本問は、「医薬品」の「プロスタグランジン及び解熱鎮痛薬」の問題です。小難しい選択肢が2つありますが、テキストレベルです。残る2つの選択肢は、基礎・基本レベルです。ギリギリまで、選択肢を絞ってください。また、小難しい選択肢は、できなかったら、キッチリ復習して解けるようになっておきましょう。再出題の可能性があります。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「プロスタグランジンはホルモンに似た働きをする物質で、体の各部位で発生した痛みが脳へ伝わる際に、そのシグナルを増幅することで痛みの感覚を強めている」ですが、正しい記述です。
小難しい選択肢です。
最近では、選択肢のような「語句」を問う問題が増えています。
テキストは、シッカリ精読しておきましょう。
また、復習だけはシッカリしておいてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「末梢におけるプロスタグランジンの産生抑制は、循環血液量と腎血流量を増加させる」ですが、誤った記述です。
中枢神経系におけるプロスタグランジンの産生抑制作用は、循環血流量を増加します。
対して、末梢におけるプロスタグランジンの産生抑制は、腎血流量を“減少”させ、腎機能に障害があると、その症状が悪化する可能性があります。
こういう理論問題が増えているので、テキストは、くまなく読んでおくべきです。もちろん、要復習です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「解熱鎮痛薬は、頭痛の症状が現れないうちに予防的に使用することが適切である」ですが、誤った記述です。
「解熱鎮痛薬」に限らず、予防的な薬の服用は、過剰摂取になりかねないので、不適切となっています。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢dの「解熱鎮痛薬の坐薬とかぜ薬の内服薬の併用は、それぞれ吸収する部位が異なるため、影響し合うことはない」ですが、誤った記述です。
部位が異なっても、成分が重複したりしていれば、効果が増幅したりします。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「a」は「正」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「誤」です。
「d」は「誤」です。
「正しいものの組み合わせ」は、
正解:2
61問:かぜ・かぜ薬・・・「ふつう」。
62問:かぜ薬の配合成分・・・「ふつう」。
63問:解熱鎮痛薬・・・「ふつう」。
64問:プロスタグランジン及び解熱鎮痛薬・・・「やや難」。
65問:眠気を促す薬・・・「ふつう」。
66問:眠気防止薬・・・「ふつう」。
67問:鎮暈薬(乗物酔い防止薬)・・・「ふつう」。
68問:鎮咳去痰薬・・・「ふつう」。
69問:鎮咳去痰薬の生薬成分・・・「やや難」。
70問:口腔咽喉薬・うがい薬(含嗽薬)・・・「ふつう」。
71問:制酸薬・・・「ふつう」。
72問:胃の薬・・・「ふつう」。
73問:腸の薬・・・「ふつう」。
74問:胃腸鎮痛鎮痙薬・・・「ふつう」。
75問:浣腸薬・・・「ふつう」。
76問:心臓などの器官や血液に作用する薬・・・「ふつう」。
77問:高コレステロール改善薬・・・「ふつう」。
78問:貧血用薬・・・「ふつう」。
79問:循環器用薬・・・「ふつう」。
80問:痔の薬・・・「ふつう」。
81問:外用痔疾用薬・・・「ふつう」。
82問:婦人薬・・・「ふつう」。
83問:内服アレルギー用薬・・・「ふつう」。
84問:鼻炎用点鼻薬・・・「ふつう」。
85問:眼科用薬・・・「ふつう」。
86問:点眼薬・・・「ふつう」。
87問:殺菌消毒薬・・・「ふつう」。
88問:外皮用薬・・・「やや難」。
89問:外皮用薬2・・・「ふつう」。
90問:角質軟化薬及びにきび用薬・・・「ふつう」。
91問:みずむし・たむし用薬・・・「ふつう」。
92問:歯痛・歯槽膿漏薬・・・「ふつう」。
93問:禁煙補助剤・・・「やや難」。
94問:滋養強壮保健薬・・・「ふつう」。
95問:漢方処方製剤の重篤な副作用・・・「ふつう」。
96問:生薬成分・・・「難」。
97問:生薬成分2・・・「ふつう」。
98問:消毒薬・・・「ふつう」。
99問:殺虫剤・・・「ふつう」。
100問:妊娠検査薬・・・「ふつう」。
苦手科目の克服等には、以下の科目別リンクを利用してください。
使用教材の詳細は「教材レビュー」に述べていますが、読むのが面倒な人は…、
テキストは、初心者向けでオマケ付きの「 らくらく完全攻略!登録販売者試験合格テキスト&問題集 第4版 」で…、
過去問は、掲載問題数が一番多い「 超重要!登録販売者過去問題集 '24年版 (2024年版) 」を使えば支障ありません。
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