本問は、「一般」試験の「性質・貯蔵・取扱方法」の「物質とその性状4」についての問題です。基礎・基本ばかりなので、難しくはありません。
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本問の難易度は、「ふつう」です。
選択肢aの「アクロレイン・・・無色の揮発性液体で特異臭と甘味を有する。水に難溶で ある。」ですが、誤った記述です。
アクロレインは、無色または淡黄色の液体です。
刺すような刺激臭があります。水によく解けます。
重合がらみで出るので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢bの「フェノール・・・不燃性の液体で、高濃度のものは空気中で白煙を生じる。」ですが、誤った記述です。
フェノールは、別名「石炭酸」です。無色の針状血漿または白色の放射状結晶です。
特有の臭い(フェノール臭)があります。容易に酸化し赤色に変化します。潮解します。
よく出るので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢cの「黄燐・・・白色又は淡黄色のロウ様半透明の結晶性固体で、ニンニ ク臭を有する」ですが、正しい記述です。
そのとおりの記述です。
危険物取扱者の乙2か甲種があれば、即答できたはずです。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢dの「臭素・・・刺激性の臭気を放って揮発する、赤褐色の重い液体である。」ですが、正しい記述です。
臭素の正しい記述です。
有名どころなので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
「a」は「誤」です。
「b」は「誤」です。
「c」は「正」です。
「d」は「正」です。
「正しい組み合わせ」は、
正解:5
教材ですが、長くなったので、「教材レビュー」にまとめています。
読むのがメンドウな人は、テキストには「 第3版 毒物劇物取扱者 合格教本 」を使用し…、
んで、過去問兼問題集には…、
北海道、東北地方、新潟県、長野県、富山県等の人は「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 北海道&東日本編 」を…、
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県等の人は「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関東編 」を…、
関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県)、奈良県、三重県、愛知県、静岡県、岐阜県等の方は、「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関西&中部編 」を…、
九州地方、中国地方、香川県等の方は、「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 九州&中国編 」を…、
…使用します。
理系の人は、教材はそう気にしなくていいですが、文系の人は、慎重に選びましょう。文系には、どうにもならない教材がそこそこあります。
毒物劇物取扱者の独学については、「毒物劇物取扱者の独学」を参考にしてください。
ブログ記事等は、「サイトマップ」に、挙げています。
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