「アニリン」は、乙4危険物の第3石油類:非水溶性危険物に分類される危険物です。
当該「アニリン」は、昔も今も、そう出ない危険物です。
しかし、最近の乙4は、試験を難化するために、意図的に、「これまで出してなかった危険物」を繰り出しているように見受けられます。
よって、「アニリン」も、しばしば顔を出すようになっています。
「アニリン」は、難化対策の1つとして、見ておきましょう。
「アニリン」で最も押さえておきたい論点は、おなじみの論点「比重は1以上」です。
乙4危険物のほとんどは「水に浮く」のですが、当該アニリンは、水に沈む危険物です。
必ず、「アニリンは、比重1以上で、水に沈む」と憶えてください。
アニリンの個別問題では、「アニリンは、水より重い」などと、ほぼ、出ます。
「ニートの兄(アニリンのあに)を、水に沈めろ」などと、憶えるとよいでしょう。
「アニリン」で、憶えておきたいことは、まずは、「臭い」です。
「アニリン」は、最もカンタンな「芳香族アミン」で、アミンとは「アンモニア(NH3)由来」の化合物をいいます。(アンモニア:NH3の水素原子を、炭化水素基R-で置き換えたもの。)
まあ、「アニリン」の「ア」は、「アンモニア」の「ア」、だから、「不快な臭いがする」と、憶えるといいでしょう。
先の比重の語呂と合体させて、「“臭い”ニートの兄を、水に沈めろ」で憶えるのも一手です。
なお、アニリンの化学式は「C6H5NH2」です。
次に、押さえておきたいのは、おなじみ「水」と「有機溶剤系」の論点です。
言うまでもなく、「アニリン」は第3石油類の非水溶性危険物なので、水に溶けません。
(テキストによっては、水に溶けにくいなどとありますが、「溶けない」で統一してよいでしょう。)
そして、乙4危険物の大半は、何かしらの有機溶剤に溶けるように、アニリンも有機溶剤系に溶けます。
「アニリン」で、次に憶えておきたいのは、「色」です。
「アニリン」には、「色」に固有事項が多く、よって、出題者に狙われているからです。
基本は「無色」なのですが、「光や空気」により徐々に酸化して、「褐色または赤褐色」に変化します。
また、「アニリン」は、「さらし粉(次亜塩素酸カルシウム)」の水溶液が加えられると、酸化して「赤紫色」となります。
憶え方としては…、
「ひきこもりの兄、外の光と空気で、赤面」と、
「さらされた兄、赤紫に」
…です。
個人的には、意外に、自信作です。利用できるようなら、活用ください。
こんな次第で、「アニリン」の「色」は、固有事項のため、出題者にとっては、出しやすい論点です。
保険の意味で、シッカリ憶えておきましょう。
「アニリン」で問われるのは、ざっとこんな感じです。
先に述べたように、乙4では、「アニリン」の出題実績は少ないので、後回しでも構いません。
とはいえ、「甲種」では当該「アニリン」がよく出ているので、難化した乙4で登場しても、まったく遜色ありません。
余裕があれば、手を付けて、キッチリ消化しておきましょう。
なお、勉強方法等は、「乙種4類の独学」を…、
独学向け教材については、「乙4のテキスト・問題集」をば、お目汚しください。
また、危険物取扱者について、適当かつ曖昧なことを、たとえば、「乙4合格後に取る資格」などを、ブログにまとめています。「危険物取扱者:ブログ記事」をばお目汚しください。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 危険物・乙種, 危険物・乙4‐勉強, 危険物・乙4‐性消, 危険物・乙4‐性消:第3石油類, 危険物取扱者 | 2017年5月9日 8:48 AM |
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「ニトロベンゼン」は、乙4危険物の第3石油類:非水溶性危険物に分類される危険物です。
昔はそう出なかったのですが、最近は、難化傾向を受けて、本試験にしばしば登場するようになっています。
とはいえ、出るところは決まっているので、ド定番のところだけ押さえましょう。
「ニトロベンゼン」で最も押さえておきたい論点は、おなじみの論点「比重は1以上」です。
乙4危険物のほとんどは「水に浮く」のですが、当該ニトロベンゼンは、水に沈む危険物です。
必ず、「ニトロベンゼンは、比重1以上で、水に沈む」と憶えてください。
ニトロベンゼンがテーマの問題では、ほぼ、出ます。
なお、「比重」については、「比重が1以上の危険物の横断まとめと憶え方」も、一読しておくといいでしょう。
「ニトロベンゼン」で、憶えておきたいことは、「色は淡黄色」と「桃が腐ったような芳香」です。
乙4危険物は、大概が「無色」のため、「有色」のニトロベンゼンは、殊更に、狙われやすくなっています。
なお、第2石油類の「クロロベンゼン」は、「無色」なので、混同しないようにしてください。
憶え方あります。
「色横断まとめ」を、一読願います。
次に、「におい」です。
乙4危険物で「臭い」がするのは、ごく限られており、ニトロベンゼンは数少ない、「有臭」の危険物です。
「ニトロベンゼン」は、特に、「桃の腐ったような芳香」という、際立った特徴があるので、殊更に、出題者に目を付けられやすくなっています。
「大トロ弁当(ニ“トロベン”ゼン)が腐ると、桃の臭い」くらいの語呂で、きっちり憶えましょう。
次に、「ニトロベンゼンは、爆発しない」です。
「ニトロベンゼン」には、「ニトロ」という文言があるので、爆発しそうですが、爆発性はありません。
「危険物→危ない→ニトロ→爆発!」ってな連想が働くのでしょうか、「爆発しない」が結構出ます。
出題者の悪意に引っかからないようにしましょう。
次に、押さえておきたいのは、おなじみ「水」と「有機溶剤系」の論点です。
言うまでもなく、「ニトロベンゼン」は第3石油類の非水溶性危険物なので、水に溶けません。
そして、乙4危険物の大半は、何かしらの有機溶剤に溶けるように、ニトロベンゼンも有機溶剤系に溶けます。
たぶん、出題者は、問題を埋める選択肢に困っているのでしょう。
「溶ける・溶けない」は、頻出なので、しっかり頭に入れておきます。
「ニトロベンゼン」で問われるのは、ざっとこんな感じです。
なお、ときおり、本試験では、「ニトロベンゼンは、常温で引火する」といった設問が登場します。
(すわ、ニトロベンゼンの引火点なんて知らんがな)となりがちですが、「第3石油類」の定義を覚えておけばいいだけです。
「第3石油類とは、引火点が70度以上、200度未満のものをいう」です。
ニトロベンゼンは、言うまでもなく、第3石油類なので、当然、引火点は「70度以上」にならざるを得ません。
ですから、ニトロベンゼンが常温(20度)で引火することはありません。
ま、このように、いうほど難しい問題は出ないので、試験に出たら、確実に1点を取りましょう。
なお、出題実績はあまりないのですが、ニトロベンゼンの蒸気は「有毒」です。
「ニトロ“ベンゼン”」とあるように、「ベンゼン」と同じで、「蒸気は有毒」といった寸法です。
なお、勉強方法等は、「乙種4類の独学」を…、
独学向け教材については、「乙4のテキスト・問題集」をば、お目汚しください。
また、危険物取扱者について、適当かつ曖昧なことを、たとえば、「乙4合格後に取る資格」などを、ブログにまとめています。「危険物取扱者:ブログ記事」をばお目汚しください。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 危険物・乙種, 危険物・乙4‐勉強, 危険物・乙4‐性消, 危険物・乙4‐性消:第3石油類, 危険物取扱者 | 2017年5月8日 9:44 AM |
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「クレオソート油」は、乙4危険物の第3石油類:非水溶性危険物に分類される危険物です。
昔はそう出なかったのですが、最近は、難化傾向を受けて、本試験にしばしば登場するようになっています。
当該「クレオソート油」は、特徴のある危険物なので、実に、「試験向け」の危険物となっています。
しっかり憶えておきましょう。
「クレオソート油」で最も押さえておきたい論点は、「水に沈む」です。
つまり、「比重は1以上」といった次第です。
当該クレオソート油が試験に出た場合、当該比重が出ないことはありません。
乙4危険物のほとんどは「水に浮く」のですが、当該クレオソート油は、水に沈む危険物です。
必ず、「クレオソート油は、比重1以上で水に沈む」と憶えてください。
「クレオソート油」で、憶えておきたいことは、たくさんあります。
まず、「色」です。
クレオソート油は、「濃黄褐色または黒、暗緑色」をしています。
乙4危険物は、大概が「無色」のため、「有色」のクレオソート油は、狙われやすくなっています。
よく出るので、キッチリ憶えておきます。
参考:「色横断まとめ」
次に、「有毒」です。
クレオソート油は毒性が強く、発がん性があり、経口投与すると死に到るときもあります。また、蒸気も有毒です。
クレオソート油は、「木材の防腐剤」に使われているので、「有毒」さも腑に落ちるかと思います。
次に、おなじみ「水」と「有機溶剤系」の論点ですが…、
クレオソート油は、水に溶けません。
クレオソート油は、第3石油類の非水溶性危険物です。
クレオソート油は、有機溶剤系に溶けます。
乙4危険物の大半は、何かしらの有機溶剤に溶けます。
このあたりは、実によく問われるので、しっかり頭に入れておきます。
そのほか、「クレオソート油」で押さえておきたいのは、「引火点」です。
クレオソート油の引火点は「75度」ですが、数字を憶える必要はありません。
本試験では、「クレオソート油の引火点は、70度以上である」という設問が、“なぜか”定番です。
この問題を解くには、「第3石油類」の定義を覚えておけばいいだけです。
そう、「第3石油類とは、引火点が70度以上、200度未満のものをいう」です。
クレオソート油は、言うまでもなく、第3石油類なので、当然、引火点は「70度以上」にならざるを得ません。
「クレオソート油」で試験に出るのは、ざっとこのくらいですが、「燃焼温度が高いので、火災になると、消化が困難」が、ときおり顔を出します。
また、あまり出題実績はないですが、クレオソート油は、「カーボンブラック」に使われます。
そのほか、「クレオソート油は芳香族炭化水素」とか、「ナフタレンやアントラセンを含む」といった設問が出ますが、文系なら捨ててもいいでしょう。
ぶっちゃけ、クレオソート油は、難化傾向にあるためか、お友達の超メジャー危険物の「重油」以上に、試験に出ている「感じ」がします。
先に言いましたが、クレオソート油には、特徴がたくさんあって、「出題者好み」なので、押さえておくのが無難です。
なお、勉強方法等は、「乙種4類の独学」を…、
独学向け教材については、「乙4のテキスト・問題集」をば、お目汚しください。
また、危険物取扱者について、適当かつ曖昧なことを、たとえば、「乙4合格後に取る資格」などを、ブログにまとめています。「危険物取扱者:ブログ記事」をばお目汚しください。
| カテゴリー: 資格こもごも | Tags: 危険物・乙種, 危険物・乙4‐勉強, 危険物・乙4‐性消, 危険物・乙4‐性消:第3石油類, 危険物取扱者 | 2017年5月7日 9:14 AM |
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