独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

危険物施設保安員は「監督の補助」で(語呂付き)‐危険物取扱者 乙種4類(乙4)の法令

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

危険物施設保安員の憶え方、注意事項、暗記ポイント。危険物取扱者 乙種4類(乙4)の法令で頻出なのが「危険物施設保安員」。当該論点は、上司でもある「危険物保安監督者」の部下くらいに捉えてから、規定の細かい肉付けを行なう。読むと、勉強した“気”になる。

乙4の法令で頻出なのが、「危険物施設保安員」です。

当該「危険物施設保安員」と似た規定に「危険物保安監督者」がありますが、両者を比べながら勉強すると、記憶に残りやすいです。

有体に言うと…、

「危険物保安監督者」は、「上司」で…、

「危険物施設保安員」は、「部下」といった寸法です。

「危険物施設保安員(以下、保安員)」は、言うなれば、「危険物保安監督者(以下、監督)」の「補助・補足」的な位置と考えておくと、本規定がカンタンになります。

このことを憶えるだけでも、混同や憶え間違えが、格段に少なくなります。

頻出‐設置義務施設

「危険物施設保安員」で、頻出なのは、「設置義務のある施設はどれか?」です。

憶え方ですが、先述したように、保安員は、監督の「補助・補足」的なものと言いました。

言うなれば、監督だけでは“手に負えない”から、補助なり補足なりが“必要”になるわけです。

このことを念頭に、『監督』を設置しないといけない施設を思い出してください。

製造所の監督は、横文字のオク買いタンク」でした。

参考:危険物保安監督者の要点まとめ(へたな語呂付き)

まず、保安員の設置義務のある施設は、これら監督の必要な施設の中にある、と憶えます。

このように憶えておくと、以下に述べる語呂をド忘れしても、監督の中から選べばいいので、格段に正解率が上がります。

語呂は「せいい」

保安員の必要な施設は、適当な語呂ですが、「せいい」と憶えます。

まあ、「危険物施設保安員は、せいい(誠意)」を持って仕事をしないといけない、風に考えれば、頭に入るかと思います。

さて、「せいい」の内容は…、

「せ」は、「製造所」で…、

「い」は、「一般取扱所」で…、

「い」は、「移送取扱所」で…、

…といった次第です。

指定数量の憶え方

さて、「せいい」ですが、注意点があります。

製造所と一般取扱所には、指定数量の規定があるからで、両施設は、「指定数量の倍数が100以上」あるときに、保安員の設置が義務付けられています。

当該倍数の「100」の憶え方を敢えて言うと…、

「危険物施設保安員」→「きけんぶつしせつほあんいん」→「ほあんいん」→「ほあん」→3文字→3ケタ→「100」

…てな具合に考えると、わたしは憶えられました。

まあ、「せいい」が「3文字」なので、「3ケタの100倍」と連想してもいいです。

このようにして、製造所と一般取扱所の「100倍」の数字を暗記するといいでしょう。

移送取扱所

さて、「移送取扱所」は、指定数量に関係なく、保安員の設置が義務付けられています。

これについては、「移送取扱所」が、言うなれば、「パイプライン」に当たることを考えれば、すんなり記憶に残るかと思います。

事故が起きたら大惨事なので、「指定数量に関係なく、保安員を配置する」と憶え込みましょう。

ない・ない

さて、最後のポイントは、「資格」と「届出」です。

「危険物施設保安員」は、「ない・ない」です。

保安員になるための要件は、法令に載ってないので、規制はありません。

つまり、「危険物取扱者の免状も要らないし、実務経験の必要ない」といった次第です。ですから、バイト君でもなれるわけです。

また、保安員を選任したとき・解任したときの報告義務もありません。

おさらいですが、監督だと、「甲か乙の免状+実務経験」が必要で、「選任・解任の届出は義務」でした。

これは、一番最初に述べた「監督」が上司で、「保安員」は部下と考えれば、納得できます。

つまり、上司で「やったこと」を、いちいち部下にまで拡大しなくていいだろう、的な手合いです。

イメージとしては…、

新人「保安員って免状が要るんすかね?」

ベテラン「監督が持ってるから、要らないんじゃね?」

新人「ですよねー」

…ってな寸法です。

新人「保安員って届けましたっけ?」

ベテラン「監督だけでいいんじゃね?俺ら下っ端だし。」

新人「ですよねー」

…ってな寸劇です。

ま、こんな風に考えていけば、失点は免れるように思います。

ところで、本試験では、「危険物施設保安員となるには、危険物取扱者の丙種免状が要る」という、割かし凝った問題が出るので、要領をキッチリ押さえて、確実に点にしてしまいましょう。

言うまでもなく、保安員に免状は要りません。上司の監督が持ってるからです。

なお、以上のことは、「試験向けの考え方」であり、実情を述べたものではありません。あくまで「試験用」なので、公言しないでください。恥をかきます。

まとめ

乙4の法令には、似たような規定が多いです。

「危険物施設保安員」の重要ポイントは、そうありません。

しかし、「危険物保安監督者」の規定と混同しやすいため、よくよく試験には出る論点です。

対策としては、まず、一番重要な「危険物保安監督者」をキッチリ憶えることです。

参考:危険物保安監督者の要点まとめ(へたな語呂付き)

監督の方をキッチリできてから、補足的に、保安員の方を勉強するといいでしょう。

『心の軍師』に、『危険物施設保安員は「せいい」』と、助言してもらってください。

荀彧

なお、勉強方法等は、「乙種4類の独学」を…、

独学向け教材については、「乙4のテキスト・問題集」をば、お目汚しください。

また、危険物取扱者について、適当かつ曖昧なことを、たとえば、「乙4合格後に取る資格」などを、ブログにまとめています。「危険物取扱者:ブログ記事」をばお目汚しください。

みんなとシェアする