独学でススメ-読むだけで独学合格できるかもしれない、適当なヒントとTips

硬いものは柔らかく

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

よく噛んで食べる、というのは、誰にでもできて誰にでも効果のある、至極身近な健康法であるかと存じます。
最近お腹がゆるくなったとか、食欲が湧かないとか、便秘がちになった、疲れが取れなくなったなど、なんだか調子が悪いなあと思ったときには、意識的に良く噛むようにしてくださればと存じます。
良く噛むと消化が良くなる上に、よく言われますように、唾液が分泌され、いっそう吸収されやすくなります。
食べているのに元気が出ないというのは、消化がうまくできていないことも考えられるのでございます。
また、便秘がち・ゆるくなったというのも、消化吸収が合理的に行われていない証左であるかと存じます。
ぜひ、良く噛んで見ることを推奨する次第でございます。
特に、ファストフードを良く利用される方は、意識のうえに意識して、噛むようにしてくださればと存じます。
ハンバーガーやポテトを食べると胃が荒れたり、便秘になるという人は、良く噛んでいないのがその原因でございます。
一度、どれほど咀嚼しているか、数えてみてください。驚くほど、噛んでいないのがわかるかと存じます。
そのうえ、食べ物の組み合わせもよろしくありません。ハンバーガーは柔らかいのですが、ポテトというのは、油で揚げてカリカリになっているので意外に硬いのであります。
わたくしたちの多くは、「ポテトは硬い!」という揚げ物・フライ物の事実を見落としているかと思います。
逆に言えば、同じ調子で食べてはいけないものが、同じひとつのトレイにのっかっているというわけでございます。
ポテトだけでも、どろどろに為るまで噛めば、だいぶ、胃の荒れやもたれ具合を阻止できるかと思います。同じことは、せんべいやポテチなどの硬いお菓子にも当てはまります。
酒の肴のピーナツ類も硬いです。お酒を飲むと下痢をする人は、自分がどのようなつまみを食べ、どのように食べているかをお振り返りくださいまし。
なんにせよ、良く噛むことで、しっかりと消化吸収をしてくださればと存じます。
さて、同じことが、お勉強にもいえるかと存じます。
難しいこと、難解なこと、膨大なことは、一時に短時間でやろうとせず、ゆっくりじっくり、まるで牛が草を食むように取り組むことが大切であるかと思います。
先ほど言いましたポテトやせんべい、ポテチの類のように、硬いものを良く噛まずに飲み込むと、胃の荒れ・胃もたれ、腹痛、大きいほうの不調に為るのと同様に、お勉強におきましても、一気にできないことをやろうとすると不都合なことが多々出て来るのでございます。
お勉強といいますのは、やったらおしまい、と言うわけには行きません。押入れや納屋の掃除のように、やってしまえば来年までしないで済む、というわけには行かないのでございます。
やっただけでなく、細部まで理解して頭の中に入れていかねばならないのでございます。
この点、全く違うことをしっかり意識してくださればと存じます。
膨大なページがある章は小分けして取り組む、複雑な制度や規定は語呂暗記等で全体を把握してからおさえていく、難しい問題は自分のできるところとできないところをしっかり区分けして進める、複雑な文章は括弧がけや色分けをして読んで行くなど、自分の手に余るときは、自分がきっちりできる範囲で進めていかねばならないのでございます。
それが、どれほど遅く、ノロノロ勉強に見えても、でございます。
1日に少ししか進まなくても、それはそれで、価値のある進捗でございます。
大食い選手権の人たちが真に食べてはいないように、お勉強におきましても、形だけのお勉強では実にならないものでございます。痩せている大食漢は珍しくありませんね。
お勉強の質とは、消化吸収にどれほど貢献したかでございます。
形式的且つ中身のないお勉強にならないよう、ご注意申し上げたく存じます。


よーく噛んで

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