独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

危険物取扱者の乙種4類(乙4)に合格したら取るとよい資格

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

危険物取扱者の乙種4類(乙4)と相性がよくて、比較的、取りやすい(難関ではない)資格をピックアップしています。乙4の合格後に、何らかの資格を取る気なら、2電工・消防設備士 乙6・乙1~乙6以下が参考になるはずです。

危険物取扱者の乙種4類(乙4)は、それ自体、価値のある資格ですが、それにプラスアルファすることで、さらに活きる資格があります。

乙4に受かるなら、これらの資格も、油断さえしなければ、穏当に取れます。

時間とお金に余裕があるのなら、以下の資格まで取ってしまってください。

第2種電気工事士(2電工)

「乙4」と相性のよい資格の筆頭が「第2種電気工事士(2電工)」です。

設備系・ビルメンテナンス系の求人では、『2電工と乙4のセット』がド定番となっており、「乙4」に「第2種電気工事士(2電工)」を併せて取ると、設備系・ビルメンテナンス系の求人を確保できます。

ビルのないところはありませんから、求人は常に「ある」といって過言ではありません。また、当該求人は「未経験」でも見てくれるのが比較的多いです。(但し給料は安い。)

設備系・ビルメンテナンス系に強い、当該2資格を取っておくと、「飯の食いっぱぐれ」がなくなるという塩梅で、人生の保険や保証の意味で、乙4の次の資格は「2電工」を推薦します。

個人的に、「2電工」は取っておいて全く損がない、と思います。ホント、下手な保険より、何倍も人生の保証になるかと思います。

こういう言い方はよくありませんが、「いざとなっても仕事がある」というのは、かなり心丈夫となります。
また、「2電工」自体、月平均で1,000件以上の求人があり、資格そのものの価値も高いので、この点でも、強い推薦理由です。(ハロワ調べ)

ところで、第2種電気工事士の受験申し込みは「上期が4月で、下期は6月」となっています。

当該ページを目にしているのが「1月から6月」ならば、まだ、試験を申し込めるので、「第2種電気工事士(2電工)」の受験を、いの一番に勧めます。

試験勉強は、ホント“何とか”なります。1年に1回しかないので申し込むだけ申し込みましょう。

7月以降にこのページを見てるなら、残念ながら、今年はもう2電工を受けられないので、消防設備士や他の乙種の受験を考えてみてください。

なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、

独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。

消防設備士の乙種6類(乙6:消火器)

「乙4」合格後に、2番目に勧める資格は、「消防設備士の乙種6類(乙6:消火器)」です。

推薦理由は、『業務上の相性がよいから』です。

というのも、乙4が必須となる“火災の起きる可能性の高いところ”なら、「消火器」の設置も、必須のところが多いからです。

たとえば、乙4(または丙種)が必要なタンクローリーでは、消火器の設置が必須となっており、応じて、消火器の整備が可能となる消防設備士の乙6の存在感が増す、ってな寸法です。

危険物の乙4と、消防設備士の乙6とを、併せ持っていて、全く損はないように思います。

試験勉強も被っているし、出題傾向も同じ

加えて、危険物の乙4と消防設備士の乙6は、「試験勉強の相性もよく、多少、楽できる」のです。

乙4の試験勉強の際、「性消」にて、消火器について勉強したはずです。

当該乙4の消火器の延長線上に、乙6の試験勉強があります。

乙4で勉強した多くの論点は、消防設備士の乙6でも頻出事項なので、このため、多くの論点が「学習済み」となっているという塩梅で、“そこそこ”に楽ができます。

そして、「試験の傾向」です。

消防設備士の主催者は、危険物取扱者と同じ「消防設備研究センター」です。

同一主催者のためか、試験の傾向は、“とてもよく”似ています。

乙4と、同じような感じで勉強できる、といった塩梅で、乙4に合格できているなら、穏当に乙6の勉強も、こなせられるはずです。

ちなみに、乙6の難易度は、乙4と、そう変わりません。

乙4に通ったなら、乙6も、“油断さえしなければ”、合格できるはずです。

まあ、「法令」と「機械の基礎的知識」で手を焼きますが、テキストや過去問をキッチリ消化すれば、合格はできます。

なお、乙6の勉強方法等は、「消防設備士:乙6の独学」を…、

独学向け教材については、「消防設備士:乙6の教材レビュー」をば、ご参考ください。

危険物の乙1~乙6

端的に言うと、危険物取扱者の乙1から乙6の資格としての価値は、乙4ほど、高くありません。

いや、正確に言うと、乙1から乙6の価値は、格段に低いです。

というのも、需要がないからです。

乙種の4類と他の類とでは、ぶっちぎりで、乙4の求人の方が多いです。

具体的に言うと、乙1~乙6の求人は、ほぼ「0件」で、ときおり「1~2件」の求人があるくらいで、対して、乙4だと平均で「700件」もあります。

就職や転職狙いで言えば、乙1から乙6を積極的に取る理由は、ありません。

しかし、「試験の一部免除」が受けられるのと、「甲種の受験資格」の点で、取得しても損はない、という塩梅です。

危険物取扱者試験には、「試験の一部免除制度」があり、乙種のうち1つでも免状を取得していると、他の乙種試験では、「法令」と「物化」の2科目が免除され、本試験は「性消」の10問のみとなります。

乙4を持っていると、他の類を受ける場合、本試験が「10問だけ」なので、勉強の負担が格段に下がる、といった次第です。

そして、「時間的な拘束も少ない」のが魅力なのです。

危険物取扱者試験では、1つの試験で、1~3つの類を受験できる「複数受験」が可能なので、ざくざくと、他の類を取っていける、という塩梅です。

わたしは、つい“勢い”で、乙4合格後に、乙種の1類から6類まで、全部、取ってしまいましたが、ほとんど、通勤時の電車での勉強で合格でした。

ところで、危険物取扱者の甲種の受験資格には、『4種類』というものがあります。

乙種のうち、4つの類の免状があると、甲種の受験資格が得られるといった手合いです。

甲種はすべての危険物取扱者が取り扱えますし、ときおり、研究所や大学関係からの求人も散見されます。

なにより、危険物取扱者の最上位資格なので、余裕があるなら取っておいても損はないです。

こうした理由から、求人は「ほとんどありません」が、「あることにはある」し、試験の負担は“かなり軽い”ので、乙4合格を機に、他の乙種を取っておくのは、損ではないように思われます。

なお、受験勉強等については、「乙種1類の独学」や「乙種2類の独学」、

乙種3類の独学」や「乙種5類の独学」、「乙種6類の独学」を参考ください。

まとめ

時間的・期限的に受けられるなら、率先して「第2種電気工事士」です。半端ない求人数です。

参考:第2種電気工事士の独学

次点で、「消防設備士の乙種6類」です。消火器なので、需要が多いです。

参考:消防設備士:乙6の独学

最後に、「乙種の1類~6類」です。試験の負担は少ないので、細切れ時間で合格できます。

以上、乙4合格後の資格次第でした。

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