消火設備は、横断的に出題されることがある。そのまとめ。独学者向け。「製造所等の基準」の問題の中で、選択肢が採用されることがある消火設備。3つあるのでまとめて憶えておく。本ページですぐ憶えられる。
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消火設備の問題は、論点「製造所等の基準」で、ぽつりと出題されることがあります。
消火設備が出題される製造所等は、3つあって、それぞれ、「地下タンク貯蔵所」「移動タンク貯蔵所」「セルフの給油取扱所」です。
以下にまとめておくので、直前にチェックしておきましょう。“すぐ憶えられる”方法も、併せて述べています。
地下タンク貯蔵所には、第5種消火設備を「2個以上」設置します。
憶え方は簡単です。
「地下タンク貯蔵所」→「地下タンク」→「ちかたんく」→5文字→第5種
…もうおわかりですね。
地下タンクは5文字なので、5種ってな寸法です。
そして、個数に規定があるところも、見落としてはいけません。
「2個以上」となっています。
個数は「2個以上」なので、後で述べる「移動タンク貯蔵所」と被せて頭に入れてください。
セルフの給油取扱所には、「第3種消火設備」の「泡消火設備」を設置しなくてはいけません。
乙4があると、セルフのGSで「給油監視」という業務に就くことができます。
セルフの給油取扱所が多くなってきた昨今、試験でも問われることが多くなっています。
憶え方は簡単です。これまた、文字数ですwww
「セルフの給油取扱所」→「セルフ」→3文字→「第3種」
ってな塩梅です。
ただ、注意すべきところがあります。
「第3種消火設備」でも、「泡消火設備」に限定されているところを、見落としてはいけません。
第3種消火設備には、泡以外に水蒸気消火設備・水噴霧消火設備・粉末消火設備など、たくさんの種類があります。
セルフの給油取扱所は、「第3種」の「泡消火設備」と、きっちり憶えましょう。
本試験では、たとえば、「セルフのガソリンスタンドでは、第3種の粉末消火設備を設けなくてはいけない」などとあれば、「×」といった寸法です。
ついでに、「移動タンク貯蔵所」の規定も、まとめて憶えてしまいましょう。
移動タンク貯蔵所には、自動車用の消火器を「2個以上」設置しなくてはいけません。
注意すべきは、「自動車用の消火器」となっているところです。
いくつかテキストを確認してみましたが、「第5種消火設備の消火器」という明記はありませんでした。
ですから、注意して、「自動車用の消火器を2個以上」と憶えます。
なお、当該自動車用の消火器とは、おおむね粉末消火器が該当します。
車(タンクローリー)に積むので、振動で発砲してしまう泡消火器などはダメです。ですから、“自動車用”と限定されている、といった次第です。
消防設備士の乙6(消火器)を受けようと思っているなら、頭の片隅に置いておきましょう。
おさらいです。
消火設備が出る製造所等は、「地下タンク貯蔵所」「セルフの給油取扱所」「移動タンク貯蔵所」です。
論点「製造所等の基準」で、選択肢に採用される可能性が大きいので、確実に暗記です。
「地下タンク」の5文字で5種、「セルフ」の3文字で3種で、文字数さえ数えられれば、すぐ憶えられるはずです。
『心の軍師』に、『文字数で暗記』と、助言してもらってください。
なお、勉強方法等は、「乙種4類の独学」を…、
独学向け教材については、「乙4のテキスト・問題集」をば、お目汚しください。
また、危険物取扱者について、適当かつ曖昧なことを、たとえば、「乙4合格後に取る資格」などを、ブログにまとめています。「危険物取扱者:ブログ記事」をばお目汚しください。
2016年12月27日 11:44 AM
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