| カテゴリー: 過去のススメ |
お勉強におきましては、時間が解決するものがございます。
時間が経過しない限り、わからないことは多々ございます。
また、お勉強したことがある程度蓄積されてようやく、わかってくることもございます。
ですから、いま目の前の事すべてを、今という時間でできるようにならなくてもよいのでございます。
焦ってやること、時間に追われてやったことというのは、ほんとうに身に付きません。
これが、単なる事務作業レベルの事、雑事・雑用の類なら、別段に構わないのでございます。
署名捺印住所を書いてポストに投函するだけ、メール連絡・送受信、何百回とやった定型作業ならば、ざざっとやっても、やりさえすればいいのですから、それで結構なのでございます。
しかし、お勉強はそうではないのでございます。
頭の中に新しく何かを生み出すという、なんとも高度な作業でございます。
失敗も多くございます。駆け足でできるものでは、到底できえない性質のものなのでございます。
この点、勘違いなさらないよう、ご注意くださればと存じます。
もしも、お勉強に取り掛かろうとしても、心が浮き立っていたり、何かで気がふさがっていたりで、全くおちつかないときは、そういう状態でお勉強をするよりかは、ぶらぶらするか、寝てしまったほうがよろしいかと存じます。
焦りながらのお勉強、何かに追われながらのお勉強は効果は少ないことを、頭の片隅にでも置いていてくださればと存じます。
さてさて、上記の事は、まじめな人・一生懸命な人に当てた内容でございます。
こうした人は、その長所の反作用と申しましょうか、まじめ→神経質、一生懸命→焦り勝ち、気ぜわしいという側面を持つものでございます。
ですから、お勉強をセーブすることが、お勉強のコツと相なる次第でございます。
しかし、おっとりした人、それほどまじめでない人は、セーブなどしてはなりません。
今できること、今すべきこと、今の環境でできることは、やらねばなりません。
できない状態であるのにやろうとする人が、まじめ系の人間でございます。
対して、できるのにしないのが、おふざけ系・のんびり系の人たちでございます。
もしも、自分が後者に属するとお考えでしたら、先延ばしせず、今日できることはなんとしてもやりぬくようにするのが、お勉強のコツと相なる次第でございます。
焦らないのも大事な特質ではありますが、焦りという緊張を全く欠くのも、これまたいかがなものかと思う次第でございます。
愚図な人ほど、今日、この今でできることを、先にやろうと致します。
今やっても構わないならやることをお勧め致します。
物事が効率よく、ちゃきちゃきと動いていくのも、楽しくて気持ちのよいものでございます。
ちゃきちゃきと進める「快」を知れば、(なぜ、あの人はあんなに急いでやるのか知らん)とおもっていたことが、自明になるかと存じます。
そうやるのも面白いから、そうやる人がいるのでございます。
物事のやり方・コツというのは、1つに定まらないのでございます。
まずは一長一短たる己を知って、その時に応じたやり方をお求めくださればと存じます。
コツは
2010年3月25日 1:30 PM
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