独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

第34問:電磁開閉器用押しボタン‐平成28年後期筆記‐第2種電気工事士の過去問解説

第34問は、基本的な図記号の「知識問題」です。

本問は、絶対に取らなくてはいけませんし、“即答”できるようになっておきます。

計算問題の「時間を稼ぐ」ためです。こういう単純な知識問題こそ、「解答時間」の源泉です。

コツ

問題は…、

…です。

コツは、「図記号」を正確に憶えることです。

「●にB」の付く図記号は、「電磁開閉器用押しボタン」です。

なぜか、本当に当該「電磁開閉器用押しボタン」の図記号は、数ある図記号の中でも、よく出ます。

出題者のお気に入りなのでしょう。しっかり押さえて「1点」です。

なお、「電磁開閉器」は、写真鑑別でもおなじみです。

上部の「電磁接触器部」、下部の「熱動継電器部」、目立つ「感度電流調整用つまみ」を、目に焼き付けておきましょう。

解説

解説ですが、当該図記号は、「Bは、Button(ボタン)のB」と憶えると頭に残ります。

気をつけないといけないのは、「ハ」の「ブザー」です。

ブザーの図記号は…、

…のように、「オルゴール」つぽいものになっています。

出題者は明らかに、受験生の「ブザー→buzzer→B」の混同を狙っています。

油断していると、引っかかるので、注意してください。

「ブザーは音が鳴るのでオルゴール」くらいに、語呂で憶えておきましょう。

ちなみに、「buzzer」とは、「ブンブンいうもの」で、たとえば、配偶者です。

補足

他の選択肢の記号をおさらいの意味で挙げていきます。

「ロ」の「パイロットランプ」は…、

「二」の「握り押しボタン」は…、

…となっています。

「ロ」のパイロットランプは、技能で出題率が高いので、今ここで、技能の勉強の先取りをしておきましょう。「二」はあまり出ません。

まとめ

以上、本問の難易度は「カンタン」であり、また、何度も何回も問われている論点です。

文系ド素人でも取れるので、確実に点の上乗せをしてください。こういう問題を落とす輩から、不合格になっていきます。

なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、

独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。

第35問:引込線・引込口配線‐平成28年後期筆記‐第2種電気工事士の過去問解説

第35問は、引込線・引込口配線の基本的な知識を問う問題です。

本問は、絶対に取らなくてはいけませんし、“即答”できるようになっておきます。

計算問題の「時間を稼ぐ」ためです。こういう単純な知識問題こそ、「解答時間」の源泉です。

解説

解説ですが、当該引込線の取付点の高さは、「原則として4メートル以上」です。

しかし、例外として、「交通に支障がないときは、2.5メートル以上」と、規制が緩和されて、低くなっているといった寸法です。

こうした次第で、当該原則と例外の数字を覚えておけば、穏当に「1点」といった次第です。

なお、木造建物の引込口配線には、金属管や金属がい装のケーブルは使えません。まあ、危ないからとすぐ理解できるかと思います。

コツ

本問のコツは、「家の周りを注意する」です。

どの家にも、電柱からの引込線があるはずです。自宅はもとより近所の家の、引込み線を注視してみてください。

当該引込線を見て、「あ、ここは交通に支障がないから、2.5メートルくらいになっている」と憶えます。

反対に、「あーここは、交通に支障があるっぽいので、高いな。こら原則の4メートル以上だな」などと、散歩途中や移動中につぶやきます。

こうして実地に見ていくと、数字と理屈が頭に残ります。

まとめ

本問は、数字暗記が楽なので比較的カンタンな部類です。

即断に解答して、計算問題の解答時間を捻出してください。

なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、

独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。

第36問:漏電遮断器の図記号‐平成28年後期筆記‐第2種電気工事士の過去問解説

第36問は、第2種電気工事士の面子のかかった「知識問題」です。

一口で言えば、“なめた問題を出しやがって”です。

出題者は、“わざと混同しやすい図記号”を繰り出して、我々を試しに来ています。

似たような記号だからわからんだろ、お前たち的な、「人を食った出題者の意図」を粉砕しなくてはなりません。

点数のことは言うまでもありませんが、プライドの問題でもあります。

本試験で間違えると恥です。過去問演習では間違えてもいいですが、二度と間違えないように、正確に憶えましょう。

コツ

問題は…、

…のように、四角囲いの「BE」が何か?という問題です。

答えは「イ」の「漏電遮断器(過負荷保護付)」です。

コツは「1つ1つ、正確に憶える」です。

本問が難しいのは、「漏電遮断機には2つある」ためです。

「漏電遮断機」には…、

ノーマルな「漏電遮断機」と…、

先の過負荷保護付の「漏電遮断機」とがあるのです。

図記号もそれぞれに設けられており…、

ノーマルな「漏電遮断機」は「E」で…、

過負荷保護付の「漏電遮断機」が、問題の「BE」といった塩梅です。

「BE」は、過負荷保護付の「漏電遮断機」と、かっちり憶えましょう。

説明

本問で最も間違えやすいのは、「二」の「配線用遮断機」です。

おそらく、数百人の受験生は、ついウッカリと、「BE」の「B」の字を、「ブレイカー」と読み違えているはずです。

「BE」の「B」はブレイカーじゃねえ?ブレイカーといえば遮断器でしょ、的なノリで「ニ」の「配線用遮断器」を選んでいる、ってな寸法です。

ニヤリと微笑する出題者を、私たちは忘れてはいけません。

「配線用遮断機」は、「B」のみです。

配線用遮断機には、余分なアルファベットはなく、単に「B」のみです。

繰り返します。「配線用遮断機はBのみ!」と、フレーズをつけて憶えこんでください。

当該論点は、勉強したときは頭に残っているのですが、時間が経つと、「ハテ、Bはなんだっけ?」となるのであります。

当該なんだっけ?こそ、出題者が当該論点を出す最大の要因であります。

本試験まで記憶の混同が生じないように、「配線用遮断機はBのみ!」と、通勤・通学中に100回は唱え込んで、満員電車なのにあなたの周りだけ空間が生まれようとも、ブツブツ言って憶えこんでください。

補足

選択肢の補足です。

「ロ」は漢字に注意です。

「漏電遮断器」かなと思っていたら、よく読めば、「漏電警報器」となっており、消防設備士の出番と相なっております。

「ハ」の「モーターブレーカ」の図記号は…、

または…、

…となっています。

当該モーターブレーカは、字面や雰囲気から、すぐわかるので問題ないかと思います。

なお、当該モーターブレーカの写真鑑別も、地味に出るので、テキストでおさらいしておきましょう。

まとめ

本問は、受験生の面子をかけて、絶対に正解しなくてはいけません。

また、先ほど述べたように、試験の中盤から序盤で、記憶の混同が生じる図記号となっています。

「B」は「配線用遮断機」。

「E」は「漏電遮断器」。

「BE」は「漏電遮断器(過負荷保護付)」。

…と、正確に憶えこみましょう。

本問は、本当によく出るので、確実に正解します。

なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、

独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。