毒物劇物取扱者 関西広域連合 令和6年度(2024年度)過去問+解説 第43問‐吸入した場合の毒性

まずは初めに結論を。一口で言うと。まとめ。要旨。

 本問は、「一般」試験の「性質・貯蔵・取扱方法」の「吸入した場合の毒性」の問題です。選択肢のうち1つが厳しいですが、残りは、基礎・基本的なものばかりなので、難しいところはありません。テキストと過去問を繰り返しておけば、まず、取れます。

第43問‐吸入した場合の毒性

 

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難易度コメント+こたえ

 本問の難易度は、「ふつう」です。

 なお、本問の解答は、こちら(数字のみ)です。

選択肢a

 選択肢aの「塩素酸ナトリウム・・・鼻、のどの粘膜を刺激して、悪心、嘔 吐、下痢、 チアノーゼ、呼吸困難等を起こす。」ですが、正しい記述です。

 “こういうもの”として押えておきましょう。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢b

 選択肢bの「クロロホルム・・・ 強い麻酔作用があり、めまい、頭痛、吐き気をおぼ え、はなはだしい場合は、嘔 吐、意識不明などを起 こす。」ですが、正しい記述です。

 これは、文系でも大丈夫ですね。

 よって、選択肢は、「正」となります。

選択肢c

 選択肢cの「トルエン・・・短時間の興奮期を経て、深い麻酔状態に陥ること がある。」ですが、正しい記述です。

 トルエンは、「法令」でも出ますね。

 トルエンは、「興奮、幻覚又は麻酔の作用を有する毒物又は劇物(これらを含有する物を含む。)であつて政令で定めるもの」でした。

 よって、選択肢は、「正」となります。

 「毒物劇物取扱者の「禁止規定‐興奮、幻覚又は麻酔の作用を有する物(トルエン・酢酸エチル・メタノール)」のまとめ‐法規」も、参考にしてください。

答え

 「a」は「正」です。

 「b」は「正」です。

 「c」は「正」です。

 正解:1

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独学向け教材

 教材ですが、長くなったので、「教材レビュー」にまとめています。

 読むのがメンドウな人は、テキストには「 第3版 毒物劇物取扱者 合格教本 」を使用し…、

 んで、過去問兼問題集には…、

 北海道、東北地方、新潟県、長野県、富山県等の人は「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 北海道&東日本編 」を…、

 東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県等の人は「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関東編 」を…、

 関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県)、奈良県、三重県、愛知県、静岡県、岐阜県等の方は、「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関西&中部編 」を…、

 九州地方、中国地方、香川県等の方は、「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 九州&中国編 」を…、

 …使用します。

 理系の人は、教材はそう気にしなくていいですが、文系の人は、慎重に選びましょう。文系には、どうにもならない教材がそこそこあります。

こまごましたもの

 毒物劇物取扱者の独学については、「毒物劇物取扱者の独学」を参考にしてください。

 ブログ記事等は、「サイトマップ」に、挙げています。

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