本問は、「医薬品」の「痔疾用薬」の問題です。漢方処方製剤の選択肢が1つあります。これが解けなくても、最終解答を導くことはできます。間違えたところは、復習しておきましょう。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢アの「直腸粘膜と皮膚の境目となる歯状線より上部の、直腸粘膜にできた痔核を内痔核と呼ぶ。直腸粘 膜には知覚神経が通っていないため、自覚症状が少ないことが特徴である。」ですが、正しい記述です。
「内痔核」の正しい記述です。
配偶者にも教えてあげてください。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢イの「局所麻酔成分は、皮膚や粘膜などの局所に適用されると、その周辺の知覚神経に作用して刺激の 神経伝導を不可逆的に遮断する作用を示す」ですが、誤った記述です。
新手の出題です。
間違っているのは、「不可逆的」のところです。
正しくは、「可逆的」です。
こういう問題も出るようになっています。テキストを精読しておきましょう。
まあ、「不可逆的」だと、もう元に戻らなくなるわけですから、ヤバいですよね。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢ウの「メチルエフェドリン塩酸塩が配合された坐 剤及び注入軟膏は、交感神経系に対する刺激作用によ って心臓血管系や肝臓でのエネルギー代謝等に影響を生じることが考えられ、心臓病、高血圧、糖 尿病又は甲状腺機能障害の診断を受けた人では、症状を悪化させるおそれがある。」ですが、正しい記述です。
「止血成分(アドレナリン作動成分)」の「メチルエフェドリン塩酸塩」の正しい記述です。
当該メチルエフェドリン塩酸塩は、そこそこ禁忌があるので、何度もテキストに当たっておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢エの「芎帰膠艾湯は、体力中等度以下で冷え症で、出血傾向があり胃腸障害のないものの痔 出血、 貧血、月経異常・月経過多・不正出血、皮下出血に適すとされ、胃腸が弱く下痢しやすい人でも、 胃部不快感、腹痛、下痢等の副作用が現れにくい。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「胃腸が弱く下痢しやすい人でも、 胃部不快感、腹痛、下痢等の副作用が現れにくい」のところです。
「芎帰膠艾湯」ですが、「胃腸が弱く下痢しやすい人では、胃 部不快感、腹痛、下痢等の副作用が現れやすい等、不向きとされる」となっています。
復習だけはしておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「ア」は「正」です。
「イ」は「誤」です。
「ウ」は「正」です。
「エ」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:2
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