本問は、「一般」試験の「性質・貯蔵・取扱方法」の「物質とその性状3」についての問題です。対応可能な選択肢もありますが、文系には厳しい選択肢が多いです。確答は無理でも、ギリギリまで選択肢を絞りましょう。
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本問の難易度は、「やや難」です。
選択肢1の「沃素・・・黒灰色、金属様の光沢ある稜板状結晶であり、 常温でも多少不快な臭気を有する蒸気を放っ て揮散する。」ですが、正しい記述です。
沃素の正しい記述です。メジャーなので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢2の「ジメチル硫酸・・・ 無色又は微黄色の吸湿性の液体で、強い苦扁桃 様の香気をもち、光線を屈折する。水にはわず かに溶け、その溶液は甘味を有する。」ですが、誤った記述です。
ジメチル硫酸は、無色の油状の液体です。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、押えておきましょう。
なお、用途は、メチル化剤です。
よって、選択肢は、「誤」となります。
選択肢3の「メチルアミン・・・無色で魚臭(高濃度はアンモニア臭)のある気 体である。水に大量に溶解し、塩基性を示す。」ですが、正しい記述です。
メチルアミンの正しい記述です。
過去問に出たことは、甘く見てはいけないので、押えておきましょう。
よって、選択肢は、「正」となります。
選択肢4の「塩化第一銅(別名 塩化銅(Ⅰ))・・・暗赤色結晶で、潮解性があり、水によく溶ける。」ですが、誤った記述です。
「塩化第一銅(別名 塩化銅(Ⅰ))」ですが、白色または灰白色の結晶性粉末です。
水には極めて溶けにくいです。
よって、選択肢は、「誤」となります。
「1」は「正」です。
「2」は「誤」です。
「3」は「正」です。
「4」は「誤」です。
よって…、
正解:2
教材ですが、長くなったので、「教材レビュー」にまとめています。
読むのがメンドウな人は、テキストには「 第3版 毒物劇物取扱者 合格教本 」を使用し…、
んで、過去問兼問題集には…、
北海道、東北地方、新潟県、長野県、富山県等の人は「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 北海道&東日本編 」を…、
東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、群馬県、栃木県、茨城県等の人は「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関東編 」を…、
関西広域連合(滋賀県・京都府・大阪府・兵庫県・和歌山県・徳島県)、奈良県、三重県、愛知県、静岡県、岐阜県等の方は、「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 関西&中部編 」を…、
九州地方、中国地方、香川県等の方は、「 令和7年版 毒物劇物取扱者試験 問題集 九州&中国編 」を…、
…使用します。
理系の人は、教材はそう気にしなくていいですが、文系の人は、慎重に選びましょう。文系には、どうにもならない教材がそこそこあります。
毒物劇物取扱者の独学については、「毒物劇物取扱者の独学」を参考にしてください。
ブログ記事等は、「サイトマップ」に、挙げています。
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