120問‐新潟県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「適正使用」の「使用しない」についての問題です。「適正使用」の中でも、あまりでない論点が問われています。難しいと思います。過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、きちんと復習して、解けるようにはなっておきましょう。

120問‐使用しない

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「やや難」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

解説

 対策ページは、「次の症状がある人」です。

 設問の薬には、「プソイドエフェドリン塩酸塩」が入っています。

 上記ページから、「3 前立腺肥大による排尿困難」が選べます。

 理由は、「交感神経刺激作用により、尿の貯留・尿閉を生じるおそれがあるため。」です。

 「医薬品」の知識をフル活用してください。

補足

 試験戦術的なことを言うと、「1 高齢者」と「2 緑内障と診断を受けた人」は、「使用しない(使用を避ける)」の論点には、出てきません。

 つまり、「高齢者」と「緑内障」は、「相談すること」だけの論点となっています。

 んなもんで、即断で、「1」と「2」が消去できるわけです。

 さて、「4 激しい腹痛又は吐気・嘔吐の症状がある人」ですが、これは、「ヒマシ油が配合された瀉下薬」の禁忌です。

 本問の薬には、ヒマシ油が入っていないので、「4」も消去されます。。

 ちなみに、禁忌の理由は、「急性腹症(腸管の狭窄、閉塞、腹腔内器官の炎症等)の症状である可能性があるため」です。

答え

 正解:3

 当該年度の過去問は、以上です。お疲れ様でした!!

適正使用

 101問:添付文書

 102問:医薬品総論

 103問:添付文書の使用上の注意

 104問:安全性速報

 105問:一般用医薬品の添付文書

 106問:製品表示

 107問:保管及び取扱い上の注意

 108問:医薬品PLセンター

 109問:副作用情報等の収集

 110問:副作用等報告

 111問:副作用被害救済制度

 112問:救済給付の支給対象範囲

 113問:救済制度の対象

 114問:啓発活動

 115問:使用しないこと‐アレルギー既往歴

 116問:使用しない‐基礎疾患

 117問:運転操作をしない

 118問:長期連用しない

 119問:相談すること

 120問:使用しない

令和3年度 新潟県 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和3年度 インデックス

 ・薬事に関する法規と制度(第1~第20問)

 ・基本的な知識(第21~第40問)

 ・人体の働きと医薬品(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

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こまごましたもの

 登録販売者のこまごましたことは、ブログに投稿しています。

 興味のある方は、「登録販売者の投稿記事 」の「登録販売者:語呂合わせ」や「登録販売者:まとめ」、「登録販売者:憶え方」などをお目汚しください。

 そのほか、「登録販売者:医薬品」や「登録販売者:生薬」、「登録販売者:漢方処方製剤」で、ヒマな時間を潰してください。

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