宅地建物取引士(宅建)の勉強方法:法令上の制限

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 宅建の試験科目「法令上の制限」の「都市計画法」「建築基準法」「農地法」「国土利用計画法」「土地区画整理法」「宅地造成等規正法」の独学ポイント。最初はとっつき難いがなれると見かけだけなので、絶対に得点源とする。『載ってるやん!で、あと1年』なので、テキストや過去問の頻出・定番事項は絶対に点を取れるようになっておく。

法令上の制限のポイント‐「見かけだけ」と「絶対取る」

 試験勉強の最初うちは、実に骨が折れます。というのも、これまで見たことも聞いたこともない「言葉」のオンパレードで、何が何やら?トホホになってしまうからです。

 しかし、安心してください。

 問題で問われることは、主に用語の意味や定義、基本的な数字などで、「慣れたら全然どうってことない」からです。

 最初はチンプンカンプンですが、試験勉強が進むに当たって、わかるようになります。要は「慣れていない」だけです。

 法令上の制限の難しさは、「見かけだけ」なので、苦手意識を持たないようにしてください。

 本科目は、貴重な点数源です。5~6問は取れるようにしておけば十分です。

 重要なことを言います。

 本試験では、難問や奇問が出題されます。が、そういう問題は受験生の誰も正解できないので、気にする必要はありません。華麗にスルーをしたらいいだけです。

 しかし、テキストをシッカリ読んでいたら得点できる問題や、過去問で頻出・定番な問題を落とすのは、絶対にやってはいけないことです。

 宅建は難化しており、権利関係等で点を確保するのが難しくなっています。

 だからこそ、取れる問題は、絶対に取らないといけないのです。

 先ほども言ったように、「法令上の制限」は、貴重な点数源です。

 『載ってるやん!で、あと1年』です。

 テキストや過去問に載っていた問題を落として不合格となって、あと1年、余分に勉強することほど、愚かしいことはありません。

 頻出事項・定番事項は、絶対に落とさないよう、シッカリ勉強してください。

法改正をキッチリと

 「法令上の制限」は、何気に法改正の多い科目です。

 一時は鳴りを潜めましたが、また、出題されるようになっています。

 お使いのテキストや過去問には、「法改正情報」の入手方法が明記されていると思います。

 たとえば、ハガキを送れとか、下記URLからダウンロードせよ、とかです。

 概ね4月以降に、順次、法改正情報は公開されていくので、入手して、読み込んでおきます。

 細かい改正事項でも、難化している昨今、選択肢の1つとして、出題される可能性は大です。

 隅々まで読み込んでおきましょう。

 なお、もし、お使いの教材に法改正情報の提供サービスがない場合は、それは「ダメ教材」なので、「宅建教材レビュー」にて紹介する独学向け教材を入手してください。傷は浅いうちに、です。

法令上の制限の出題数

 「法令上の制限」からは、おおむね8問出題されます。

 「都市計画法」と「建築基準法」からはそれぞれ2問、「農地法」「国土利用計画法」「土地区画整理法」「宅地造成等規正法」からそれぞれ1問出題されるのが最近の傾向です。

「都市計画法」

 開発許可から1問でます。開発許可は最近鉄板の出題で、毎年出ているので点数が取れるよう、しっかり勉強しておきます。

 残りの1問は全体的に出るので、テキストを読み込み、過去問演習をしておきましょう。1点は確実に取りたいです。

 過去問を何回も解いておくのが、都市計画法の主な勉強となります。

「建築基準法」

 おおむね2問出ます。暗記問題なので、努力がストレートに点数に現れます。

 建築確認は、ほぼ毎年、出題されています。ここだけでもキッチリと勉強しておきましょう。

 建築基準法の中でも、最高クラスにめんどくさいのは、「用途地域の用途制限」の表です。

 最初はうんざりすることでしょう。めんどくさいとは思いますが、こつこつと「図書館と老人ホームは、工業専用地域以外に作れる」など、共通項や頻出事項を中心にして、憶えていきましょう。

 この地獄的な「表」を憶えておけば、選択肢の1つを潰すことができます。トイレに張っておくといいですね。あの“地獄表”を。

 過去問を何回も解いておくのが、建築基準法の主な勉強となります。

「宅地造成等規正法」

 条文数も少なく、出題も例年は定番なので、「おいしく1点」が取れる法律です。

 合格する受験生は確実に1点を取ってくるので、落とさないようにします。過去問を何回も解いておきます。

 繰り返しますが、確実に取れるようにしておきましょう。

「農地法」

 「農地法」は、3条・4条・5条から出題されるのが定番です。

 これら3つだけやっておいて、違う問題が出たらスルーして、後は運を天に任せましょう。

「国土利用計画法」と「土地区画整理法」

 テキストを読んで過去問レベルのことが出来るようになっていればいいでしょう。深追いは禁物です。

「法令上の制限」は、宅建後に“効いてくる”

 「都市計画法」と「建築基準法」は、宅建の以外の資格試験でも出題される法律です。

 マンション管理士や管理業務主任者といった不動産資格や、FP技能士(ファイナンシャルプランニング技能士)に興味のある方は、これら2つの法律はじっくり見ておいて損はありません。

「都市計画法」は、宅建後にも、効いてくる。

 「都市計画法」は、マンション管理士や管理業務主任者の試験科目です。これらの試験を受ける予定なり“予感”なりがある人は、キッチリ見ておいて損はありません。

 また、都市計画の有無は、不動産の価値と評価に関わってくるからでしょう、「都市計画法」はFP技能士でも出題されます。

 ま、「都市計画法」は、がんばれば点数が上乗せできる科目であり、その他の資格試験においても「点」となる科目なので、時間のある人は丁寧に見ておくと、宅建合格後に、かなり「ラク」ができます!

「建築基準法」も、宅建後に効いてくる。

 「建築基準法」の接道義務や用途制限は、FP技能士で出題されやすいところです。不動産の評価に、直に関わってくるからです。建ぺい率や容積率もFP技能士では定番の問題で、学科と実技の両方で出題されます。

 ちなみに、マンション管理士や管理業務主任者では、あまり用途制限は出ません。だって不動産が「マンション」って決まっているので、「マンションが建てれる用途地域はどこ?」的な出題がせいぜいです。

 なお、建築確認は、マンション管理士や管理業務主任者での試験範囲です。同じような問題が出題されます。宅建でも重要論点ですので、しっかり勉強しておいて損はありません。

宅建科目別勉強方法リンク

 個々を1ページに述べると長くなるので、別ページとしました。

 一人で昼飯を食べているときや、一人でくつろいでいたら配偶者が帰ってきたときにでも、お目汚しください。

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