくても、次回の試験は、“模試”くらいに考えて受験します。
皆目わからなくても、1回でも受ければ、「腹」が据わります。
簿記3級の勉強方法は「独学の簿記3級:商業簿記」を、使用教材は「簿記3級の教材レビュー」を一読ください。
簿記2級の勉強方法は「簿記2級の独学」を、独学向け教材については、「簿記2級の教材レビュー」を一読ください。
FP技能士は、本試験が『5月27日(日)』にあります。
3級は、翌5月スタートでも間に合います。
しかし、2級は、他の資格があるとか経験者とかでないと、5月スタートは厳しいです。2級受験の方は、ふだんの倍は気合を入れて臨んでください。
とはいえ、ゴールデンウィークを試験勉強に投入すれば受からないわけじゃないので、お励みください。
それぞれ、「FP技能士2級の独学」と「FP技能士2級の教材レビュー」が…、
「FP技能士3級の独学」と「FP技能士3級の教材レビュー」が、参考になるかと思います。
なお、1級は、5月に試験はありません。
定番系の危険物取扱者(乙4)と消防設備士(乙6)は、相変わらずです。
時間が空いていて、近くで試験が行われるようなら、申し込むなり受験するなり、です。
第2種電気工事士は、そろそろ、『6月3日』に実施される、筆記の試験勉強に入らなくてはいけません。
筆記は、過去問をやりさえすれば通ります。合格率は60%台とはいえ、勉強していないと厳しいので、ゴールデンウィークでざっと過去問を済ませましょう。
なお、法令が苦手という方は、当サイトのなさけない記事群‐「2電工筆記・法令」をお目汚しください。噴飯ものです。
勉強方法や独学向け教材は、「第2種電気工事士の独学」と「筆記試験の教材」、「技能試験の教材」で、確認ください。
宅建と通関士は、「7月」に受験の申し込みがあって、「10月」に本試験がありますが、「5月」から試験勉強の着手が無難です。
とりわけ、法律の勉強が始めてという人は、「5月」が安全ラインのギリギリです。
「宅地建物取引士(宅建)」の試験勉強は、最低でも「5月」から始めます。
宅建なんて「2~3ヶ月」で受かるという人もいますが、得てして、時間に余裕のある人か法学部卒などの法律の学習経験者です。
宅建は難化傾向が続いているので、わたしは、最低限「6ヶ月」を見ておくほうがよいと思います。
5月スタートでは、半年を切っています。
法律知識がゼロの人は、少々遅いです。民法で時間を取られる公算が大なので、エンジンを掛けてください。
試験勉強の進捗ですが、ゴールデンウィーク中に、宅建業法を済ませておきたいです。
宅建業法は暗記科目なので、先にざっくり済ませておくほうが、あとあと、再記憶が容易です。
時間が多く取れるGWに、暗記系の科目を潰しましょう。仕上げは通勤・通学時で何とかなります。
勉強方法や独学向け教材は、「宅建の独学」、「宅建教材レビュー」をお目汚しください。
「通関士」は、事務職としてはとても長く勤められるので、個人的に高評価の資格です。
通関士の全体の難易度は、それほど高くはありません。
…しかし、試験科目の「通関実務」だけが“超”難敵です。
持論ですが、「通関士試験とは、通関実務の試験」です。
試験科目の大半は暗記科目で何とかなりますが、通関実務はそれなりに練習しないと、合格は覚束ないものが“大”です。
本試験は「10月」ですので、もう半年を切っています。
5月スタートで、GW中に暗記科目のうち1~2は潰してしまい、できるだけ多くの時間を「通関実務」に割いてください。
勉強方法や独学向け教材は、「通関士の独学」と、「通関士の教材レビュー」で、確認ください。
両資格とも、安定した求人があるので、世代や性別に関わりなく、取っておいて損のない資格で、知名度の低い無用な資格を取るくらいなら、絶対に「危険物取扱者」と「消防設備士」です。
双方とも、難易度は高くなく、「5月」からの試験勉強でも、十分に間に合います。
教材も1~2冊とリーズナブルなのも、推薦する理由です。
そして、何気に「総務系資格」なので、女性の方にもオススメ、といった次第です。
両試験の最大の特徴は、「受験の機会が多い」ことで、「越境受験」が可能です。
極端な例を言うと、「東京都」では、ほぼ毎月試験が行われているので、地方在住の方は、東京まで、観光のついでに受けに行けばいいわけです。
東京都は極端な例ですが、近場で申込をしているので、近県の試験に申し込めばいいでしょう。
当該2資格は、類別・種別でたくさんの種類がありますが、最初に受けるのは、危険物取扱者は「乙種4類(通称:乙4。可燃性液体)」を、消防設備士は「乙種6類(消火器)」を推薦します。
理由は、受験生が多いからです。市販教材が豊富なので、独学でも困りません。
当該2資格の試験勉強の負担は大きくないので、申し込んだときから試験勉強を開始しても、十分に間に合います。
危険物取扱者の乙4の独学については、「乙種4類の独学」と、「乙4のテキスト・問題集を参考にしてください。
消防設備士の乙6(消火器)の独学については、「消防設備士:乙6の独学」と、「消防設備士:乙6の教材レビュー」をば、ご参考ください。
結論から言うと、危険物取扱者試験は、「5月」から大々的に、試験の申し込みが始まります。
ほぼ、日本全国です。
「5月」に危険物取扱者試験の申込を受け付ける都道府県は…、
北海道、青森、岩手、宮城、山形、福島、
茨城、群馬、東京、神奈川、
山梨、
岐阜、愛知、
大阪、和歌山、
広島、
徳島、香川、高知
…となっています。
なお、申込期間は、各都道府県によって“絶妙に違う”ので注意が必要です。
あちらの県では1週間ちょいしかないのに、こちらの県では2週間を過ぎても受け付けていたりします。
早めに試験日を確認して、日が来たらすぐ申し込めるようになっておきましょう。
難易度的に、躊躇するものではないので、さっさと申し込んで、自分を追い込んでください。
また、「5月申込可」といっても、「5月1日」に締め切るところもあるので、注意です。(実質4月ってことです。)
ところで、紙の願書は近くの消防署で配布されています。PDF版の願書は公式からダウンロードできます。
電子申請が可能です。郵送申し込みより絶対楽なので、オススメです。(切手代が節約できます。)
本試験は、おおむね申込月を含む「2ヵ月後」です。
ぶっちゃけ、根を詰めると、「ゴールデンウィーク」で主要論点は消化できます。忙しい方は、GWでざっと全体を済ませてしまい、細かいところを日々仕上げていくとロスがありません。
危険物取扱者について、適当かつ曖昧なことをブログにまとめています。「危険物取扱者:ブログ記事」をばお目汚しください。
勉強方法等、その他注意事項:乙種4類の独学
独学向け教材:乙4のテキスト・問題集
結論から言うと、消防設備士試験は、受験の機会が少ないので、申込を逃さないようにしてください。
「5月」に消防設備士試験の申込を受け付ける都道府県は…、
北海道、宮城、
東京、
新潟、石川、
三重(ギリギリ)、
滋賀、京都、大阪、奈良、
鳥取、
福岡、沖縄、
…となっています。
申込期間は、各都道府県とも、おおむね「10日前後」しかありません。
前もって日程の確認をして、日時が来たら即申し込めるように準備しておくことを推奨します。
消防設備士は、試験の実施数が少ないので、申込み損ねると、結構、待つことになります。
難易度的に、躊躇するものではないので、さっさと申し込んで、自分を追い込んでください。(なお、甲種は製図があるので、時間を見ておきましょう。)
紙の願書は近くの消防署で配布されています。PDF版の願書は公式からダウンロードできます。
また、電子申請で申し込みが可能です。郵送申し込みより絶対楽なので、オススメです。
なお、本試験は、おおむね申込月を含む「2ヵ月後」です。
ぶっちゃけ、根を詰めると、「ゴールデンウィーク」で主要な論点を消化できます。忙しい方は、GWでざっと全体を済ませてしまい、細かいところを日々仕上げていくとロスがありません。
なお、乙6の勉強方法等は、「消防設備士:乙6の独学」を…、
独学向け教材については、「消防設備士:乙6の教材レビュー」をば、ご参考ください。
また、消防設備士について、適当かつ曖昧なことをブログにまとめています。「消防設備士:ブログ記事」をばお目汚しください。
資格のこまごましたことは、たとえば、「難化した試験は、元に戻らないどころか、さらに難化する」とかの記事を、ブログにも投稿しています。
興味のある方は、「資格の就職・転職事情」や「資格こもごも」で、ヒマな時間を潰してください。
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