本問は、「一般」試験の「性質・貯蔵・取扱方法」の「吸入した場合の毒性」の問題です。選択肢のうち1つが厳しいですが、残りは、基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「塩素酸ナトリウム・・・鼻、のどの粘膜を刺激して、悪心、嘔 吐、下痢、 チアノーゼ、呼吸困難等を起こす。」ですが、正しい記述です。
“こういうもの”として押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢bの「クロロホルム・・・ 強い麻酔作用があり、めまい、頭痛、吐き気をおぼ え、はなはだしい場合は、嘔 吐、意識不明などを起 こす。」ですが、正しい記述です。
これは、文系でも大丈夫ですね。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢cの「トルエン・・・短時間の興奮期を経て、深い麻酔状態に陥ること がある。」ですが、正しい記述です。
トルエンは、「法令」でも出ますね。
トルエンは、「興奮、幻覚又は麻酔の作用を有する毒物又は劇物(これらを含有する物を含む。)であつて政令で定めるもの」でした。
よって、選択肢は、「正」となります。
「毒物劇物取扱者の「禁止規定‐興奮、幻覚又は麻酔の作用を有する物(トルエン・酢酸エチル・メタノール)」のまとめ‐法規」も、参考にしてください。
「a」は「正」です。
「b」は「正」です。
「c」は「正」です。
正解:1
教材ですが、長くなったので、「教材レビュー」にまとめています。
読むのがメンドウな人は、テキストには「 第3版 毒物劇物取扱者 合格教本 」を使用し…、
んで、過去問兼問題集には…、
北海道、東北地方、新潟県、長野県、富山県等の人は「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 北海道&東日本編 」を…、
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県等の人は「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関東編 」を…、
関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県)、奈良県、三重県、愛知県、静岡県、岐阜県等の方は、「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関西&中部編 」を…、
九州地方、中国地方、香川県等の方は、「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 九州&中国編 」を…、
…使用します。
理系の人は、教材はそう気にしなくていいですが、文系の人は、慎重に選びましょう。文系には、どうにもならない教材がそこそこあります。
毒物劇物取扱者の独学については、「毒物劇物取扱者の独学」を参考にしてください。
ブログ記事等は、「サイトマップ」に、挙げています。
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