独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

建設業経理士2級、合格してました。

建設業経理士の2級を受けてきました。

例年通りの問題だったので、運よく合格した、といった次第です。

以下、恒例のアレです。

合格発表の日なので、さっそく、公式で確認します。

しかし、ここで「???」に。

公式では…、

「合否の通知を合格発表日に発送いたします。また、合格発表日の午前10時より、当ホームページに合格者の受験番号を掲載いたします。」

…とあるのに、全くその表記がないのです。

おかしいなあーと思いつつ探すこと、15分。

見つかりません。

で、ふと、「建設業経理士試験のページ」の上に、「建設業振興基金のページ」があるのを発見。

んで、クリックしてみると…、

…合格番号のページへのリンクを発見、といった塩梅です。

恒例のアレ

緊張のひと時です。いつもどきどきしますわ。

手元には、押入れに投げ入れていた受験票を用意しています。

…無事、自分の受験番号を確認、ってな次第です。

後日談

後日、「試験のページ」を見ると…、

…といったように、リンクが追加されていました。

立派な賞状が届く

発表日から数日すると、A3サイズの封筒が届きました。

なかには、立派な賞状が入っていました。

上記画像は、不正・悪用の予防のために、かなり、汚いものにしていますが、紙質はしっかりしていて、立派なものでした。

これで1つ、片が付きました。

固定資産と消耗品の購入‐簿記3級仕訳

仕訳問題で狙われるのが、「固定資産と消耗品の購入」です。

まず、「消耗品」の処理が2通りあるので、問題文の指示に従っているかどうかの判定があります。

次に、固定資産購入の際の付随費用の処理が試されます。

残るは、受験生へのイヤらしい「引っ掛け」です。

問題文

よくある問題文としては…、

「業務用の机を10台@48,000円、文房具を70,000円分を購入した。代金は後日支払う。なお、机の設置費用の20,000円と、文房具の送料3,000円を現金で支払った。文房具は消耗品費で処理する。」

…となっています。

答えの仕訳を先に挙げておきます。

ポイント

まず、固定資産となる、「業務用の机を10台」部分です。

設置費用がかかっているので、これは、「付随費用」です。

「備品」は、当該金額を含めた額で仕訳を切らなくてはいけません。

ご承知の定番事項、「付随費用は取得原価に含める」です。

「48,000円×10台」に「+20,000」で、計上される「備品」は「500,000」となります。

次に、文房具です。

問題文では、「消耗品費」と、費用で処理するよう指示されているので、仕訳を切る際に注意が必要です。

故郷で語り草になるほど陰険な出題者は、敢えて、使用勘定科目群に「消耗品」を入れてくるからです。

問題文の指示の通り、「消耗品費」で解答してください。

なお、送料の2,000円にひっかからないでください。

“文房具の送料”となっているので、これは、普通の「送料」で処理します。

固定資産の処理に釣られて、「消耗品費」に含めてはいけません。

ところで、送料は、運送料やら運賃やら運送費など、勘定科目に“ゆらぎ”があるので、使用勘定科目群から該当するものを解答してください。

なお、「消耗品費」ですが、いったん「消耗品」で資産計上し、期末に棚卸なりをして、その期の消耗品費を計算するやり方もあるので、テキストで確認しておいてください。

最後に、「代金は後日支払う。」のところです。

見落とさずに、「未払金」で処理しましょう。

まとめ

「固定資産と消耗品の購入」は、見かけにだまされて、つい、失点しかけない論点です。

うまく解けたと思っても、解答後は、再度、問題文を読んで、問題の指示や条件に適っているかどうかを確認です。

こういう問題を落とすのが、不合格の最大の原因です。

きっちり物にして、確実に1点が取れるようになっておきましょう。

『心の軍師』に、『落ち着いて解けば、大丈夫ですぞ。』と、助言してもらってください。

智多星呉用

なお、仕訳がうまく切れないという人は、「取引の8要素」が頭に刻まれていないからです。

独学の簿記3級:商業簿記」を参考してください。当該8要素が頭に入ってないなら、無理して問題を解かなくていいです。

また、独学向け教材については「簿記3級の教材レビュー」を一読ください。

当座預金の開設‐簿記3級仕訳

仕訳問題で狙われそうなのが、「当座預金の開設」です。

ぶっちゃけ言うと、頻出ではありません。

しかし、簿記3級の性質上、“実務的な可能性”があるので、出題されることはあります。

簿記3級は、個人事業者や中小事業主の経理・会計を対象としています。

試験勉強では、超メジャーな「当座預金」ですが、事業者の全てが、最初から「当座預金」を持っているわけではありません。

「当座預金」の開設には、結構、信用が要るからです。

実務の想定事態として、「商売が軌道に乗った→当座預金の開設」ということも、考えられます。

こんな次第で、実務事項として出る可能性があるので、しっかり押えておくべき論点です。

問題文

「当座預金の開設」で、よくある問題文としては…、

「普通預金の口座は開設していたが、このたび、当座預金の口座を開設した。この際に、普通預金から100,000円を預け入れた。同時に、当座借越契約500,000円を結んだ。」

…となっています。

答えの仕訳を先に挙げておきます。

普通預金

普通預金とは、皆さん個人がお持ちの口座です。

給料の入金や公共料金の支払、養育費の支払の際に振り込む口座です。

対して、「当座預金」とは、決済専門の口座です。

当座預金は、普通預金とは違って、銀行がつぶれても、社会経済上の理由から、全額が保護されます。

ちなみに、普通預金は、現行法では、最大1,000万円までしか保護されません。

この点が、普通預金と当座預金との違いで、ま、「商売専用の口座が当座預金」と憶えておけばいいでしょう。

答え

仕訳そのものは、なんてことはありません。

普通預金から、当座預金へ、振り替えるだけです。

当該論点は、テキストの読み込みが浅い受験生だと、問題文が何を書いているのか理解できないため、失点しがちです。

しっかりと、テキストの記述に目を通しておきましょう。

さて、本仕訳には、もう1つ、注意点があります。

問題文後半の「同時に、当座借越契約500,000円を結んだ。」のところです。

ここは、契約を結んだだけで、なんら簿記上の取引は発生していません。

仕訳は「なし」です。

「当座借越契約」という文言で混乱して、たとえば、「当座預金○○ / 借入金○○」といった、へんちくりんな仕訳を切らないようにしてください。

今一度、「当座借越」が、どういう意味と目的とがあるのかを、テキストで確認しておきましょう。

まとめ

「当座預金の開設」は、仕訳が簡単ですが、金融についての知識が不足していると、何がナンやら、堅焼せんべいがナンやら、わからなくなってしまいます。

昨今の簿記試験は、「実務重視」路線ですので、こういった実務に関係した問題が狙われます。

猫舌なのに鍋奉行の出題者は、メジャーでないが故に狙ってくることが、大いに考えられます。

こういう「処理」もあるので、しっかりテキストの記述を読み込んでおいてください。

『心の軍師』に、『油断大敵で臨みましょう。』と、助言してもらってください。

智多星呉用

なお、仕訳がうまく切れないという人は、「取引の8要素」が頭に刻まれていないからです。

独学の簿記3級:商業簿記」を参考してください。当該8要素が頭に入ってないなら、無理して問題を解かなくていいです。

また、独学向け教材については「簿記3級の教材レビュー」を一読ください。