1級陸上特殊無線技士の無線工学の数式・公式には、ギリシア文字がそこそこ顔を現します。
わたしのような文系ド素人の方は、その「読み」すら、定かでないはずです。
そこで、1陸特に出てくるギリシア文字の「ひらがな読み」を、以下にまとめておきます。
λ・・・ラムダ。
超頻出公式「方形導波管の遮断波長」で出現。
「λ=2a」と、実にカンタンなので、ぜひとも覚えておこう。
なお、当該「λ」は、1陸特試験において、最頻出のギリシア文字である。
挙げてみると…、
・λ/4の垂直アンテナの実効長h
・半波長ダイポールアンテナの実効長h
・パラボラアンテナのビーム幅
・パラボラアンテナの絶対利得G
・自由空間における電波の基本伝送損失
・大地反射波がある場合の電界強度
…などなどである。
「λ」は、そこかしこで見ることになるので、いの一番に憶えよう。
なお、「λ」は、当方が、珍しく知っていたギリシア文字であった。
というのも、消防設備士の乙6の勉強の際に、「ひずみ」の数式に出てきたからである。
ちなみに、「ひずみ」は、「ε:イプシロン」で表記される。当時は絶望した。
ω・・・オメガ。
当方、最初は、「w」だと思い、「ワラ」とか「ぅ」などと読んでいた。
共振回路のQ等々で、顔を合わせることになる。
なお、「Ω」は、当該オメガの大文字表記である。
オメガという、時計の高級ブランドがあるが、当方はまったく縁がないので、基礎理論の章で「Ω」の文字を見ても、少しも時計を思い浮かべなかった。
θ・・・シータ。
複素数の角度がらみで出る。
「天空の城ラピュタ」のヒロイン名と憶えるとよい。シータ→パズー
ε・・・イプシロン。
「同軸ケーブルの特性インピーダンス」の数式に出現する。
当方、調べるまでは、「E」連想から「え?」と読んでいた。
β・・・ベータ。
これも、当方が珍しく読みを知っていたギリシア文字である。
なぜなら、ガンダムという一連のアニメシリーズ中で、「ガルバルディβ」という戦闘機械が出てくるゆえ、見知っていた、という塩梅である。
「ライラ・ミラ・ライラ」という女性・登場人物の乗機で、宇宙なのにシャワーシーンがあった。
子供ながら、こういうサービスカットを出すほど、当該アニメ「Zガンダム」は不評なのか、と思った次第である。
子供のころに覚えたものは、何時までも頭に残っている。
なお、当該β-ベータは、「負帰還回路の増幅度」で出現する。
なお、「負帰還回路の増幅度」の公式は、「Ar=A/1+Aβ」である。
η・・・エータ。
パラボラアンテナの絶対利得Gに登場。
なお、当該公式は、(4πA/λの2乗)*η、である。
…絶望してもよいだろう。
ガンマといえば「γ」の方が、まだ見慣れているように思う。
当該「Γ」は、ガンマの大文字表記で、先の「γ」は小文字表記である。
出てくるのは、「定在波比」である。
公式は、『S=1+|Γ|/1-|Γ|』である。
なにがなんやらわからないが、当該公式がまんまに出ることがあるので、試験の直前に頭に入れておくとよい。
ま、こんな次第で、1陸特には、5~6個のギリシア文字が出てくる、といった手合いです。
「読み」がわかれば、暗記や記憶の手間も、少しは和らぐかと思います。
さて、無線工学の計算問題は、ガチで難しい問題は1~2問程度であり、残るは、公式・数式を覚えていれば取れるものが多いです。
苦手な人が多いでしょうが、我慢して耐えましょう。
計算問題が取れれば取れるほど、合格は近づきます。
なお、1陸特の勉強方法等は「1陸特の独学」を…、
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 陸上特殊無線技士, 1陸特 | 2016年7月11日 11:17 AM |
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陸上特殊無線技士の2級と3級は、取得しやすい資格です。
合格率はおおむね「70%」で、1級の25%とは、“倍以上”違います。
どうして、2級と3級の合格率が、これほどに高いのかというと、2級と3級は、「計算問題ができなくてもいい」からです。
「できなくてもいい」んだから、「捨ててもいい」のが、2級・3級な寸法です。
反対に言うなら、1級は、「計算問題で点が取れないと、合格がおぼつかない」「ゆえに、計算問題を捨てられない」です。
2級と3級の無線工学は、それぞれ「12問」出題され、満点は「60点」です。
合格基準点は「40点」で、1問5点ですから、「8問」正解しないといけません。
対して、1級は、無線工学は「24問」出題され、「15問」正解で合格です。
2級・3級は「66%」の正解率が求められ、1級では、「62.5%」が求められている、という次第です。
2級と3級のほうが、高い正解率が必要なので、一見すると難しいのでは?と思いがちですが、単なる数字のトリックです。
一口で言うと、1級と、2・3級の難易度は、別物です。
無線工学の計算問題の数と事情とが、まったく異なるからです。
2級と3級の無線工学では、計算問題は、おおむね「1問」しか出ません。
対して、1級では、計算問題が例年「5~7問」も出題されます。
計算問題の数は、5倍以上になるという塩梅です。
これに従って、合格点の事情も、ひっくり返ってしまいます。
2級と3級は、別段、計算問題を“完全に”捨ててしまっても「よい」のです。
残る11問の知識問題で、合格点を確保できるからです。
しかし、1級では、計算問題を“完全に”捨ててしまうと、残る知識問題だけで合格点を取るのは、かなり厳しくなります。
当該1級の計算問題事情は「1級陸上特殊無線技士(1陸特)の計算問題を捨てては絶対にいけない理由」をば、参考にしてください。
こんな次第で、1級と2級と3級とでは、「計算問題」の数が違うのです。
また、計算問題・知識問題の難しさも、1級になると跳ね上がるため、ますます、受かり難くなります。
言ってしまえば、『陸上特殊無線技士という試験は、「計算問題のさじ加減」で、難易度を変えている』といった手合いです。
極端に言うと、1級は、計算問題をたくさん“入れている”から難しい(からい)のであり、対して、2級と3級は少ししか“入れていない”ので易しい(甘い)のです。
まとめると…、
1級は、計算問題が解けないと、合格点が取れない。
計算問題の比重が高いため、計算問題で少しでも点を確保せねばならず、ゆえに、1級では、計算問題をみっちり勉強しなくてはならない。
対して、2級と3級は、計算問題が解けなくても、合格に支障はない。
というのも、計算問題は「1問」しか出ないので、捨ててしまっても、他の問題で点が取れる。
ゆえに、深遠な公式や呪文的な数式を勉強せずとも、2級と3級は合格はできる。
…ってな塩梅です。
2級・3級の受験生の方で、将来的に1級を目指すのであれば、2級・3級のときから、計算問題をみっちり勉強しておくことを勧めます。
でないと、1級のあまりの「大差」に、往生することになります。
当方が受験したときですが、途中退室する受験生が、1級のあまりの難しさに思い余ったのでしょう、「ぜんぜん解けない!」といって帰った人がいました。
2級と3級の延長で受験すると、確かに、そうなるように思います。
なお、1陸特の勉強方法等は「1陸特の独学」を…、
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 陸上特殊無線技士 | 2016年7月9日 11:25 AM |
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OCNの公式では、主にスマホでの利用を謳っているように、OCN モバイル ONEは、スマホでの使い勝手が一番よい。
OCN モバイル ONEのスマホ利用のメリットとデメリットは、以下の通り。
スマホは、ご存知のように、たくさんの製品が販売されているので、選択肢の幅が実に大きい。
最近では、安価で高機能なSIMフリースマホも多く、より取り見取りである。
流通数の豊富さは、故障に強い。壊れてもすぐに代替が付く。
この点、数の少ないUSB端末だと、足元を見られてしまう。
競争があるとはいいことだ。
次に、スマホにはテザリング機能があるので、複数のPCやタブレット、スマホ等々をネットにつなげられる。(まあ、一時に多数の機種を繋げてネットをすると、すぐ通信制限になるが。)
USB端末にはテザリング機能がないので、基本的には、「1端末1台運用」となる。
付け加えると、スマホには、おおからUSBテザリング機能があるので、USB端末はますます影が薄い。
また、何気に便利なのが専用アプリ。
高速・低速の切り替えが実に手軽。
「2タップ」で切り替えができるのは、実に大きい。”
この点、PCだと、ブラウザから自身のアカウントにログインしてあーだーこーだするため、結構な手間である。
こんな次第で、OCN モバイル Oneの使い勝手は、スマホがピカイチである。
なお、通信速度は、スマホ本体の能力や時間帯、利用場所等々に拠る。
スマホのデメリットは、そうない。
使っていて、コアタイムでは遅いなどのデメリットはあるも、大きな不都合はなかった。
スマホなら、OCN モバイル ONEのサービスを享受できる。
が、デメリットは、あることにはある。
『スマホ』そのもののデメリットである。
個人的な実感だが、スマホは、日常の利用頻度が高いためか、また、スマホ自体が高機能なためか、応じて、トラブルが多い。
当方は、ZENFONE5を使っているのだが、当方のケースでは、LTEが全く繋がらなくなったり、バーションアップ等々で挙動がおかしくなったりした。
「LTEが全く繋がらない」とは、なぜか、アンテナが立たなくなってゼロ本となり、通信ができなくなった。
しばらくして復旧するも、また、しばらくすると、アンテナ・ゼロ状態になった。
Wifiルーターだとがっつり繋がっていたので、スマホに起因する障害だと思われる。
「挙動がおかしい」とは、あるとき、スマホの電源を切ったら、そこから立ち上げらなくなったトラブルがあった。
メーカーのロゴが表示されて、そこから「ウンともスンとも」の状態となった。
ほんの1時間前には、全く異常は見られなかったので、青天の霹靂だった。
こんなことあるんだ、が第1印象である。行き先の地図やら用件のメールやらメモやら、すべてスマホだったので、往生した。
調べると、アンドロイドのバージョンアップ以降で頻繁に起きている障害であった。
故障の前兆が、まったく少しもなかったので、スマホの利用は、「一寸先は闇」であるとしか言いようがない。(まあ、メーカー次第であるが。)
そのほか、「充電できている」と表示されているのに、使い出すとなぜか、バッテリがゼロになったこともあり、このときも、実に往生した。
上記トラブルは、当方が使用しているASUSのZENFONE5でのものであるため、「スマホ一般」ではないにせよ、スマホが“高機能かつ高利用率”のためか、応じて、故障やトラブルが多く、スマホのトラブルに引きずられてしまう、というのが実感とするところである。
こんな次第で、スマホでのOCN モバイル Oneは、実に勝手がよいのだが、「スマホ本体の故障」という事態を、想定しておくのが無難である。
個人的なスマホ利用を言うと、SIMカード1枚をスマホに装着しただけの、スタンドアローンなネット環境は、怖い。
スマホ本体の故障やトラブル(電源切ったら立ち上がらないなど)が想定されるので、もう1枚SIMカードを発行し、サブ機に挿すなどして、予備のネット回線を確保しておくべきである。
ご存知のように、スマホは、なくしたり、忘れたりの、紛失リスクも大きい。
先のわたしのトラブルでは、予備端末に挿した予備のSIMカードでネットに繋げることができ、当該トラブルの存在と対処法とを知ることができたが、もし、スマホだけのネット環境だったら、すさまじく往生したはずである。
スマホはオールラウンドで使い勝手はピカイチである。
充電等の手間はあるが、使用頻度・接触頻度が高いので、充電切れにはすぐ気付くので、大きな問題ではない。
モバイルバッテリも大概の人は持っているだろう。
が、スマホには、予想外の故障やトラブルがあるので、1極集中利用だけはやめておくべきである。
サブ回線・サブ機は必ず用意しておこう、と老婆心ながら申し上げる次第である。
まあ、ごくまれに発生するトラブルにさえ対応できれば、OCNモバイルONEのスマホ利用は、最適である。
最近では、「たとえば、フリーテルの「Priori3 LTE」」など、高機能で低価格(1万円ちょい)のスマホも登場してきているので、ますます、『スマホ』であろう。
| カテゴリー: 日々の暮らし | Tags: ocnモバイルone | 2016年7月8日 10:12 AM |
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