| カテゴリー: 過去のススメ |
何をしたらいいかわからないと、話は進みません。
何をしたらいいかをよくわかっていないと、やっぱり話はうまく進んでいきません。
以上は当たり前の事ですが、意外にお忘れになっている方が居られるかと存じます。
それはやはり、お勉強そのものの性質にあるかと存じます。
お勉強ではどうしても、未知の事を勉強する事となりますので、やっぱり、やる事の把握がぼんやりとしてくるわけでございます。
しかし、ぼんやりと曖昧なままにしておくのは危険でございます。
わたくしたちは、曖昧なものに対してはやる気が向かわないからでございます。
ぬえのように意見はコロコロ変わりどっちつかずで定見が無く、結論は言わず、言えばすぐに撤回するような人とは、まともに接しないかと思います。
これは、大人の世界に限った話ではなく、小学校1年生であってもこんな子は仲間はずれにはされる事でしょう。こんなクソガキとは、付き合う気が起きないからでございます。
具体性がなく曖昧な人や物、事柄については、「気」が起きないのがわたくしたちの性質なのでございます。
お勉強も同様の事情でございます。
具体的にやるべき内容を把握しているからこそ、日々、お勉強に対してのやる気が生まれてくるわけでございます。
こつこつやっていけば試験には穏当に合格する事はできますが、こつこつするには、何をこつこつするのか具体的に把握しておかねばならないのでございます。
何をするかを把握するのが、こつこつの最低限の準備なのでございます。
基本的に、独学で合格するというのは、魔法や特殊なテクニックの結果ではなく、どれだけ自分のやるべき事を具体的に把握して行ったかにほかなりません。
気合や精神力が優れているからお勉強ができるわけではなく、本当のところ、自分のすべき事をしっかり把握しているからこそ、お勉強しているのでございます。
あのあたりはまだやばいとか、過去問はまだやり足りていないとか、こういった自分の課題とその課題の重要性を明白に知っているからこそ、お勉強ができるわけでございます。
何にもない曖昧でのっぺらぼうの状態では、やはりお勉強の気は湧かないのでございます。
試験勉強は、ひいては合格するかしないかは、頭の良し悪しというより、お勉強の取り組み方や方法の違いに強く関係しているかと思います。
独学では学習計画を推奨しますが、それは、自分がこれから何をするかを具体的に把握するためなのでございます。
お勉強が進まないなあと思っておられる方が居られましたら、まずは、学習の計画作りから入ってくださればと存じます。
何を何時までにどのくらいの深度でやるか、こうしたことを考えるうちに、明日やる事、来週やる事が明白に頭に浮かんでくるかと存じます。
はっきりさせて
2010年1月27日 6:42 PM
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