独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

第33問:地中埋没線と地中埋設工事‐平成28年後期筆記‐第2種電気工事士の過去問解説

第33問は、基本的な「知識問題」です。

地中埋没線の図記号や、地中埋設工事の基礎的な知識を問うており、得点源となっています。

本問は。憶えていたら取れるので、文系ド素人は確実に得点しなくてはなりません。

この1問が取れれば、難解な計算問題や配線図問題を1問捨てることができます。

コツ

「地中埋没線の図記号」は、一口で言うと、かえるのような顔をした線です。

冬眠中のかえる→地中→地中埋没線、ってな寸法です。

当該地中埋没線と他の線の憶え方は、「配線を表す図記号の憶え方」を参考にしてみてください。

解説

本問の解説ですが、「地中埋設工事には、ケーブルのみ」と「ケーブルは、すべての工事に使える」とだけ、憶えておけば正解できます。

答えは、「架橋ポリエチレン絶縁ビニルシースケーブル」と、「ケーブル」が含まれている「ロ」が正解となります。

他の選択肢は、「電線」や「コード」となっているので「×」です。

先も言ったように、地中埋設工事には「ケーブル」のみです。

当該2つの論点は、特に後者の「ケーブルはすべての工事でOK」は、形を変えて過去問で問われ続けているので、最低限、ここだけはガチ暗記しましょう。

補足説明

まず、引っかかってはいけないのが、選択肢「ニ」の「屋外用ビニル絶縁電線」です。

「屋外用」とあるので、ついフラフラと選びがちです。早まってはなりません。

繰り返しますが、「地中埋設工事には、ケーブルのみ」です。

また、選択肢「ハ」の「ゴム絶縁丸打コード」は、『コード』の部分を押さえておきたいです。

『コード』とは、わたしたちが普段目にする電気コードです。

あんな薄っぺらな絶縁しかない電線を、地中に、つまり、ほとんど点検できないところに施工できません。

んなわけで、選択肢「ハ」は、「コード」という文言を目にした時点で、「×」と消去できるわけです。

なお、「丸打コード」は電球線に使われるコードで、古い家の照明で目にします。うちの蛍光灯がそうでした…。

当該「コード」の定義もよく出るので、押さえておきます。

まとめ

以上、本問の難易度は「カンタン」であり、また、何度も何回も問われている論点です。

地中埋設工事には、そのほか「埋設の深さ」も出ることがあるので、余力があれば押さえておきましょう。

先述したように、最低限、「ケーブルはどんな工事でもOK」だけは、完全にド暗記です。

なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、

独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。

第34問:電磁開閉器用押しボタン‐平成28年後期筆記‐第2種電気工事士の過去問解説

第34問は、基本的な図記号の「知識問題」です。

本問は、絶対に取らなくてはいけませんし、“即答”できるようになっておきます。

計算問題の「時間を稼ぐ」ためです。こういう単純な知識問題こそ、「解答時間」の源泉です。

コツ

問題は…、

…です。

コツは、「図記号」を正確に憶えることです。

「●にB」の付く図記号は、「電磁開閉器用押しボタン」です。

なぜか、本当に当該「電磁開閉器用押しボタン」の図記号は、数ある図記号の中でも、よく出ます。

出題者のお気に入りなのでしょう。しっかり押さえて「1点」です。

なお、「電磁開閉器」は、写真鑑別でもおなじみです。

上部の「電磁接触器部」、下部の「熱動継電器部」、目立つ「感度電流調整用つまみ」を、目に焼き付けておきましょう。

解説

解説ですが、当該図記号は、「Bは、Button(ボタン)のB」と憶えると頭に残ります。

気をつけないといけないのは、「ハ」の「ブザー」です。

ブザーの図記号は…、

…のように、「オルゴール」つぽいものになっています。

出題者は明らかに、受験生の「ブザー→buzzer→B」の混同を狙っています。

油断していると、引っかかるので、注意してください。

「ブザーは音が鳴るのでオルゴール」くらいに、語呂で憶えておきましょう。

ちなみに、「buzzer」とは、「ブンブンいうもの」で、たとえば、配偶者です。

補足

他の選択肢の記号をおさらいの意味で挙げていきます。

「ロ」の「パイロットランプ」は…、

「二」の「握り押しボタン」は…、

…となっています。

「ロ」のパイロットランプは、技能で出題率が高いので、今ここで、技能の勉強の先取りをしておきましょう。「二」はあまり出ません。

まとめ

以上、本問の難易度は「カンタン」であり、また、何度も何回も問われている論点です。

文系ド素人でも取れるので、確実に点の上乗せをしてください。こういう問題を落とす輩から、不合格になっていきます。

なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、

独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。

第35問:引込線・引込口配線‐平成28年後期筆記‐第2種電気工事士の過去問解説

第35問は、引込線・引込口配線の基本的な知識を問う問題です。

本問は、絶対に取らなくてはいけませんし、“即答”できるようになっておきます。

計算問題の「時間を稼ぐ」ためです。こういう単純な知識問題こそ、「解答時間」の源泉です。

解説

解説ですが、当該引込線の取付点の高さは、「原則として4メートル以上」です。

しかし、例外として、「交通に支障がないときは、2.5メートル以上」と、規制が緩和されて、低くなっているといった寸法です。

こうした次第で、当該原則と例外の数字を覚えておけば、穏当に「1点」といった次第です。

なお、木造建物の引込口配線には、金属管や金属がい装のケーブルは使えません。まあ、危ないからとすぐ理解できるかと思います。

コツ

本問のコツは、「家の周りを注意する」です。

どの家にも、電柱からの引込線があるはずです。自宅はもとより近所の家の、引込み線を注視してみてください。

当該引込線を見て、「あ、ここは交通に支障がないから、2.5メートルくらいになっている」と憶えます。

反対に、「あーここは、交通に支障があるっぽいので、高いな。こら原則の4メートル以上だな」などと、散歩途中や移動中につぶやきます。

こうして実地に見ていくと、数字と理屈が頭に残ります。

まとめ

本問は、数字暗記が楽なので比較的カンタンな部類です。

即断に解答して、計算問題の解答時間を捻出してください。

なお、勉強方法等は「第2種電気工事士の独学」を…、

独学向け教材については、「筆記試験の教材」と「技能試験の教材」をばお目汚しください。