112問‐新潟県 過去問と解説

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「適正使用」の「救済給付の支給対象範囲」についての問題です。基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

112問‐救済給付の支給対象範囲

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「医薬品副作用被害救済制度は、医薬品を適正に使用したにもかかわらず、副作用 によって一定程度以上の健康被害が生じた場合に、医療費等の諸給付を行うもので ある。」ですが、正しい記述です。

 救済制度は、「医薬品の適正使用」が前提なので、注意してください。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「医薬品の効果があまりなかったことから、添付文書に記載されている用量を超え る量を服用したが、用法どおりに服用したことから救済給付の対象となる。」ですが、誤った記述です。

 用法はあっていても、用量が間違っているので、適切な使用とはなりません。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢c

 選択肢cの「救済給付の対象となる健康被害の程度としては、副作用による重い後遺障害(日 常生活に著しい制限を受ける程度以上の障害。)が残った場合のみである。」ですが、誤った記述です。

 選択肢の重い後遺障害のほかに、「入院を必要とする程度の医療(自宅療養も含む。)」もあります。

 よって、選択肢は、「誤」となります。

選択肢d

 選択肢dの「医薬品を適正に使用して生じた健康被害であっても、特に医療機関での治療を要 さずに寛解したような軽度のものについては給付対象に含まれない」ですが、正しい記述です。

 そのとおりの記述です。テキストで確認しておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「誤」です。

 「c」は「誤」です。

 「d」は「正」です。

 「答え」は、

 正解:2

 さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。

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適正使用

 101問:添付文書

 102問:医薬品総論

 103問:添付文書の使用上の注意

 104問:安全性速報

 105問:一般用医薬品の添付文書

 106問:製品表示

 107問:保管及び取扱い上の注意

 108問:医薬品PLセンター

 109問:副作用情報等の収集

 110問:副作用等報告

 111問:副作用被害救済制度

 112問:救済給付の支給対象範囲

 113問:救済制度の対象

 114問:啓発活動

 115問:使用しないこと‐アレルギー既往歴

 116問:使用しない‐基礎疾患

 117問:運転操作をしない

 118問:長期連用しない

 119問:相談すること

 120問:使用しない

令和3年度 新潟県 科目別

 弱点克服等には、以下のリンクで、科目別に演習してください。

 ・令和3年度 インデックス

 ・薬事に関する法規と制度(第1~第20問)

 ・基本的な知識(第21~第40問)

 ・人体の働きと医薬品(第41~第60問)

 ・主な医薬品とその作用(第61~第100問)

 ・医薬品の適正使用と安全対策(第101問~第120問)

独学向け教材

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こまごましたもの

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