本問は、「人体」の「循環器系や泌尿器系に現れる副作用」についての問題です。基礎・基本事項ばかりです。難しいところはありません。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢アの「うっ血性心不全とは、心筋の自動性や興奮伝導の異常が原因で心臓の拍動リズムが乱れる疾患の ことである。」ですが、誤った記述です。
選択肢の説明は、「不整脈」のものです。
「うっ血性心不全」ですが、「全身が必要とする量の血液を心臓から送り出すことができなくなり、 肺に血液が貯留して、種々の症状を示す疾患」です。
テキストで確認しておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢イの「循環器系疾患の診断を受けている人に対しては、使用禁忌となっていない場合であっても、使用 する人の状態等に応じて使用の可否を慎重に判断すべき医薬品がある。」ですが、正しい記述です。
あまり出ない記述です。
「3)循環器系に現れる副作用」の「(b) その他」からの出題です。
手引きには…、
「高血圧や心臓病等、循環器系疾患の診断を受けている人は、心臓や血管に悪影響を及ぼす 可能性が高い医薬品を使用してはならない。」
「また、使用禁忌となっていなくても、使用しようとする人の状態等に応じて使用の可否を慎重に判断すべき医薬品は、使用上の注意の「相 談すること」の項で注意喚起がなされている。」
…とあります。
「副作用」のページは、隅から隅まで、読み込んでおきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢ウの「尿意があるのに尿が全く出なくなる(尿閉)、下腹部が膨満して激しい痛みを感じるといった症状 は、基礎疾患として前立腺肥大がある男性にのみ現れる。」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「基礎疾患として前立腺肥大がある男性にのみ現れる」のところです。
手引きには…、
「これらの症状は前立腺肥大等の基礎疾患がない人でも現れることが知られており、男性に限らず女性においても報告されている。」
…とあります。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢エの「膀胱炎様症状として、尿の回数の減少、残尿感がある」ですが、誤った記述です。
間違っているのは、「尿の回数の減少」のところです。
正しくは、「尿の回数増加(頻尿)」です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
なお、「膀胱炎様症状」ですが、頻尿・残尿感のほかに、排尿時の疼痛もあります。テキストで確認しておきましょう。
「ア」は「誤」です。
「イ」は「正」です。
「ウ」は「誤」です。
「エ」は「誤」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:4
さて、最終解答でミスったのなら、必ず、「登録販売者の解答は2回念押し‐最終得点は2~3点上がる」に、目を通しておきましょう。選び方を変えるだけで、点が取れます。
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