独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

乙4の法令で捨てるところは、消火設備の設置基準と所要単位・能力単位、警報設備‐危険物取扱者 乙種4類(乙4)の法令

結論から言うと、法令では、「消火設備の設置基準」と「所要単位・能力単位」、「警報設備」の単元は、捨てます。

というのも、出題数が少なく、しかも、出題されることもあまりないからです。

一口で言えば、「割に合わない」です。

加えて、出るとしたら“難問・奇問”扱いなので、『たとえ、勉強していても、実力で正解を導けない』可能性が高く、捨て問にするのが、受験上、ベストです。

上記論点を本試験で目にしたら、ラッキーナンバーでもマークしてください。

しかしながら、「捨てるべきだが、やっておいて、ちょびっとは利があるかな~」というところもあるので、余力に応じて消化してください。

消火設備の設置基準は捨てる

ちなみに、わたしは、消防設備士の甲種4類、乙種6類・7類を持っていますが、それでも、当該論点はチンプンカンプンで、やる気ゼロでした。

たとえば、「著しく消火が困難」だと「(第1種、第2種、第3種の消火設備うち1個)+第4種消火設備+第5種消火設備の合計3個を設置」なのですが、ぶっちゃけ、どうでもいいです。(そんなもん、消防設備士等の防災担当がやることで、なんで危険物取扱者がやらなあかんねん、という次第です。)

現実問題、当該「消火設備の設置基準」は、あまり出ません。出ても1問です。ですから、テキストの一覧表や記述を一生懸命憶えても、無駄になる公算が大です。

費用対効果は最悪と言っていいでしょう。

「消火設備の設置基準」は、さっくり捨てましょう。

所要単位・能力単位も捨てる

テキストで「所要単位・能力単位」に遭遇したら、斜め読みしてください。

端的に言うと、当該2規定もクソメンドクサイので、捨てます。

面倒な一例を挙げると、「製造所・・・耐火構造・・・延べ面積100平方メートルで1所要単位」といった規定なのですが、わたしは一目見て匙を投げました。

本試験でもそう問われないので、一生懸命憶えても、無駄です。

費用対効果は最低レベルです。

「所要単位・能力単位」も、さっくり捨てましょう。

しかし、危険物10倍

捨てていい「所要単位・能力単位」ですが、「危険物は、指定数量の10倍が、1所要単位」だけ、憶えておくといいでしょう。

この「指定数量」の「10倍」という数字は、乙4のみならず、消防設備士などの試験でも、なぜかよく問われるので、ここだけ暗記しておくと吉です。

当方、マンション管理の資格の「管理業務主任者」を持っているのですが、本試験にて、当該「10倍」が問われて、腰を抜かした記憶があります。

どこぞで、「危険物は、指定数量の10倍が、1所要単位」は目にすることがあるので、頭の片隅に、配偶者との不快な思い出の代わりに、残しておくとよいでしょう。

リンク:管理業務主任者の独学

警報設備も捨てる

ぶっちゃけ言うと、「警報設備」も、捨てます。

いろいろ規定を憶えないといけないのですが、費用対効果が悪すぎます。

「警報設備が必要な製造所等」などを憶える位なら、他の規定、たとえば、「危険物保安監督者」や「危険物施設保安員」を再記憶する方が、よほどに『点』になります。

警報設備は、「出が悪い」ので、こんなところに一生懸命になるのなら、「超頻出」の監督や保安員をおさらいしましょう。

参考:危険物保安監督者の要点まとめ(へたな語呂付き)

参考:危険物施設保安員は「監督の補助」で(語呂付き)

指定数量10倍だけ

ただ、「指定数量の倍数が10倍以上の製造所等は、自動火災報知設備やその他の警報設備を設けなければならない」の「10倍以上」のところは、憶えておくといいです。

試験に出るのは、なぜか、ここが一番多いからです。

先の所要単位・能力単位の「危険物は、指定数量の10倍が、1所要単位」と併せて、頭に彫りこんでおくといいでしょう。

1~5種の消火設備は、やっておいて損はない

消火設備系統の問題は、大半が費用対効果が悪いので、捨てても構いません。

しかし、「1~5種の消火設備」については、憶えておいて損はないです。

というのも、身の回りに『例』がたくさんあって憶えやすいからです。

たとえば、「第1種消火設備」の「屋外消火栓」と「屋内消火栓」は、そこそこ大きいマンションなり商業設備なりに必ずあるので、目にする際に、「あ、これが第1種なのね」などと、記憶の残すことができます。

また、当該「消火設備」の出題傾向はあまり変わらないので、「出るところ」だけやっておく、というのがベストです。

詳細は、「第1種・第2種・第3種・第4種・第5種消火設備の攻略」をば、お目汚しください。

まとめ

以上、乙4の法令で「捨ててもよい」ところをピックアップしました。

当該論点は、費用対効果が実に悪いので、捨ててしまってください。

それか、「最後の最後」にやってください。

法令のほとんどの論点を消化して、「他にやることがない状態」から、手を付けても、ぜんぜん間に合います。

『心の軍師』に、『消火設備系は目利きが要りますな』と、助言してもらってください。

荀彧

なお、勉強方法等は、「乙種4類の独学」を…、

独学向け教材については、「乙4のテキスト・問題集」をば、お目汚しください。

また、危険物取扱者について、適当かつ曖昧なことを、たとえば、「乙4合格後に取る資格」などを、ブログにまとめています。「危険物取扱者:ブログ記事」をばお目汚しください。

第1種・第2種・第3種・第4種・第5種消火設備の攻略‐危険物取扱者 乙種4類(乙4)の法令

コツは、「規模の順」です。

消火設備の上の方(数字の小さい)は大規模で、下がる(数字が大きい)につれてしょぼくなるってな次第です。

言葉尻を捉えるのではなく、大きさで感じをざっくりつかんでください。

で、一番問われる「第4種」から記憶していきます。

第4種を3秒で憶える‐最頻出

まず、一番出題される第4種消火設備からです。

第4種消火設備は、「大型消火器」です。

これは、3秒で憶えられます。

大型消火器→おおがたしょうかき→おおがた→4文字→第4種

…もうおわかりですね。

「大型消火器」の「大型」は「おおがた」で「4文字」なので、「第4種」と憶える、といった塩梅です。

なお、当該第4種消火設備は大型消火器という規定は、乙4の法令のみならず、なぜか、消防設備士の乙6(消火器)でも、超頻出事項です。

乙4のみならず、消防設備士まで受けようかなと思っている方は、しっかり頭に入れておきましょう。

参考:消防設備士乙6(消火器)の独学

残りは、規模から理詰め

第1種・第2種・第3種・第4種・第5種という区分は、先述したように「規模の大きい順」と、まず頭に入れます。

第1種消火設備は「屋内消火栓・屋外消火栓」です。当該設備は、巨大規模の商業設備や大型マンションでおなじみです。一度、実物を見てください。

いうなれば、「でかい」ところにしかない消火設備です。

第2種消化設備は「スプリンクラー」です。建物の天井裏すべてに配管があります。かなり大きな設備です。これは天井裏なんで、見れません。

第3種消化設備は、「各種消火設備」で、水蒸気消火設備・水噴霧消火設備・泡消火設備・粉末消火設備などなどです。これはあまりメジャーじゃありませんが、セルフのGSには泡消火設備があるので、探してみましょう。

第4種消化設備は「大型消火器」で、先述した「おおがた」の4文字で攻略です。

第5種消化設備は「小型消火器」「乾燥砂」「膨張ひる石」「水バケツ」で、こじんまりとしています。身近にあるので、探してみてください。たとえば、スーパーなどで第5種消化設備の「小型消火器」を見るはずです。

(※ 小型消火器は、ほぼ粉末消火器と考えていいです。しかし、消火器には、粉末以外にも、たとえば、酸アルカリ消火器等々の消火器も少なからず“残っている”ので、“小型消火器”と銘打たれています。)

こんな風に、「規模の大小順」と頭に入れておくと、「スプリンクラーは第3種である」などと出されても、(スプリンクラーって結構、でかい設備だよね。ちがうんじゃないの?)と判別できます。

試験対策

試験対策としては、まず、第4種の大型消火器を憶えます。ここが一番出ます。

んで、1個しかない「第2種消化設備のスプリンクラー」を押さえます。

「2」は酢プリン蔵、などとヘンな字を当てて覚えるのも一興です。

次に、2個しかない「屋内消火栓と屋外消火栓の第1種消火設備」を憶えます。「内外消火栓は1」とつぶやいてください。

で、“身近にあるのでイメージの湧きやすい”第5種消化設備を憶えます。家のバケツに水を張って、これが「5」と口に出しましょう。んで、どこぞ買い物に行くたびに、目ざとく消火器を探して「5!」と指差ししましょう。警備員が呼ばれるはずです。

さて、ここまで憶えて、それ以外のものが「第3種消化設備」と憶えるのが、効率がいいです。

「第3種消化設備」は、先述したように、数が多いので、1つ1つ覚えるのは手間です。

ですから、「第3種は、第1種・第2種・第4種・第5種の以外のもの」と憶える次第で、「以外3」くらいに頭に残すといった寸法です。

まとめ

第1種・第2種・第3種・第4種・第5種消火設備は、何がどの種に当たるのかを憶えれば、1点が取れます。

何気によく出るし、出題の傾向もほとんど変わっていないので、重要な得点源です。

ま、「大型消火器は第4種」と「規模順」と憶えておくと、そこそこ問題は取れるはずです。余力があれば、各種をキッチリ憶えてください。

なお、消火設備は横断的に問われることがあるので、「消火設備の横断暗記(憶え方あり)」も併せてご覧ください。

『心の軍師』に、『まあ、大型消火器のおおがた4文字の4種だけでいいよ』と、助言してもらってください。

荀彧

なお、勉強方法等は、「乙種4類の独学」を…、

独学向け教材については、「乙4のテキスト・問題集」をば、お目汚しください。

また、危険物取扱者について、適当かつ曖昧なことを、たとえば、「乙4合格後に取る資格」などを、ブログにまとめています。「危険物取扱者:ブログ記事」をばお目汚しください。

消火設備の横断暗記(憶え方あり)‐危険物取扱者 乙種4類(乙4)の法令

消火設備の問題は、論点「製造所等の基準」で、ぽつりと出題されることがあります。

消火設備が出題される製造所等は、3つあって、それぞれ、「地下タンク貯蔵所」「移動タンク貯蔵所」「セルフの給油取扱所」です。

以下にまとめておくので、直前にチェックしておきましょう。“すぐ憶えられる”方法も、併せて述べています。

地下タンク貯蔵所

地下タンク貯蔵所には、第5種消火設備を「2個以上」設置します。

憶え方は簡単です。

「地下タンク貯蔵所」→「地下タンク」→「ちかたんく」→5文字→第5種

…もうおわかりですね。

地下タンクは5文字なので、5種ってな寸法です。

そして、個数に規定があるところも、見落としてはいけません。

2個以上」となっています。

個数は「2個以上」なので、後で述べる「移動タンク貯蔵所」と被せて頭に入れてください。

セルフの給油取扱所

セルフの給油取扱所には、「第3種消火設備」の「泡消火設備」を設置しなくてはいけません。

乙4があると、セルフのGSで「給油監視」という業務に就くことができます。

セルフの給油取扱所が多くなってきた昨今、試験でも問われることが多くなっています。

憶え方は簡単です。これまた、文字数ですwww

「セルフの給油取扱所」→「セルフ」→3文字→「第3種」

ってな塩梅です。

ただ、注意すべきところがあります。

「第3種消火設備」でも、「泡消火設備」に限定されているところを、見落としてはいけません。

第3種消火設備には、泡以外に水蒸気消火設備・水噴霧消火設備・粉末消火設備など、たくさんの種類があります。

セルフの給油取扱所は、「第3種」の「泡消火設備」と、きっちり憶えましょう。

本試験では、たとえば、「セルフのガソリンスタンドでは、第3種の粉末消火設備を設けなくてはいけない」などとあれば、「×」といった寸法です。

例外だけど移動タンク貯蔵所

ついでに、「移動タンク貯蔵所」の規定も、まとめて憶えてしまいましょう。

移動タンク貯蔵所には、自動車用の消火器を「2個以上」設置しなくてはいけません。

注意すべきは、「自動車用の消火器」となっているところです。

いくつかテキストを確認してみましたが、「第5種消火設備の消火器」という明記はありませんでした。

ですから、注意して、「自動車用の消火器を2個以上」と憶えます。

なお、当該自動車用の消火器とは、おおむね粉末消火器が該当します。

車(タンクローリー)に積むので、振動で発砲してしまう泡消火器などはダメです。ですから、“自動車用”と限定されている、といった次第です。

消防設備士の乙6(消火器)を受けようと思っているなら、頭の片隅に置いておきましょう。

まとめ

おさらいです。

消火設備が出る製造所等は、「地下タンク貯蔵所」「セルフの給油取扱所」「移動タンク貯蔵所」です。

論点「製造所等の基準」で、選択肢に採用される可能性が大きいので、確実に暗記です。

「地下タンク」の5文字で5種、「セルフ」の3文字で3種で、文字数さえ数えられれば、すぐ憶えられるはずです。

『心の軍師』に、『文字数で暗記』と、助言してもらってください。

荀彧

なお、勉強方法等は、「乙種4類の独学」を…、

独学向け教材については、「乙4のテキスト・問題集」をば、お目汚しください。

また、危険物取扱者について、適当かつ曖昧なことを、たとえば、「乙4合格後に取る資格」などを、ブログにまとめています。「危険物取扱者:ブログ記事」をばお目汚しください。